飼料用稲の生産と利用による広域連携型耕畜連携営農モデルの策定
要約 農協などの畜産経営の支援組織が中心となり、コントラクター組織を設立し100ha規模の飼料用稲生産で耕種・畜産・関連業など幅広い耕畜連携体制をつくる営農モデルである。規模の経済性の発揮や経営資源の相...
水稲「コシヒカリ」の中生同質遺伝子系統新品種「関東HD2号」
要約 水稲品種「関東HD2号」は、「コシヒカリ」の遺伝的背景にインド型品種「Kasalath」由来の出穂性QTL「qDTH8」(Hd5)を有する中生熟期の同質遺伝子系統である。出穂期は、育成地では「コシヒカリ」より1...
要約 乗用管理機を利用した畦間除草剤散布のほ場作業量は34a/hである。この除草方法により帰化アサガオ類を有効に防除して雑草害を減少させることができる。処理時期は、ダイズ3葉期以前の処理では効果が低いが、...
農作業計画策定のためのアメダス地点別半旬別作業可能日数率算出支援シート
要約 このシートは、アメダス観測地点別の日別降水量を基に、水稲、麦、大豆作の作業別・半旬別作業可能日数率を算出できる。降水量データを追加することで最新の作業可能日数率の算出ができる。 キーワード 作業...
要約 大量の貸し手と大規模水田作経営に分化している地域では公的機関が大規模経営の団地化を推進し、居住地区以外の第2の拠点等も考慮しつつ、複数経営を対象に利用権再設定を行うとともに、小作料助成を行うこ...
要約 熊本県では約3割の酪農経営でTMRが導入されている。未導入経営のなかでもTMR導入を考えている経営が14%、導入までは考えていないが関心を示す経営が33%存在し、潜在的なユーザーと想定できる。これら類型間...
要約 水稲と野菜の定着が進むとともに集落単位の組織活動が弱体化した上川中部地域の水田地帯では、水田転作作物として大豆、ソバの振興を図るために、市町村全域を対象に播種・収穫作業を行う作業受託事業体の育...
LCA手法による水稲不耕起移植栽培の温室効果ガス排出削減効果の評価
要約 不耕起移植栽培は代かき移植栽培に比べ、二酸化炭素に換算して約1,800kgha-1の排出削減効果がある。これは主としてメタン発生量の低減に起因し、耕起、専用田植機、除草剤など作業体系の影響は小さい。無代...
促成イチゴ高設栽培の短日・スポット夜冷処理による早期定植、収穫技術
要約 高設栽培に定植したイチゴに対し、夕方~翌朝にかけて遮光し、株元へ冷気の送風を行う短日・スポット夜冷処理法は、未分化苗定植でも、早期より連続出らいが可能で、早期定植による定植期の拡大が可能である...
要約 北陸地域の砂質浅耕土地帯のコシヒカリでは出穂前の極端な葉色の低下は登熟期間の葉色の凋落につながる。基白、背白粒の発生比率は出穂前からの葉色との相関が高く、基白、背白粒発生軽減のための適正葉色値...
野菜予冷庫で網袋と通気用パイプを用いた大豆種子水分の調節方法
要約 大豆種子30kgを詰めた籾運搬用網袋の中に通気を促す多孔パイプを挿入し、温度10℃・湿度95%程度の野菜予冷庫に約4週間貯蔵することで、種子水分を15%程度の適水分にまで均一に高めることができる。 背景・...
背景・ねらい 水田農業構造改革においては、それぞれの地域が、担い手自身の発想と戦略に基づき、高い生産性と持続性を備えた水田農業を確立することが求められている。しかし、水田作を中心とした北陸地域の農業...
要約 ロングマット苗は、通常養液を常時循環する方式で育苗するが、ベッドの一端から液肥を1回ないし2回加えて養液を溜めておくだけの簡易な「流し込みプール育苗」方式でも、草丈などはやや劣るものの、均一な苗...
要約 水稲系統関東IL1号は、戻し交配とDNAマーカー選抜により、コシヒカリの遺伝的背景にインド型品種Kasalath由来の出穂性QTL「qDTH6」(Hd1)をコシヒカリの遺伝的背景に導入した極早生同質遺伝子系統である。 ...
要約 飼料イネが現行の生産費用を償い米麦2毛作経営に導入されるには、助成金が2万円に低下した場合、59.4円/乾物1kgの価格もしくは1,281kg/10aの乾物収量の実現が必要である。助成金がない場合では現行の生産...
温暖化条件下における「コシヒカリ」の白未熟粒発生軽減のための適正栽植密度
要約 気候温暖化条件下において分げつが旺盛で生育中期に葉色が極端に低下した場合、登熟期間の葉色が維持されず、基白、背白粒の発生が多くなる。また、穂数が多くなる条件下では乳白粒の発生が多くなる。栽植密...
要約 チャ新品種‘みえうえじま’は樹勢が強く、少肥栽培条件(年間窒素施肥量40kg/10a)において収量・品質が安定し、かぶせ茶栽培にも適する。 キーワード チャ新品種、みえうえじま、少肥栽培、かぶせ茶
背...
要約 小明渠作溝による広高畦化と浅耕播種を組み合わせることでクラスト形成が抑制され、排水性が改善して麦跡ダイズの湿害が軽減される。これを実現するため開発した作業技術として、乗用管理機もしくはトラクタ...
要約 葉取らずふじは、ふじを基幹とする大規模経営体において、自家労力の軽減が必要な場合に導入する。導入の際、単収及び生食向け製品率が低下するので、隙間の販路開拓(ニッチャー戦略)を行い、試食や小売販...
要約 北海道酪農の農家数は中小規模層で減少し、2000 年から 2020 年までに 38 %減少 すると予測されるが、2020 年においても 2 歳以上乳用牛飼養 80 頭未満酪農家割合は 60 % を占める。酪農経営の規模別分布に...