ウンシュウミカンのアスコルビン酸含有量の品種群における差異及びその糖度との関係
要約 ウンシュウミカンのアスコルビン酸含有量は、出荷時期別に比較すると早生品種群で最も高い値を示す。また、糖度とアスコルビン酸含有量はいずれの品種群でも有意な相関関係が認められることから、高糖度であ...
多収で極晩生の一季成り性イチゴ新品種候補「イチゴ盛岡36号」
要約 一季成り性イチゴ盛岡36号は、極晩生で寒冷地・高冷地の半促成栽培および露地栽培に適する。1果重が大きく、果実の形は円錐形でよく揃うため商品果率が高く、収量が多い。痩果(種子)の浮きは発生しない。う...
要約 北海道における中生品種の移植水稲栽培において慣行栽培と同程度の収量、産米品質を維持可能な栽植密度は約15株/m2(泥炭土以外)または約18株/m2(泥炭土)である。疎植では2.4日から5.2...
要約 日日射量と日平均気温、栽植密度を入力条件として推定する寒候期キャベツの結球重増加モデルは、結球開始期時点での推定で相対誤差約16%、収穫約40日前の実測結球重入力で相対誤差約9%の適合度で結球部生体...
関東地域のダイズ有機栽培には「フクユタカ」の7月上~中旬播種が適している
要約 関東地域におけるダイズ有機栽培には、中~晩生の品種が適している。「フクユタカ」は関東地域の一般的な標準播種期よりやや遅い7月上~中旬に播種することで、カメムシ等による吸汁害が軽減され、200kg/10a...
トウモロコシとダイズの混作が乾燥ストレス軽減と生産性向上に寄与する
要約 モザンビーク北部の天水畑作地域において、現地に普及するトウモロコシ品種(Matuba) 2畝とダイズ品種(Olima) 3畝を交互に配置する混作体系を導入することにより、各作物を単作とするよりも生産性が15~49%向...
カリフラワーのスプラウトはビタミンCが多く受光量に伴い含量は向上する
要約 カリフラワーのスプラウトは、ブロッコリーなど他のスプラウトと比較してビタミンC含量が1.4倍以上多い。蛍光灯を用いた試験では、強い光を6日間連続で当てて栽培することでカリフラワースプラウトのビタミ...
要約 アフリカの農家圃場ではケイ素欠乏値を示すイネが広範にみられ、土壌のケイ酸供給力不足、不安定な水条件をもつ稲作生態系、および窒素施用量の増加を要因として、ケイ素欠乏のリスクが高まる。 キーワード ...
要約 刈り取ったキャベツを機上で作業者が選別・調製して大型コンテナへ収容することのできるキャベツ収穫機である。主に加工・業務用のキャベツを精度良く、2.9a/hの能率で収穫することができ、手作業に比べて10...
早生多収の飼料用米に適する水稲新品種候補系統「奥羽409号」
要約 「奥羽409号」は、東北地域中部では出穂期が"早生の晩"に属する粳種である。普及予定地において、多収品種「ふくひびき」より粗玄米重が多い。耐倒伏性は"やや強"である。大粒で品質が劣るため、食用品種と...
要約 新たに開発した丸孔と長丸孔の2段ふるい選別機は圧搾油の品質劣化の原因となる夾雑物や損傷粒を効率よく除去することができ、選別後のナタネ圧搾油の酸価を低下させることができる。 キーワード ナタネ、選...
要約 無エルシン酸なたね「キタノキラメキ」は、「キザキノナタネ」と比較し、北海道十勝地域で越冬株率が高く、やや多収である。 キーワード なたね、多収、越冬性、無エルシン酸、食油用 背景・ねらい 北海道は...
要約 トルコギキョウの覆輪は環境によって表現型が大きく変動するため、覆輪着色面積率が最も高くなる20℃一定で底面給水により5月に開花させる条件で、面積率の低い個体を選抜して交配親とすることで、覆輪安定性...
要約 シコクビエの湛水栽培では、畑栽培よりも稈長や分げつ数が小さくなるが、倒伏や穂いもちの発生が少なく、子実重の年次変動が小さい。また、栽植密度や窒素施肥量を増やすことにより、子実重を増加させること...
要約 窒素付加堆肥の窒素肥効率は0.7で土壌中での窒素の溶出はナタネ油粕よりも速い。本堆肥を全面全層施用した野菜栽培では化学肥料主体の慣行施肥と同等の収量、品質が得られ、跡地土壌の交換性カリウム含量も...
春出し花壇苗に対する早朝降温処理は、暖房燃料削減と矮化の効果がある
要約 1月播種の春出し花壇苗を加温栽培する場合、生育期の早朝に暖房温度を一時的に低下させる早朝降温処理は、暖房燃料の使用量を約3割削減し、ナデシコ、クリサンセマム、ビオラ、パンジーの花壇苗を矮化させ...
要約 定植1年目の収量、品質から判断すると、「フォルタレザ」、「ビジョン」、「プリマドンナ」が有望品種である。 キーワード アルストロメリア、品種比較 背景・ねらい アルストロメリアの切り花生産で安定し...
要約 パン用小麦品種「ニシノカオリ」において、「25~30日タイプ」の被覆尿素50%配合の複合肥料を慣行施肥体系(開花期追肥施用)と窒素同量、基肥施用することにより、収量、子実タンパク質含有率は慣行と同程...
要約 ハウスビワ栽培で、耕種的防除として開花期から天井部ビニルの被覆を行うと、腐敗果の発生率は慣行栽培に比べ1/4~1/6に低下する。果実腐敗の原因となる各種菌類の出現頻度は園地毎に異なるが、本防除法はい...
幼果期の気温の上昇はモモ「あかつき」果実の発育期間を短縮する
要約 モモ「あかつき」において、幼果期の気温の上昇は硬核開始日までの日数を短縮させ、果実発育期間を短縮する。 キーワード 温暖化、果実発育、気温、モモ 背景・ねらい
果樹の生育は気温によって大...