要約 BOD(生物化学的酸素要求量)を迅速に測定するBOD監視システムを使用して、多量の電力を消費する浄化槽の曝気を必要最小限に制御する。これにより曝気にかかる消費電力量を最大で約32%削減でき、電気代を肥育...
水田転換畑でのプラウ耕体系とスナッパヘッダを用いた子実用トウモロコシの高速作業体系
要約 水田転換畑での子実用トウモロコシ栽培では、播種床造成をロータリ耕体系からプラウ耕体系に変えることで収量を維持しつつ高速作業が行え、倒伏による被害を軽減でき、収穫にトウモロコシキットを装着した国...
要約 豚NLRP3遺伝子の2906番目の一塩基多型(A2906G)は、細菌感染症に対するワクチン接種後の有効性と関連しており、この多型を種豚選抜時のDNAマーカーとすることで、ワクチン応答能を指標とした豚の抗病性改良が...
要約 女性従業員の定着には、性別を問わない権限付与といった動機付け方策が重要である。併せて、ワークライフバランスを考慮した就業条件整備や女性従業員同士のサポート体制等の職場改善方策、消費者交流等の農...
フリーバーン牛舎から排出されるふん尿を湿式メタン発酵に適用するための処理システム
要約 畜舎から排出される敷料を含んだ乳牛ふん尿を、一度液体に溶かしてから固液分離し、固形分を堆肥化、液分を湿式メタン発酵で処理するシステムである。分離後の液分をふん尿を溶かすための液体として循環利用...
要約 水質の指標であるBODを3段階の濃度別に判定する全自動システムである。発電細菌を利用して6時間以内の迅速な判定が可能で、畜産排水の処理施設において曝気槽や放流水の水質を監視する。スマートフォンでBOD...
4種の必須アミノ酸を強化した飼料による暑熱環境下の肥育後期豚の飼養成績改善
要約 32℃の暑熱環境において給与飼料に必須アミノ酸であるリジン、トレオニン、メチオニンおよびトリプトファンを添加して要求量の150%とすることで飼養成績が改善する。4種のアミノ酸に加えて油脂を添加して飼料...
豚舎汚水の処理水から硝酸性窒素を効果的に除去できる硫黄脱窒処理技術
要約 硫黄脱窒システムによる高次処理により、豚舎汚水浄化処理実施設からの硝酸性窒素約250mg/Lの排水を平均100mg/L以下の処理水に低減できる。約8ヶ月間の連続した農家施設検証で、平均気温14度の環境条件で硝...
要約 豚流行性下痢(PED)発生農場は、非発生農場より哺乳中死亡率が高く、出荷頭数が少ない。PED発生による経済損失は、母豚当たり¥31,400である。PED...
規模の大きい農場では豚インフルエンザウイルスの不顕性感染と遺伝子再集合が起こりやすい
要約 飼養頭数の多い養豚場では、豚インフルエンザウイルス(IAV-S)の不顕性感染が起こりやすく、そうした農場では豚やヒトで流行しているインフルエンザウ...
要約 オーエスキー病ウイルス(ADV)陽性農場は陰性農場より離乳後死亡率が高く、出荷頭数、分娩回数、分娩率が低い傾向が認められる。ADVの撲滅の推進により、養豚農場の生産性の向上が期待される。 キーワード オ...
畜産農家とサトウキビ栽培農家の連携による地域バイオマスの利活用推進
要約 豚尿のメタン発酵処理や農業集落排水汚泥の堆肥化プロセスを地域バイオマスフローに導入し地域資源利用を促進することで、養豚農家では3.2~4.0千円/頭/年の排せつ物処理経費の軽減、サトウキビ農家では7.9...
要約 開発した畜舎排水高度処理システムは、活性汚泥処理後の養豚排水に、非晶質ケイ酸カルシウム水和物を添加することで脱色、リン除去、消毒を行うものである。リンは普通肥料と同等の肥効資材として回収できる...
2010~2012年の国内の養豚場の繁殖指標の推移と指標間の関連
要約 一貫経営の養豚場(n=68)の2010~2012年の繁殖指標の推移とそれらの関連を調べる。2012年の繁殖成績優良農場群のみ、期間内の繁殖成績の改善がある。生存産子数が多い農場で哺乳中死亡率が高く、哺乳期の子豚...
要約 豚繁殖・呼吸障害症候群ウイルス(PRRSV)陽性農場は、陰性農場より離乳後死亡率が高く、平均1日増体量が低い。PRRSV陽性農場の割合は関東地域で東北以北地域よりも高く、また半径3km以内に他の養豚場がある農...
要約 豚丹毒菌の分泌及び表層蛋白質をプロテオームおよびゲノム比較により系統的に解析する。同定した蛋白質のうち、コリン結合蛋白質B(CbpB)はマウス及び豚で感染防御を誘導することから、新たな豚丹毒のワクチ...
A群ロタウイルス常在農場の豚は出生から出荷までに多様な遺伝子型のウイルスを繰返し糞便中へ排泄する
要約 A群ロタウイルス常在農場の豚は出生から出荷までに多様な遺伝子型のウイルスを繰返し糞便中に排泄する。ウイルス排泄と遺伝子型変化は豚舎移動の前後に発生する傾向がある。 キーワード 豚、A群ロタウイルス...
アミノ酸添加低蛋白質飼料給与技術による肥育豚からの温室効果ガス排出削減
要約 結晶アミノ酸を添加した低蛋白質飼料を肥育豚に給与すると、生産性に影響することなく窒素排せつ量を29%、排せつ物管理から発生する温室効果ガスを39%それぞれ削減でき、LCAによる評価では温室効果ガスに加...
要約 開発したベンチマーキングシステムPigINFOを用いると、個々の養豚農家の各種生産指標の優劣を農家集団内で評価ができる。また、劣った指標の改善目標値を提示し、目標値達成時の増収益を算出でき、動物衛生...
繰返し流行した哺乳豚下痢由来豚A群ロタウイルスは遺伝学的に多様である
要約 国内一養豚場で繰返し流行した哺乳豚下痢由来豚A群ロタウイルス(RVA)は遺伝学的に多様であり、この多様性は株の侵入に加え農場内株間での遺伝子再集合によっても獲得される。 キーワード 豚A群ロタウイルス...