合成性フェロモンを利用したアカヒゲホソミドリカスミカメの被害予測技術
要約 水田内に設置した合成性フェロモン剤を誘引源としたトラップの出穂後5日間のアカヒゲホソミドリカスミカメ誘殺雄数から、その水田の斑点米被害発生確率を予測し、防除要否、回数を判断する技術である。 キー...
要約 GPSの位置情報に基づき、任意の2地点を結ぶ基準直線に対して等間隔で平行な直線作業経路を作業者に指示し誘導する装置である。作業幅の広い作業に汎用的に利用でき、誘導経路間隔の設定、作業機の動作の開始...
衛星画像データに基づく土壌の母材を考慮した畑地土壌の炭素貯留量の推定
要約 衛星画像の輝度データと表層土壌炭素濃度の間には、母材毎に有意な相関関係がある。また、土壌炭素貯留量は、表層土壌炭素濃度と有意な相関関係があり、土壌炭素濃度を土壌炭素貯留量に変換することで、広域...
ALOS衛星AVNIR-2データと水田区画データを用いた水稲作付け判別手法
要約 教師なし分類法で衛星画像の各画素を40クラスに分類後、水稲作に対応するクラスを選択・統合して水稲作か否かの2クラスの画像を作成し、それに水田区画データを重ねて、水稲作の画素が過半数を占める区画を...
アカスジカスミカメとアカヒゲホソミドリカスミカメの混合誘引剤の開発
要約 2種斑点米カメムシ、アカスジカスミカメとアカヒゲホソミドリカスミカメのフェロモン成分を混合しても雄に対する誘引活性は低下しないことから、フェロモン成分の混合誘引剤を用いることにより、2種をひとつ...
ガスフラックスのモニタリングにもとづくイネ単作田の年間炭素収支とその年次間変動
要約 ガスフラックスのモニタリングの結果にもとづいて、イネ単作田の炭素収支を定量化し、年間収支は8年間平均でほぼ均衡しており、有機質資材の投入にくわえて、作付期間の正味の炭素吸収量が年次間変動の主な...
CANバス利用によりセンシングデバイスの共用が容易な自脱コンバインロボット
要約 GPS等のセンシングデバイスからの情報に基づき、予め計画した目標経路に追従して自律走行による収穫作業を行う。 CANバスを介した制御によりセンシングデバイスの着脱と共用は容易であり、ロボット農作業体...
不耕起播種大豆に対する化成肥料の基肥施用による株数の減少と減収
要約 水田転換畑の大豆不耕起栽培では苗立ち不良が生じやすいが、これに加えて化成肥料の播種時施用は苗立ち不良や立ち枯れの発生を助長し、立毛数の減少による減収を生じることが多い。そのため関東地域の大豆不...
80℃16時間水抽出とCOD簡易測定キットによる畑土壌可給態窒素の簡易判定
要約 80℃16時間水抽出は各種の土壌、堆肥連用土に適用でき、生土にも適用可能な畑土壌の可給態窒素簡易抽出法である。抽出液のCODを簡易測定キットで色識別することにより、迅速かつ簡易に判定できる。 キーワー...
要約 大規模水田作経営においては代かきおよび収穫作業時間に占める圃場間移動時間の割合が11~15%に達しているが、これには孤立圃場数割合が32~66%と多いことに加え、特に代かきでは水利施設の不十分さから計画...
要約 天候に左右されずに観測できるALOS/PALSARデータを複数重ね合わせ処理を行うことにより農地の被災状況把握が可能である。また、光学センサーデータを含めて、過去の同時期に観測された衛星データを併用する...
作物からの分光反射率画像を長期間自動的に記録し生育状態を追跡するシステム
要約 水田や畑の農作物の画像を栽培期間中、天候にかかわらず常に撮影し記録する装置を開発しました。通常のカラー写真とは異なり、特定の波長ごとの反射率(分光反射率)画像を観測しますので、作物の生育量や栄...
主要穀類および農耕地土壌の人工放射性核種(90Sr、137Cs) 分析データのインターネット上への公開
要約 日本各地に設けた放射能の定点調査ほ場で栽培された米・麦とその栽培土壌におけるス トロンチウム90(90Sr)とセシウム137(137Cs)の濃度についてデータベースを作成し、 1959年以降...
作付け体系や堆肥施用の違いが大分県における水田土壌化学性に及ぼす影響
要約 水田輪作体系(水稲-麦体系あるいは水稲-麦-大豆体系)では水稲単作体系と比較して可給態窒素値、可給態リン酸値、EC値が低下する。一方、堆肥の施用はこれらの値を上昇させる。 キーワード 水田、化学性、輪...
作業履歴情報記録機能を持ち少量および多量散布が可能なブームスプレーヤ
要約 水田用液剤少量散布用と慣行多量散布用のドリフト低減型ノズルとこれに対応する作業速度連動機能を有し、農薬散布作業時の作業履歴情報を簡易な操作で自動記録する機能を装備した乗用管理機タイプのブーム...
要約 携帯型GPSと自動起動電源ユニットを用いることで、農業機械の作業軌跡データの自動収集が可能である。また、農作業履歴記録支援ソフトウェアにより農業機械の軌跡データとポリゴン圃場図から農作業が実施さ...
要約 利根川流域の水田周辺において、農業生産や生態系に影響が大きい外来種の蔓延状況には、A)高被度で優占する、B)広範囲に生育する、C)特定の立地と結びつきが強い、の3パターンがあることを明らかにし...
要約 つくば市水田を調査対象としたカドミウム収支計算の結果、肥料・降水・灌漑水による3.2g ha-1年-1の供給、排水・玄米の収穫による0.8g ha-1年-1の持ち出しとなりました。土壌カドミウム濃度の上昇は1.6μg kg...
群落光吸収率・光利用効率の遠隔評価のための新反射スペクトル指数
要約 反射スペクトルデータから群落光合成パラメータを精度よく安定的に評価するための新規指数を策定しました。リモートセンシングによって作物群落や陸域生態系のバイオマス生産量・CO2フラックスを広域的に評...
新潟県の低地水田土壌における土壌炭素含有率の変化と土壌管理による変動
要約 過去25年間の土壌調査の結果、低地水田土壌の作土における土壌炭素含有率の増減は認められないが、乾田ほど下層の炭素含有率が低い。作土の土壌炭素率はほ場の畑転換により低下するが、稲わら施用により低下...