近年北海道で分離される牛由来Salmonella Typhimuriumの遺伝学的特徴
要約 北海道で分離された牛由来Salmonella Typhimuriumはパルスフィールドゲル電気泳動で型別するとⅠからⅨ型に分類され、Ⅶ型菌は2000年から出現して近年最も多く分離される。Ⅶ型菌の多くが多剤耐性を示...
熊本県におけるELISA法を用いた麻痺性貝毒のモニタリング体制の構築
要約 熊本県におけるELISA法による麻痺性貝毒のスクリーニング(一次)検査体制を構築するために、県内9海域の二枚貝(カキ、アサリ)についてELISA法及び公定法との分析結果を比較した。その結果、ELISA法での分...
生物多様性に関する情報を収集、蓄積、提供するためのWEB版農業景観調査情報システム(RuLIS WEB)
要約 農業生態系における生物多様性の変化を国土全体で評価することを目的に、生物多様性観測情報を効率的に収集、蓄積し、生態系の構造と関連づけて解析、評価、情報提供するためのWEB版農業景観調査情報システ...
トラクタに無改造で脱着可能な農作業状態検知センサおよび小型記録装置
要約 トラクタの作業位置や作業状態を検知する無改造で脱着が容易な農作業検知センサと、これらセンサの情報を有線ネットワークにて一元的に収集・統合して、USBメモリに自動記録する小型記録装置。農作業情報を1...
要約 森林計画データを活用して全国の竹林のバイオマス炭素蓄積量と吸収量を推定する手法を開発しました。 背景・ねらい 森林の炭素吸収のはたらきが注目されています。竹林も森林の一つで、近年は放置竹林の拡大...
要約 市販化されたワクチンがない現状では、冷水病の発症予防対策として、放流種苗の保菌検査は特に重要です。そこで、より高精度な保菌検査のために、冷水病菌だけを簡便で高感度に検出できる新しい冷水病菌検出...
要約 噴火湾ホタテガイ養殖においては、生殖巣発達期の2月のクロロフィルa濃度が低い年と母貝の成長不良年に採苗不良が起きている。エルニーニョ年は2月のクロロフィルa濃度が低く、ラニーニャ年には母貝の成長不...
背景・ねらい
有毒プランクトンの人為的拡大については船舶のバラスト水が知られている。魚病の分野などでは、水産生物を介した微生物の伝搬(水平感染)が従前より問題となっている。そこで、水産種苗や養...
育苗時使用農薬の後作物への残留リスク評価とELISAキットの野菜への適用性
要約 水溶解度が大きく、親水性が高い等の物性を持つ育苗時使用農薬は、後作物における残留基準値が極めて低い場合に残留リスクが高い。市販のELISAキットは一部の野菜との組み合わせを除いて残留農薬の簡易分析...
背景・ねらい
海面魚類養殖場では多量の有機物が集中的に負荷されるので,有機汚濁が進行しやすい。適正給餌量を把握し,残餌を最小限に止めることがその対策として有効である。環境中での残餌と糞の定量は...
要約 赤外線センサー、Webカメラおよびインターネットによる発情モニタリングシステムの開発および活用により、ウシの乗駕行動が正確に検知でき、効率的な発情発見が可能となる。 キーワード ウシ、発情、授精、...
GPSによる農作業モニタリングのための圃場内作業識別プログラム
要約 GPSデータのベクトル情報から圃場内での機械の前進・旋回・停止など作業状態を識別する圃場内作業識別プログラムである。収穫や耕うんなどの作業時に1秒ごとに記録された一連のGPSデータから自動識別して、...
要約 宮城県産カキと韓国産カキの判別の指標として、脂肪酸組成が有効であることを2005年に当情報に掲載した。その後、この手法をより安定的で精度の高い判別技術として確立させるために、年齢、垂下深度、保存条...
要約 安価な家庭用電撃殺虫器内にフェロモンを入れることで特定の害虫のみを誘引・殺虫でき,これをフィールドサーバに接続すると害虫の発生と環境データを同時にモニタリングできる。 キーワード フィールドサ...
要約 大豆用コンバインにGPS、流量センサ、排出量センサおよび計測制御装置を搭載し、収穫しながら収量を計測する。圃場内の収量分布を約10%の誤差で計測できる。 キーワード 大豆用コンバイン、収量、GPS、圃...
伊勢湾南部海域におけるディノフィシス属の消長とムラサキイガイ毒化との関係解明
背景・ねらい
三重県では下痢性貝毒による二枚貝の出荷規制事例が散発的に認められるが,原因生物とされるディノフィシス属の出現密度と貝の毒化との対応は不明瞭な事例が多い。そこで,LC/MSを活用した...
背景・ねらい
近年、仙台湾では麻痺性貝毒原因種である有毒渦鞭毛藻Alexandrium tamarenseによる二枚貝の毒化現象が発生し、マガキ養殖を中心に被害を受けている。麻痺性貝毒による過去の出荷自主規制状況...
要約 京都議定書の第一約束期間(2008-2012年)に向けて、議定書に定められた森林の吸収量を科学的に算定・報告する手法の開発とともに、それを実行するための国家森林資源データベースを開発しました。 背景・ね...
SPF豚農場におけるMycoplasma hyopneumoniaeの清浄度回復技術
要約 Mhp侵入によりSPF認定が停止したSPF豚農場で豚舎内の消毒(ほぼ毎日)、全頭のワクチン接種、豚舎間の人の移動制限や飼養管理の見直しからなる対策を実行することで、肺廃棄率が改善することで再認定が可能...
クワシロカイガラムシ孵化盛期調査のための微小昆虫捕獲装置と画像処理計数法
要約 乾電池で駆動するファンとカートリッジ式粘着シートを組合せた微小昆虫捕獲装置は、捕獲効率が高く取り扱いが容易なため、クワシロカイガラムシ孵化幼虫の発生消長を簡便に調査できる。捕獲虫数を自動計数...