要約 牛乳頭腫症の原因である牛パピローマウイルスと似た構造を持つウイルス様粒子をカイコの蛹で大量に生産させる。このウイルス様粒子はマウスに対して免疫を誘導できる。 キーワード 牛乳頭腫症、牛パピローマ...
要約 新規に開発した「生きたカイコより直接取り出した絹糸腺を用いたシルク素材化法」により得られた素材は、従来の絹繭由来再生シルク素材に比べ、安全...
要約 緯糸に嵩高性のあるネットロウシルクを用いて、デニム用織物を作出した。斜文織りを採用することにより、デニム地裏面(皮膚との接触面)にシルクを配置させた結果、保温性等シルクの機能性をより効果的に発...
要約 飼育現場で自給可能な4齢蚕用および5齢蚕用人工飼料を試作した。その飼料と当場で開発した簡易稚蚕人工飼料育装置を用いた全齢人工飼料育では、1年を通し安定した繭生産が可能である。 背景・ねらい 繭生産...
要約 二段循環型の壮蚕飼育装置は、フレームの内側に二段のレールを装備し、飼育台車を水平移動させる。フレームの前後には飼育台車の循環用として4本のスクリューボルトによる昇降機構を備え、廃条の運搬距離を...
要約 桑農林20号「なつのぼり」は、「一ノ瀬」に育成系統「No.3001」を交雑して育成された。枝条の先枯れが少なく、直立性で条径も細く、伐採後の再生長が旺盛であることから、温暖地における密植栽培による機械...
要約 鉢物花き栽培において、繭層、蚕蛹はシクラメンの肥料として、精錬した繭層や毛羽はシンビジュームの培地として利用できる可能性がある。 背景・ねらい 繭生産の過程では、中繭・下繭、毛羽や蚕糞などの副産...
要約 PCR法を用いることにより、土壌表面等から微量のカイコ核多角体病ウイルスを検出し、飼育環境汚染を把握することが可能である。 背景・ねらい ウイルス病原の伝染経路を解明し、伝染環の遮断と健全蚕飼育の...
要約 超多回育において高品質繭を安定的に生産するために、蚕病の発生予察法を取り入れて開発した防疫管理の新技術体系は、従来の方法と比べて経費及び作業時間で約70%、ホルマリン使用量で約60%であり、省力・低...
要約 桑育成系統「本74-01」と「みなみさかり」との交雑実生群から選出された桑系統「本91-50」は、夏切・春切いずれでも多収で、直立性で枝条が細く、揃いも良好であることから、密植栽培による機械収穫に適する...
要約 飼育現場で自給可能な4齢蚕用人工飼料の製造法を確立した。その飼料を用いた飼育では、桑葉育よりやや劣るが、ほぼ良好な成績が得られる。 背景・ねらい 繭生産の大幅な生産性の向上および規模拡大には、人...
要約 小笠原諸島に固有の絶滅危惧種オガサワラグワの繁殖動態を調べた。遺伝マーカーを使って、成木では、父島の73%、母島では48%が導入種シマグワとの雑種、弟島の1集団のみ純血、と判定した。また、母島の実...
要約 密植向き桑品種「せんしん」は、桑育成系統「九68-52」に「大島桑」を交雑して育成した品種で、壮蚕用桑として夏切・春切のいずれにも適し、萎縮病抵抗性で、枝条の先枯れも少ないことから、密植栽培による...
カイコ脱皮ホルモン受容体(BmEcR)の脱皮、変態過程における発現
要約 カイコ前部糸腺において、幼虫の脱皮過程では脱皮ホルモン受容体BmEcR-AがBmEcR-B1に先行して発現するが蛹への変態過程では両者が同調して発現し、脱皮ホルモンの時期特異的作用がBmEcRアイソフォームの発現...
要約 飼養環境の違いがSPF由来豚の豚肉品質に及ぼす影響を調査したところ、SPF環境で飼育された豚は一般環境で飼育された豚に比べ発育が早く、その肉は官能的に軟らかいことが明らかとなった。 背景・ねら...
要約 養蚕との複合品目として導入された菌床しいたけ栽培の調査により、作業ピークが重複しない施設・家族労働力の周年利用と、既存施設の有効利用が図られている優良事例がある。 背景・ねらい 養蚕農家の経営を...
要約 簡易調製飼料「シルクメイトかんたん4」を用い、人工飼料育期間を4齢期まで拡大する1~4齢人工飼料育・5齢桑葉育は、従来の1~2齢(3齢)人工飼料育・3齢(4齢)以降桑葉育と比べ、遜色のない品質の繭が生産でき...
要約 当場施設を用いた組織培養桑苗生産は、しんいちのせの場合、夏で450本の継代を9回実施して11,089本のセル成型苗を生産でき、苗1本当たりの生産費は約36円と試算される。同様に冬では、300本の継代を8回実施...
「琉球多蚕繭」を用いた「鷹山絹」用新蚕品種の省力的な5齢条桑育・一斉上蔟法
要約 ブランドシルクである「鷹山絹」の素材となる琉球多蚕繭は原蚕種であるが、5齢を条桑育で飼育し、一斉上蔟を行うことにより、収繭量は増加し、作業能率は40%程度に省力化できる。 背景・ねらい 養蚕農家の経...
要約 桑育成系統「本75-26」に「No.3001」を交雑し、普通植向き桑系統[「本87-99」を選出した。本系統は夏切ともに「しんいちのせ」より多収である。枝条の伸長は劣るが、枝条数は多く、やや展開する姿勢を示すこ...