要約 飼育現場で自給可能な4齢蚕用および5齢蚕用人工飼料を試作した。その飼料と当場で開発した簡易稚蚕人工飼料育装置を用いた全齢人工飼料育では、1年を通し安定した繭生産が可能である。 背景・ねらい 繭生産...
要約 飼育現場で自給可能な4齢蚕用人工飼料の製造法を確立した。その飼料を用いた飼育では、桑葉育よりやや劣るが、ほぼ良好な成績が得られる。 背景・ねらい 繭生産の大幅な生産性の向上および規模拡大には、人...
要約 密植向き桑品種「せんしん」は、桑育成系統「九68-52」に「大島桑」を交雑して育成した品種で、壮蚕用桑として夏切・春切のいずれにも適し、萎縮病抵抗性で、枝条の先枯れも少ないことから、密植栽培による...
要約 桑育成系統「本74-01」に「みなみさかり」を交雑し、密植向き桑系統「本91-01」を選出した。本系統は夏切・春切いずれでも枝条伸長が良好で揃いも良く、直立性であることから、密植栽培による機械収穫に適す...
要約 大区画密植桑園の圃場管理は、20ps級のトラクターと付属の管理機を使い、跨畦走行によって堆肥、肥料、除草剤散布を効率的に実施できる。トラクターの跨畦走行による桑樹の損傷は、夏切桑園の春先における堆...
要約 大規模超多回育養蚕に対応できる桑収穫技術体系を確立した。桑の収穫は切断条桑収穫機で行い、収穫体系は2年3回輪収形式を主体とし、全蚕期基部伐採する。これにより、条桑の刈取から運搬車への積込みまでの...
要約 基幹労働力2人。一蚕期飼育量15箱、年間飼育回数5~6回。稚蚕期は人工飼料育、壮蚕期は多段循環式飼育装置を利用した条桑育。上蔟方法は網取り条払い法による高能率体系化により上蔟作業を1日で処理できる。...
要約 本法は、上蔟前日に網入れ給桑を行い、上蔟当日網取りして載蔟する平飼い条桑育用の新しい自然上蔟法で、熟蚕化促進剤を用いて飼育荷口の発育経過を調節することにより、上蔟当日の労働ピークを切り崩し、忌...
要約 蔬菜栽培等で利用されているクローラ型搬送機に、簡易に装着できる桑運搬用アタッチメントを開発した結果、収穫条桑1t当たりの園外搬出~運搬車積載までの作業時間が、従来の人力作業に比較して約45%に短縮...
要約 桑育成系統「本57-71」に「No.3001」を交雑し、温暖地・密植向き桑系統「本85-64」を選出した。本系統は夏切に比較して、春切で収量が多い傾向が認められる。また、枝条伸長が良好で揃いも良く、条径は細...
要約 桑の収穫作業の省力化を図るため、最も普及している条桑刈取機に簡易に装着できる搬送台座を開発した。本機の装着により桑の刈取~圃場外搬出までの収穫作業時間は、人力刈取+人力搬送の20%に短縮され、作業...
要約 密植桑園の省力的簡易雑草防除法として春切及び夏全伐後に除草剤を桑園全面に上部より散布するトップスプレー法が有効であり、本法には既存の除草剤のうち21種が使用できる。これら除草剤は、登録量の最大量...
除草剤ビアラホス剤の初冬期散布による翌春の桑園雑草および桑胴枯病の同時防除
要約 除草剤ビアラホス剤に土壌処理型除草剤であるトリフルラリン剤を混合し、初冬期に桑樹を対象として散布することで、ビアラホス単剤よりも、翌春の桑園雑草の抑制期間は延長し、さらに、桑胴枯病に対しても高...
要約 養蚕農家へ桑葉の安定的供給を図るには、未利用桑園等の地域の遊休養蚕資源の所有者と養蚕農家間を調整する組織が必要である。さらに、需給調整組織に桑園の管理・収穫のためのオペレータ集団を組織した桑葉...
要約 平地農業地域の桑園借地による養蚕経営規模を拡大するための成立条件としては、養蚕縮小・廃止による桑園貸出し希望農家の存在、おおむね標準小作料以内での借地料設定、土地改良事業済みで機械化収穫が可能...
要約 4齢期の蚕児・給与桑を園芸用被覆材で包むように被覆し飼育すると、桑葉の萎凋防止に効果があり、4齢期齢中2回給桑育が可能となった。 背景・ねらい 現在、農家における4齢飼育は、1日2~3回給桑が実施され...
要約 これまでにβエクダイソンを利用することにより、蚕の熟化が促進され経過が斉一になり上蔟作業の省力化が図られることがわかった。この薬剤は平成6年度に市販される見込みであるため、この使用方法を作成した...
要約 桑種茎直播のための穂木の調製は家庭用丸ノコを用い、播種は長いも播種機を改良した種茎直播用播種機を用いて行うと作業能率が向上し、実用化可能な活着が得られた。 背景・ねらい 養蚕経営の規模拡大を図る...