衛星画像を使ってミャンマーの沿岸部の塩水遡上がモニタリングできる
要約 東南アジアの主要な農業生産地である大型河川のデルタ地帯では、塩水遡上が問題になっている。衛星画像から塩分濃度を直接推定することはできないが、河川水の電気伝導度と濁度との間の強い関係性から、間接...
フォールアウト後に新植したクリ・温州ミカン・カキの放射性セシウムの移行係数
要約 放射性物質が降下した樹園地に定植したクリ、温州ミカンおよびカキの移行係数は10-4~10-3の範囲である。また、カキ果実の137Cs濃度に、定植時の表土管理方法(耕うん、表土剥土、表土戻し)は影響しない。 キ...
要約 イネカメムシ成虫の発生状況の把握には、白色粘着トラップをイネの草冠の高さで地面と垂直に設置する方法が有効である。アカスジカスミカメ等の他の斑点米カメムシ類の発生調査に用いられるフェロモンには影...
デジタル土壌図のウェブ配信-「日本土壌インベントリー」と「e-土壌図II」の公開-
要約 土壌の種類や分布をウェブ上で調べられるデジタル土壌図とフィールドで使えるスマホ・アプリを提供する。生産現場で土壌の種類に応じた施肥設計や圃場管理、さらには土地利用計画の立案や農業ICTで利用され...
要約 栽培管理や労務管理のために施設園芸で生産したトマトなどの収量、収穫作業時間を、収穫しながら自動で効率的に記録するシステムである。開発システ...
家庭用バイオガス発生装置は温室効果ガス排出削減と農家の便益を実現する
要約 途上国の農村部に家畜の排せつ物等を原料とする家庭用バイオガス発生装置を導入することは、温室効果ガスの排出削減と農家の調理用燃料経費の節減、労働時間の短縮など農家の便益を実現する気候変動緩...
2014年夏季北海道日本海沿岸における暖水性有害赤潮生物2種の初記録
要約 平日毎日の生鮮海水試料のモニタリングによって、近年西日本を中心に甚大な漁業被害をおよぼしている暖水性有害赤潮生物シャットネラ・マリナ(既報...
情報伝達システムを有した飼料分解に関わるルーメン細菌が生息する
要約 反すう家畜のルーメンから得られた遺伝子配列を解析すると、細菌の情報伝達システムとして知られるクオラムセンシングに関連するluxS遺伝子がセルロース分解菌や飼料片上のバイオフィルム形成に関係する細菌...
要約 農家用の小規模なバイオガス発生装置(BD)からのガスの発生量は、原料となる家畜の排せつ物の供給量の影響を受けるが、ホテイアオイなどの未利用バイオマスを補助的な原料として活用することで、BDの安定的な...
要約 底質試料を対象としたヘキサン抽出蛍光光度法の分析手法の開発を行った。複数の分析条件を検討し、ヘキサン抽出蛍光光度法の分析フローを作成した。ヘキサン抽出蛍光光度法とGC/MS法の分析値を比較したとこ...
要約 国連から炭素クレジット(CER)を取得したパラグアイの小規模農家向け植林クリーン開発メカニズム(CDM)事業の実施手法は、中南米での植林による炭素隔離事業に活用できる。 キーワード CDM、植林、アグロ...
クロアワビの消化酵素活性と消化管内容液細菌叢モニタリングのための消化管内容液採取法
要約 注射器を用いたアワビからの非致死的な消化管内容液採取法を開発した。消化酵素活性、消化管内容液細菌叢及び生菌数において従来法と比較した結果、生菌数は従来法よりも低い値を示したが、細菌叢は類似した...
低所得農家を対象としたバイオガス発生装置の導入によるCDM事業の国連登録
要約 ベトナムメコンデルタにおいて、低所得農家を対象としたバイオガスダイジェスター利用による持続的な農村開発及び温室効果ガスの排出削減を目的としたクリーン開発メカニズム(CDM)事業を形成する手法を開...
斑点米カメムシ、アカスジカスミカメの持続性合成フェロモン剤の開発
要約 アカスジカスミカメのフェロモン成分の化合物をポリエチレンチューブに充填したチューブ製剤は、合成フェロモン剤としておよそ1ヶ月間アカスジカスミカメの雄成虫を誘引することができる。 キーワード アカ...
近年北海道で分離される牛由来Salmonella Typhimuriumの遺伝学的特徴
要約 北海道で分離された牛由来Salmonella Typhimuriumはパルスフィールドゲル電気泳動で型別するとⅠからⅨ型に分類され、Ⅶ型菌は2000年から出現して近年最も多く分離される。Ⅶ型菌の多くが多剤耐性を示...
要約 水中でのイネの葉の光合成活性状況をクロロフィル蛍光から把握する技術を開発し、冠水耐性を示すイネの選抜の簡便化を可能にする。 キーワード イネ、冠水、クロロフィル蛍光、光合成、耐性評価 背景・ねら...
要約 広葉樹林には生物多様性が社会に大きな恩恵をもたらす昆虫類が多く、山菜やキノコの採取もさかんです。また、森林資源に依存する地域住民ほど、森林保護よりも利用を重視していることがわかりました。 背景...
侵入害虫クリタマバチ防除のために導入された外来天敵昆虫とそれに近縁な日本在来昆虫の交雑個体の検出法
要約 核リボソーム遺伝子の配列の違いを識別することにより、侵入害虫クリタマバチ防除のために海外から導入された外来天敵チュウゴクオナガコバチと、それに近縁な日本在来天敵クリマモリオナガコバチの交雑個体...
要約 施設栽培メロンの主要病害虫(ナスハモグリバエ、ハダニ類、ワタアブラムシ、うどんこ病)に対し、生物農薬の効率的な使用や化学農薬との併用などにより、化学農薬使用回数を50%以上削減した減農薬栽培が可...
要約 水耕養液中の高温性ピシウム属菌は、ベントグラス葉を用いた捕捉法と選択培地上での高温培養(38℃)を組み合わせることで、選択的に検出することができる。 キーワード 水耕栽培、高温性ピシウム属菌、Pythi...