要防除水準と各種病害虫防除技術の体系化によるコシヒカリ減農薬栽培
要約 新潟県のコシヒカリ栽培において、無病化種子あるいは種子温湯浸漬等の種子消毒剤代替技術と、いもち病抵抗性コシヒカリ同質遺伝子系統、さらに要防除水準に基づいた病害虫防除要否判断などを組み合わせるこ...
要約 MBI-D耐性いもち病保菌種子由来の苗いもちに対し、ベノミル剤、DMI剤の種子消毒は感性菌と同等の効果を示す。また、耐性及び感性菌保菌種子においてベノミル剤は分生子形成抑制効果が高い。 キーワード イネ...
要約 DNA フィンガープリント法による解析から、本田でのいもち病の初発は、種子更新と消毒、育苗ハウス内外での環境衛生および補植用取置苗の早期除去によって遅延 し、多発生は抑止できる。 キーワード イネ、...
餡色が白く加工適性が優れるあずき新品種候補系統「十育146号(きたほたる)」
要約 あずき「十育146号(きたほたる)」は、北海道で栽培可能な白小豆系統で、「ホッカイシロショウズ」より餡色が白く明るい色調で、加工適性が優る。また、成熟期は「ホッカイシロショウズ」と同程度かやや早...
要約 寒天培地接種により、接種後10日以内に再現性の高いダイズ茎疫病菌のレース検定ができる。また、従来の土壌接種法に比べて判定期間を約10日短縮することが可能である。 キーワード ダイズ、ダイズ茎疫病菌、...
要約 イネ内穎褐変病菌Erwinia ananasは、種籾、イネ刈り株および稲わらで越冬し、これらが主要な第一次伝染源となる。 キーワード イネ内穎褐変病菌、Erwinia ananas、伝染源、種籾、イネ刈り株、稲わら 背景・...
要約 水稲種子消毒の際に生じる農薬を含有する廃液の簡易な浄化処理法を検討した。浅い水槽を太陽光の当たる野外に設置し、酸化チタン光触媒担持した多孔質板を水槽内に置き、そこへ廃液を投入すれば処理可能であ...
CAB-02水和剤とケイ酸資材の併用によるイネ育苗期病害の防除効果
要約 CAB-02水和剤をケイ酸資材と併用した場合、もみ枯細菌病、苗立枯細菌病の防除効果は併用しない場合と変わらない。また、ケイ酸資材による苗いもち病の防除効果は維持されていることから、両剤の併用は可能で...
比重種子選別機により選別された採種圃産水稲種子は塩水選を省略できる
要約 比重種子選別機により比重1.13で厳選し、吹き付け消毒を行った採種圃産種子では種子伝染性病害の発病リスクは極めて少なく、病害防除を目的に改めて塩水選を行う必要はない。 キーワード 水稲種子、比重種子...
要約 ウニコナゾールP液剤を催芽前24時間浸漬処理した種子は、箱当たり乾籾播種量で240gの密播稚苗育苗ができる。移植は田植機の苗掻き取り調整により、慣行と同じ株当たり4~5本で行え、苗箱使用量は慣行育苗に...
要約 水稲種子消毒剤の廃液を農薬廃液処理装置で処理した場合、農薬成分濃度を0.1ppm未満まで低減できる。また、農薬廃液処理装置を導入する育苗規模は、約3000箱(苗箱数)以上である。 キーワード 農薬廃液処理装...
温湯消毒と巻取補助装置を組入れたロングマット水耕苗の育苗・移植体系
要約 水稲ロングマット水耕苗の育苗・移植技術において、温湯消毒法および巻取補助装置を組み入れることにより、育苗から移植までのワンマンオペレーション可能な、環境保全にも配慮した、省力・軽作業の移植栽培...
要約 ライコムギは、乾物生産力や越冬後の再生力は高く、「Eldorado」は導入できる可能性が高い。ただし、コムギの「ホクシン」に比べ生理的耐雪性と雪腐病抵抗性が劣るため、防除や排水対策、適期播種などの基本...
要約 水稲栽培現場での実用的な減農薬技術として、60℃10分または58℃15分の水稲種子の温湯消毒は、種子伝染性のいもち病、苗立枯細菌病、ばか苗病に対し防除効果があり、種子の発芽率および移植時の苗形質への大き...
要約 耐倒伏性にすぐれ安定して多収が得られる二条大麦品種「ニシノホシ」を奨励品種に採用する。 キーワード 二条大麦、ニシノホシ、奨励品種、耐倒伏性、安定多収 背景・ねらい 本県ではビール大麦品種として採...
佐賀県におけるMBI-D系統薬剤耐性イネいもち病菌の発生と防除薬剤
要約 2001年から佐賀県西北部を中心にいもち病に対するカルプロパミド粒剤の防除効果が低下し、MBI-D系統薬剤耐性菌の発生が我が国で初めて確認された。本耐性菌に対し他系統の箱粒剤は効果を維持し、プロペナゾ...
種子シートを用いた田植機汎用利用による水稲湛水土中点播直播技術
要約 田植機の掻き取りピッチに合わせて列状に溝切りしたポリウレタンシートに種子を固定した種子シートをロール状に巻いて田植機に搭載し,植付爪等を変更することにより湛水直播専用機を購入することなく、田植...
要約 水稲種子の酸性電解水(pH2.2、有効塩素濃度80ppm)による密封容器内での温湯浸漬処理(40℃、24時間)は、種子伝染性のいもち病、ばか苗病、苗立枯細菌病および褐条病の防除に有効である。 キーワード 水稲...
要約 水稲不耕起乾田直播は,チウラム種子消毒による苗立率向上で播種期幅が拡大する。また,地下水位が高く土壌還元が強い排水不良な細粒強グライ土や黒ボクグライ土において,チウラム処理した種子と慣行窒素施...
要約 水稲ロングマット水耕育苗において種子温湯浸漬(60℃15分)による種子消毒は、根に対する伸張阻害がなく、イネシンガレセンチュウおよびイネもみ枯細菌病に対する防除効果も高いことから、本育苗法に有効な...