要約 カシューナッツ殻液を含む製剤を牛の飼料に添加することで、飼料の消化率を低下することなくメタン発生量を約20%抑制することが可能である。 キーワード メタン低減、カシューナッツ殻液、消化率 背景・ねら...
牛由来Salmonella Typhimuriumの遺伝子型に基づくデータベースの構築
要約 Multiple-locus variable-number tandem-repeat analysis (MLVA)およびパルスフィールドゲル電気泳動 (PFGE)プロファイルに基づくデータベースを用いることにより、流行型のモニタリングや新型菌の検出が可...
要約 微細な材料を含むTMRを農家のニーズに応じて、直径の異なる高密度なロールベール(直径0.85~1.1m、幅0.86m)に自動的に成形密封できる装置。ロールベールの質量範囲例は400~700kg、乾物密度は300kg/m3<...
近年北海道で分離される牛由来Salmonella Typhimuriumの遺伝学的特徴
要約 北海道で分離された牛由来Salmonella Typhimuriumはパルスフィールドゲル電気泳動で型別するとⅠからⅨ型に分類され、Ⅶ型菌は2000年から出現して近年最も多く分離される。Ⅶ型菌の多くが多剤耐性を示...
要約 大規模飼料生産組織における各種作業計画策定、指示書作成、履歴管理、日当・地代集計等の管理作業を地理情報システム上で支援するシステムである。各種管理作業に対応する専用フォーム群とマップ表示により...
要約 新たに開発した雌牛の泌乳持続性を表す指標(分娩後240日目と60日目の乳量の差)の活用により、乳房炎発生の抑制と長命性が改良できる。公表した泌乳持続性に関する種雄牛の遺伝的能力は視覚的にわかりやすく...
初乳中CD14陽性細胞率が低値の牛は分娩後に乳房炎を発症しやすい
要約 分娩後1週間以内に乳房炎を発症する乳用牛は、分娩直後の初乳中のCD14陽性細胞率が乳房炎にならない健康牛に比較し低値を示す。初乳中CD14陽性細胞率の測定は、分娩後の乳房炎発生予測に利用できる可能性が...
高温水が生成できるCO2ヒートポンプによる生乳のプレクーリングシステム
要約 生乳のプレクーリング用アイスビルダにCO2ヒートポンプを用いる本システムは氷生成時に廃熱を回収し、洗浄に利用可能な80℃の高温水が生成できる。従来方式と比べてエネルギー消費量で約4割、ラン...
要約 茎葉型の飼料イネ専用品種タチアオバの茎葉TDNは冬季でも高く、晩植、出穂期追肥、ストリップ放牧により、水田10aあたり180日頭以上の牛の放牧飼養が可能であり、耕種農家の冬季就農機会確保と畜産農家の家...
要約 分娩後の乳牛では、高泌乳化に伴って人工授精開始時期の発情行動が微弱化している。また発情回帰後に再び無発情に戻る例も、総頭数に対して15%、無発情排卵総数に対して13%存在する。さらに早すぎる初回発情...
時間制限放牧とオーチャードグラス採草兼用地利用による省面積な放牧システム
要約 畑地型酪農地帯では時間制限放牧により昼夜放牧の1/3~2/3の面積で放牧を導入でき、採草兼用地の草種をチモシーからオーチャードグラスとすると、さらに面積を削減可能である。通年舎飼よりも労働時間が126...
要約 栃木県那須地域における稲発酵粗飼料の生産・利用による耕畜連携事例では、窒素の余剰は533kg/ha、利用効率は0.27である。稲発酵粗飼料の生産拡大や余剰堆肥のシステム外搬出等により、余剰を約34%低減し、...
要約 総資産に対する純資産が小さい等の特徴を持つ農業法人の経営診断を行う際の判断材料となる、経営類型別の財務指標の標準値とランク区分である。農業法人や指導機関が経営類型と規模を考慮した経営診断を実施...
要約 米焼酎粕濃縮液は、泌乳牛用混合飼料に使用しても、乾物摂取量に変化はなく、乳牛の血液性状、泌乳量、主要乳成分に顕著な影響を与えず、輸入濃厚飼料の節減効果が期待できる。 キーワード 米焼酎粕濃縮液、...
要約 Wilminkモデルに基づく乳牛の60日乳量と240日乳量の差が12~13kgである泌乳持続性が相対的に高い経営では、乳量差が約14kgである持続性が低い経営と比較して、乳飼比が小さい、購入飼料費や診療薬品費が少な...
酪農経営における委託生産イアコーンサイレージの導入条件の事前評価
要約 配合飼料価格が現行の55円/kgの場合、現在開発中のイアコーンサイレージの導入は、受入価格が49.7円/kg以下の時に所得を上昇させる。配合飼料価格が60.1円/kgを超過すると、イアコーンサイレージの受入価格...
自給飼料基盤の活用と購入後のサポート付加は販売TMRの評価を引き上げる
要約 TMRセンターの調製・混合済TMRの販売において、既存の自給飼料基盤の活用や飼料診断、牛の健康状態のチェック等の購入後のサポート付加はユーザーのTMR評価を引き上げる。 キーワード TMRセンター、運営戦略...
潜在性乳房炎罹患牛への組換えウシサイトカイン乳房内投与の治療効果
要約 黄色ブドウ球菌性乳房炎の罹患乳房内に、ウシGM-CSFおよびIL-8の単独または併用投与を行う場合、細胞性免疫の亢進がみられるウシGM-CSF単独投与が炎症症状の改善効果は高い。 キーワード 潜在性乳房炎、サイ...
飼料イネの導入とコントラクターの設立を通じた耕畜連携組織の形成条件
要約 飼料イネとTMRを結合した耕畜連携にはコントラクター組織の形成とその経営安定化が課題となり、そのためには初期段階での事業規模の確保、耕種側が生産継続できる取引条件の設定、畜産側でのTMRセンターの活...
放牧依存度、とうもろこしサイレージ併給の有無、日乳量別にみた濃厚飼料削減量
要約 1日の放牧草採食量が乾物で8kg以上の場合、日乳量がとうもろこしサイレージ併給時に22-26kg、無給与時に20kg以上の範囲で濃厚飼料を大きく削減できる。放牧期間中にこの乳量域の個体が多い牛群ほど、濃厚飼...