要約 沖縄におけるカンキツ「南香」は、7月下旬~8月上旬と8月下旬~9月上旬に裂果のピークが見られ、3ppmジベレリンの散布により7月下旬~8月上旬の裂果が軽減される。 キーワード カンキツ、「南香」、裂果、ジ...
要約 「肥のあけぼの」のシートマルチ栽培において、収穫時の目標品質(Brix11度以上、クエン酸含量1.2%未満)の果実生産のためのBrixの時期別基準を作成し、それに従い水分コントロールを行うことで収穫時の目標...
要約 カンキツ新品種「肥のあかり」は、「日南1号」から育成した極早生温州の珠心胚実生種である。「豊福早生」より着色が早く、高糖度で減酸が早いことから、9月下旬には収穫、出荷が可能である。 キーワード カ...
冬期葉中カリウム濃度によるウンシュウミカン「大津4号」の着花量予測
要約 大津4号の3月1半旬の葉中カリウム濃度から、着花量を推定できる。また、葉を採集した前後2ヵ年の収量の変動値と葉中カリウム濃度の関係から、規格外の大果比率を下げる樹体、結実管理方法を判定できる。...
ウンシュウミカン着花量予測のためのデンプン診断の適正な採取時期と診断基準
要約 ウンシュウミカンの着花量を予測するためには、樹体内のデンプン含有率を、11月中旬~12月中旬の根(径5mm前後の中根)で分析することが適切である。「青島温州」の連年生産のための適正範囲は1~4%と推...
要約 温州ミカンの有機栽培を実施するうえで、完全無農薬栽培は不可能であるが、JASの有機栽培基準で定められたボルドー液、水和硫黄剤、マシン油乳剤を適期に使用することで経営的に持続可能な栽培を行うことが...
要約 温州ミカン結果樹の春枝結果母枝では11月上旬頃から3月まで花芽数が増加し、「山川早生」に比べて隔年結果性が強い「興津早生」と「青島温州」は春枝のデンプンが少なく、1月以降の花芽分化が抑制される。「...
要約 ウンシュウミカンの品質向上と管理の省力・軽労化を実現するために周年マルチと点滴灌水施肥法を組み合わせた技術を開発し、この方法による年間栽培管理基準などに関する技術マニュアルを作成する。 キーワ...
ウンシュウミカンでの周年マルチ点滴潅水同時施肥法の経済性と導入効果
要約 周年マルチ点滴潅水同時施肥法を導入すると、慣行と比べて極早生で17.5時間/10aの省力効果がもたらされる。マルチ及び点滴潅水装置の追加費用が必要になるが、早期出荷や高品質化による価格上昇で所得は表...
ミカンを多く摂取するヒトにおける酸化ストレスと血清脂質の変化
要約 154名のボランティア被験者の血液分析により、ミカンを多く食べる人ではミカンシーズン期において酸化ストレスや血清脂質等の疾患マーカーがあまり食べない人に比べて有意に改善される。 キーワード ウンシ...
ウンシュウミカン摂取頻度と疾患罹病に関するロジスティック回帰分析
要約 断面調査法による疫学調査データについてロジスティック回帰分析を行った結果、ミカンのシーズンである10月~2月の間にウンシュウミカンを毎日食べているグループでは、糖尿病・高血圧・心臓病・痛風罹病の...
要約 高糖系ウンシュウミカンの交互結実栽培は、商品性の高いML級果実を慣行栽培の約2倍に増加させるため、大幅な収益増加につながる。摘果と防除を中心とした省力効果、および薬剤と労働費を中心にした低コスト...
要約 ヒリュウ台温州ミカン「大津四号」の1年生苗を、保水性の高い粒状培土により育苗すると、新梢が長くなって樹高も高くなり、早期に樹冠拡大が図れる。また、苗植え付け後に黒ポリフィルムでマルチ処理し、春...
要約 非破壊選果機で選別した外観良好な品質保証果実は、品質保証なし果実に比べ、首都圏では3割高でも購入する人が多い(約48%)が、長崎県では1割高での購入希望にとどまる(約50%)。 キーワード 温州ミカン、...
要約 極早生温州ミカン「岩崎早生」の8月10日時点の糖度は6~7月の降水量と負の相関が高く、特に、6月の降水量との相関が高い。9月10日までの約1ヶ月間のクエン酸減量は、8月中下旬の降水量と高い正の相関を示す...
要約 早生温州のハウス栽培において、8月に透湿性シートをマルチし、秋季にpF3以上に土壌を乾燥させることにより花芽分化が促進され、加温後の着花が増加する。 背景・ねらい 鹿児島県のハウスミカンの出荷期は7...
温州ミカンのシートマルチ栽培による果実中のβ-クリプトキサンチン含量の増加
要約 発ガン抑制活性を有する機能性成分として注目されているβ-クリプトキサンチンは、「興津早生」に比べ「肥のあけぼの」で多く含まれ、果肉より果皮の含有量が高く、シートマルチ栽培によってその含量が増加す...
周年マルチ点滴かん水同時施肥法導入に必要なウンシュウミカンの価格水準評価法
要約 周年マルチ点滴かん水同時施肥法を導入するには、追加費用が必要になるが、その費用を償う粗収益を獲得する高品質ミカンの価格は、出荷量、高品質ミカン割合、レギュラー品価格より求められる。 キーワード ...
要約 極早生及び早生温州に対し、5・6月の早期から透湿性フィルムを用い、被覆割合を70~90%とする部分マルチを収穫まで行うと、夏から秋季にかけて樹体に適度な水ストレスがかかり、秋季の多雨条件下においても...
エチクロゼートによる施設栽培温州ミカン樹の秋芽抑制と着花向上効果
要約 施設栽培の温州ミカン樹は、秋芽が発生すると加温後の着花が少ない。夏季せん定樹で、新しょう緑化後に、エチクロゼートを散布すると秋芽の発生が抑制され、加温後の着花数が多くなる。長崎県果樹試験場・常...