要約 水稲種子生産において1年以上貯蔵した種子籾の安定した発芽率を得るためには、浸種温度10~15℃、浸種日数を4~5日とする。 キーワード 水稲種子、貯蔵、発芽率、浸種温度、浸種日数 背景・ねらい 水稲種子...
要約 ロングマット育苗移植技術の現地導入の結果、田植えまでの軽労働化と省力化が確認され、田植補助者には大変好評である。また、初期投資の必要な施設についても、育苗装置の自作など経費の削減と、多回数育苗...
耐病性が強く、強稈・多収で、ブレンドに適したパン用小麦新品種「ハルイブキ」
要約 小麦「ハルイブキ」は耐倒伏性・耐病性が強く、多収で、製粉性がやや優れる。製パン適性はやや高く、他品種とのブレンドにより製パン適性の向上が期待できる。また、「白神こだま酵母」の使用により、優れた...
要約 エンドウつる枯細菌病保菌種子に対して、次亜塩素酸ナトリウム液の浸漬処理に比べ、乾熱処理は殺菌効果が高い。55℃1~2日の乾熱処理による種子消毒は種子発芽に対する影響が少なく、殺菌効果が優れる。 キー...
要約 Acidovorax avenae subsp. citrulliによるスイカ果実汚斑細菌病の防除には、30分間以上の0.5M~1.0Mの酢酸溶液処理と80℃で7日間以上または85℃で5日間以上の乾熱処理の組み合わせ処理による種子消毒が有効で...
要約 オオムギの出穂期にプロピコナゾール乳剤の散布を行うことによって、収穫期の網斑病の発生はかなり抑えられる。その種子を次作に播種すると、斑葉病と網斑病の発生が少なく、これらの種子伝染性病害に有効で...
フィプロニル粒剤(1%)の播種時覆土前処理および床土混和処理によるイネシンガレセンチュウの防除
要約 イネシンガレセンチュウに対して、フィプロニル粒剤(1%)の播種時覆土前処理および床土混和処理(50g/箱)はベンフラカルブ粒剤(5%)の移植当日の育苗箱施用(60g/箱)とほぼ同程度の防除効果が得られる。...
要約 日平均気温が14℃になる頃に、粉状のなたね油粕を、箱当たり45g混和した床土に播種し、加温出芽後に、ペレット状のものを、箱当たり60g施用した苗床で、苗代ビニルトンネル育苗すると、播種35日後まで高い...
要約 水稲ロングマット水耕育苗において、あらかじめ種子消毒してある購入種子を用いた場合でも、育苗装置に土壌フィルターを取り付けることにより、根の伸長阻害を軽減し、巻取り可能な苗マットを作ることができ...
微生物農薬と化学農薬を組み合わせた細菌性苗立枯症の体系防除技術
要約 細菌性苗立枯症を総合的に防除するには、銅剤で種子消毒したのち微生物農薬シュードモナスCAB-02水和剤の100倍液を播種後覆土前に箱当たり100ml散布することが効果的である。 キーワード もみ枯細菌病、褐条...
要約 いもち病の初発生期から収穫期まで、毎日午前と午後に約30分、イネに送風機を用いて風速約4m/sの風を水田全体に送風し、イネ体上の水滴と胞子を脱落させるといもち病の発生を著しく抑制できる。 キーワー...
要約 岩手県に適応した水稲ロングマット水耕苗の育苗法における特徴と留意点を明らかにし、「水稲ロングマット水耕苗育苗マニュアル」を作成した。水耕栽培によって得られる苗の草丈及び葉数は、育苗期間における...
要約 種子の玄米は登熟全期間中いもち病菌により感染する。成熟期近くに感染した場合、塩水選、種子消毒を行っても除去は困難であり、苗いもちの重要な発生源となる。 背景・ねらい いもち病の主要な伝染経路とし...
関東平坦地域における水稲ロングマット水耕苗の播種期別苗生育と省力施肥法
要約 簡易ハウスにおける水稲ロングマット水耕苗の播種時期別の生育特性を明らかにした。施肥は、各作期とも播種後5日目に施肥濃度を水道水EC0.3+2.5mS/cmに調整した養液の一発施用で、標準の毎日施肥と同等の苗...
要約 水稲の播種直後~緑化期におけるケイ酸カリウム試薬10~20倍溶液の0.5L/育苗箱灌注処理は、苗いもちの発病抑制効果が高い。 背景・ねらい 近年、いもち病罹病性品種の作付け増加、育苗期の管理の不備など...
要約 矮化剤をイネに処理すると,無病苗の草丈は抑制されるが,イネばか苗病罹病苗は徒長する。イネが徒長する日照不足等の条件下でも罹病苗を容易に区別できることから,温室で周年を通して本病の検定が可能になる...
要約 水稲ロングマット水耕育苗において、ペフラゾエート剤、ベノミル剤で種子消毒を行うと、水耕苗の根の伸長はほとんど抑制されない。 背景・ねらい 水稲ロングマット水耕苗移植栽培では、育苗が循環養液で行わ...
要約 CAB-02水和剤とトリフルミゾール、ペフラゾエート、チウラム・ベノミル水和剤を併用しても、もみ枯細菌病、苗立枯細菌病に対するCAB-02水和剤の防除効果および、ばか苗病に対する種子消毒剤の防除効果は維持...
要約 オオムギ網斑病の種子伝染による発病を防止するには、薬剤による種子消毒が有効である。また、発病後の病勢進展を防止するには、出穂期以降の薬剤の茎葉散布が有効である。 背景・ねらい 近年、オオムギ網...
要約 温湯浸法(58度C-20分間、60度C-10分間浸漬)による種子消毒は、イネ種子伝染性病害に対して化学薬剤による種子消毒と同等の効果があり、環境保全型農業技術として有効である。 背景・ねらい 地域環境保全に配...