衛星画像を使ってミャンマーの沿岸部の塩水遡上がモニタリングできる
要約 東南アジアの主要な農業生産地である大型河川のデルタ地帯では、塩水遡上が問題になっている。衛星画像から塩分濃度を直接推定することはできないが、河川水の電気伝導度と濁度との間の強い関係性から、間接...
室温-1°C、湿度30%の貯蔵庫で保存された作物50種の種子寿命の推定
要約 室温-1°C、湿度30%の種子貯蔵庫で保存された種子の、のべ40万回の発芽試験結果を統計的に解析することにより、主要な作物の種子寿命および生存曲線パラメータを推定できる。推定種子寿命は、作物間で、また...
BT剤の有効成分の一つ、Cry2Aに対する抵抗性の原因遺伝子
要約 ABCA2遺伝子に機能欠損変異を導入したカイコはBT剤の有効成分Cry2A毒素に対する感受性が著しく低下することから、Cry2A毒素に対する抵抗性因子はABCA2である。ABCA2変異のモニタリングにより、BT剤抵抗性発...
要約 環境DNAを分析することにより、貯水池等に拡がるカワヒバリガイを検知する簡便で精度の高い手法である。この手法により、侵入の初期段階におけるカワヒバリガイの検出や広域・多地点のモニタリングが可能と...
サーチライトトラップを用いたハスモンヨトウによるダイズ被害の予察
要約 サーチライトトラップのハスモンヨトウ成虫の誘殺数のピークは次世代1齢幼虫によるダイズ被害葉数のピークより平均で5.3日早く出現し、誘殺数の積算値は被害葉数の積算値と線形の関係があるため、発生予察の...
被害多発地でもビワ生産を可能にする「ビワキジラミ防除のための総合技術マニュアル」
要約 ビワの新害虫ビワキジラミがまん延した地域においてもビワ生産を可能にするための対策技術を解説するマニュアルである。秋季(開花初期)と春季(袋かけ前)の基幹防除と、夏季(収穫後)の応急防除からなる体系防...
要約 水産資源の主要な餌料である動物プランクトン群集の東北海域における時空間変動と環境要因を長期間の定線観測で得られた動物プランクトン群集の種組成データを用いて解析した。その結果、動物プランクトン群...
要約 澱粉の糊が冷えて硬くなる現象を老化というが、これには澱粉の鎖による二重らせん構造形成が関わっている。この現象のモデルとして精製した分岐糖鎖の会合性を利用した評価方法である。会合に影響を及ぼす化...
要約 フェロモントラップによるコクゾウムシ成虫のモニタリングは、本種の発生源および侵入源の推定に有効である。調査対象の精米工場においては、搬入前の玄米に混入した成虫が侵入源と推測され、ピークは8月~1...
要約 コンクリート水路の主要な劣化である摩耗のモニタリングに利用できるレーザー変位計を用いた表面形状測定装置と摩耗量計測支援プログラムである。装置の可搬性が高く、Microsoft Excel用マクロとアドインに...
要約 コンプレッサーの圧力及び供試面までの距離を制御した状態で、供試面に対して垂直に小型サンドブラストで研磨材(5号珪砂)を吐出し、供試体を促進摩耗させる試験である。モルタルの耐摩耗性を2分以内で簡易に...
大雨時の濁水による河川での放射性セシウムの流出を検知するモニタリングシステム
要約 農業用水の水源となる河川において、河川水中の放射性セシウムによるガンマ線を現地で連続的に観測するシステムである。現地採水による分析結果を補間して連続的な放射性セシウム濃度の変化を把握できるため...
要約 用水路で水草等の刈り取りのために別途開発中のラジコン式水草刈機の航行を、簡易に自動化してラジコン操作の負担軽減を図る。本自律航行方法では、水草刈機が上流から下流に向けて水流によって流下する際に...
フォールアウト後に新植したクリ・温州ミカン・カキの放射性セシウムの移行係数
要約 放射性物質が降下した樹園地に定植したクリ、温州ミカンおよびカキの移行係数は10-4~10-3の範囲である。また、カキ果実の137Cs濃度に、定植時の表土管理方法(耕うん、表土剥土、表土戻し)は影響しない。 キ...
要約 イネカメムシ成虫の発生状況の把握には、白色粘着トラップをイネの草冠の高さで地面と垂直に設置する方法が有効である。アカスジカスミカメ等の他の斑点米カメムシ類の発生調査に用いられるフェロモンには影...
要約 玄米中のガ類害虫は特徴的に放出される揮発性成分(プレノールとその類縁物質)で検知することができる。プレノールまたはイソプレノールのみ検出される場合はノシメマダラメイガの、これと同調するプレナール...
同位体比分析により土壌中における137Csのエイジングの進行速度を評価できる
要約 作土中の交換態画分について天然の133Csに対する137Csの同位体比を経時的に解析することで、土壌環境変化の影響を受けずに、土壌中の137Csのエイジングによる固定化の進行速度を評価できる。 キーワード 137...
要約 福島第一原発事故後の 2012 年から 2016 年までの、野生山菜 19 種の放射性セシウム濃度の経年変化の傾向を明らかにしました。 背景・ねらい 福島第一原発事故で野外に放出された放射性セシウムは、放射性崩...
要約 クロピラリド耐性が弱い作物への堆肥施用に対応するための新たな牛ふん堆肥中クロピラリド分析法である。定量下限値は2μg/kg乾物以下であり、従来の堆肥中クロピラリド分析法にマイクロ液液抽出を付与す...
要約 ナミガイPanopea japonica(市場名:白ミル)をAlexandrium tamarenseが出現した海域で入手し、個体別、部位別の麻痺性貝毒成分蓄積をHPLC分析により調...