要約 交雑種哺育牛を用いて、回収牛乳に乳酸を0.3%添加(酸性牛乳)して、給与試験を行ったところ、発育及び飼料摂取量は対照区(生乳給与区)との差は認められない。給与した酸性乳は、室温で1週間程度保存したが...
要約 中山間地における肉用牛周年放牧は、農林地の省力管理と肉用牛生産の省力低コスト化に有効である。周年放牧による農林地保全が子牛生産を基礎として成立するには、子牛販売価格30万円の場合、分娩間隔16か月...
要約 食品製造副産物を高泌乳牛にTMRとして給与する場合、粗脂肪、NDF、NFCなどの飼料成分に留意して、飼料設計を組み立てることにより、乳生産を損なわずに低コスト生産が可能である。 キーワード 高泌...
アルファルファ単播草地の生産性及びサイレージ品質と乳牛への給与効果
要約 アルファルファ単播草地は、造成後4年目まで粗蛋白質含量を約20%、年間乾物収量を800kg/10a以上を維持できる。アルファルファ収穫作業時の車輪踏圧を軽減するため、省力的なロールベール運搬・密封機を開...
脂肪含量の高い製造副産物の給与による肉用育成雌牛からのメタン産生抑制
要約 給与飼料中に脂肪含有率の高いビール粕、トウフ粕あるいは生米ヌカを適正に用いることにより、育成期の黒毛和種雌牛からのメタン産生を抑制することができる。 キーワード 動物栄養、肉用牛、脂肪質飼料、生...
要約 乳牛の低カルシウム血症を防止するため、クローズアップ期に用いられるイオンバランス(DCAD)調整剤の嗜好性は硫酸カルシウム>硫酸マグネシウム>塩化アンモニウム>塩化マグネシウム>塩化カルシ...
熊本県におけるホルスタイン種の初産分娩月齢と泌乳成績および繁殖成績との関係
要約 初産分娩月齢と1産目の泌乳成績、分娩間隔、同2産目の泌乳成績との関係において、分娩間隔は初産分娩月齢が23ヶ月齢以下の牛群では419.7日であり、初産分娩月齢27ヶ月齢以上の牛群451.8日と比較して有意に短...
要約 夏期において泌乳牛に給与するTMR(混合飼料)の調製が1日1回夕方の場合、乾物率80%のTMR給与は、乾物率60%のTMR給与に比べて、1日の乾物摂取量は変わらないが、夏期に低下しやすい4%脂肪補正乳量、乳脂肪率お...
要約 泌乳ピークを過ぎた乳用牛に対して、ビール粕を原物で10kg混合給与した場合、慣行給与区と比較して乳量・乳質に差はない。また、飼料コストはビール粕給与区が1頭当たり1日63.8円安い。 キーワード ビール粕...
要約 前処理装置と通電透析装置からなる処理方式で乳用牛スラリーを処理すると、BOD・SS・窒素・りん酸・カリ等の環境負荷物質が高い割合で除去され、また、回収された濃縮液は成分調整液肥としてコマツナの栽培...
廃テンプラ油より作成した脂肪酸カルシウムの乳生産に及ぼす影響
要約 廃テンプラ油の資源化を図るため、米糠に含まれるリパーゼを用いて脂肪酸カルシウムを生成し、この給与により、乳量が向上する。 キーワード 乳用牛、廃テンプラ油、リパーゼ、米糠、脂肪酸カルシウム、動物...
要約 肥育牛の配合飼料にアマニ油由来の脂肪酸カルシウムを4%添加することにより、メタン発生量を乾物摂取量あたりで3~5%、増体あたりで14%程度削減することができる。また、増体、枝肉歩留、ロース中脂...
夏期における搾乳牛の12時間夜間放牧による牛乳中体細胞数の減少効果
要約 搾乳牛に対する夏期の12時間夜間放牧の導入により、牛乳中体細胞数の低下、ならびに、舎内滞在時間帯における排ふん頻度の減少による舎内へのふん尿排泄量の軽減が期待できる。熊本県農業研究センター畜産研...
要約 搾乳牛の尿中クレアチニン,窒素,アラントイン含量は近赤外分光法により簡易に推定することができ,従来法との相関は順に,0.80,0.91及び0.91である。また,乳中尿素窒素含量についても尿の近赤外スペクト...
要約 ジャガイモ加工残渣はビートパルプと2:1の割合で密封貯蔵すると、良質サイレージが調製でき、このサイレージを原物重で21%混入したTMRを搾乳牛に給与すると、嗜好性は良好で、乳量、乳質も安定し、飼料費を...
要約 寒地畑作地帯の秋播き小麦刈り跡地へ、アルファルファを部分耕バンドシーダで簡易耕しながら施肥播種することにより、翌年は3回刈りで10a当たり年間900kg前後のアルファルファ乾物収量が得られる。 背景・...
フリーストール1群管理下における泌乳初期牛に対するCCFの活用
要約 フリーストール方式において、TMR自由採食下で1群管理する場合、泌乳初期の乳牛にCCFを用いた配合飼料の増給を行うことにより、泌乳量、および繁殖成績が改善する。福岡農総試・畜産研究所・大家畜部・乳牛...
要約 寒地畑作地帯の秋播き小麦刈り跡地へ、アルファルファを部分耕バンドシーダで簡易耕しながら施肥播種することにより、翌年は3回刈りで10a当たり年間900kg前後のアルファルファ乾物収量が得られる。 背景・...
要約 フリーストール牛舎における堆肥の敷料適性を乳牛の行動からみると、堆肥敷料は、オガクズ敷料に比べ、ストレスの軽減効果が高く、乳量・乳質に悪影響を与えないことから、オガクズの代替資材として利用でき...
暖地水田作経営における代かき同時土中点播直播導入の効果と経営類型間差
要約 複数の水田作経営類型に水稲代かき同時土中点播直播技術を導入すると、水稲作付面積が2.1~3.5haの規模拡大が可能で、晩播適性品種の導入でさらに拡大が可能となる。また134~367万円所得増となる。野菜(な...