要約 機能分子を結合するための「結合の手」(アジド基)が組み込まれたクリッカブルシルクの量産化を実現するため、実用品種との交雑育種を実施する。その結果、クリッカブルシルクの生産量が約3倍に向上するとと...
非天然型アミノ酸を効率的にフィブロインに導入できる遺伝子組換えカイコの開発
要約 非天然型アミノ酸を効率良く認識するフェニルアラニル-tRNA合成酵素変異体を発現する遺伝子組換えカイコ系統を作出。従来よりも約30倍の効率でフィブロイン中に非天然型アミノ酸が導入でき、生産コストの低...
要約 緑色蛍光シルクを作る遺伝子組換えカイコについて、第一種使用規程の承認を得て、遺伝子組換えカイコとして世界で初めて養蚕農家での実用的な飼育を可能にすることにより、新たな価値を有する蚕業創出に先鞭...
要約 遺伝子組換えカイコ技術を利用して、一本鎖抗体と絹タンパク質の融合タンパク質を生産した。シルクタンパク質の加工技術と組み合わせることにより、抗体活性を有する新しいシルク素材「アフィニティーシルク...
要約 施設栽培コマツナにおいて、UVカットフィルム、防虫ネットおよび太陽熱処理を用いた物理的防除体系によって虫害を大幅に軽減できる。品種により軟弱徒長となる傾向があるが、品種選定により品質の確保は可能...
要約 凍結真空乾燥した桑葉をヘキサン等で脱脂後、気流粉砕機等で微粉砕とすることにより、従来の通風乾燥法に比し有効成分を多く含み食品への利用性の高い桑葉粉末が調製できる。 キーワード 桑葉、凍結真空乾燥...
要約 スズメバチの巣の内部に存在する繭(ホーネットシルク)を昆虫由来新素材候補として検討するため、繭タンパク質を抽出精製し、粉末状の精製ホーネットシルクを得た。さらにこの粉末状の精製ホーネットシルク...
要約 蚕品種「セリシンホープ」より得られる未変性セリシンを原料とし、セリシンのみからなり、弾力性と成形性を有するハイドロゲルを作製した。セリシンハイドロゲルは、組織再生や創傷治癒への応用が期待できる...
要約 易にゲル化や乳化する天然高分子セリシンと、紫外線遮蔽効果や抗酸化性、抗菌性を示すフラボノイドを同時に分泌するセリシン蚕品種を交雑育種法により開発した。 背景・ねらい 近年、セリシンは生体適合性な...
桑新芽は血糖値改善物質1-デオキシノジリマイシンを高含有する
要約 桑葉に存在する血糖値改善物質として知られる1-デオキシノジリマイシン(DNJ)は新芽に最も多く含まれる。新芽を利用することで従来製品に対し、DNJをおよそ5倍含有する桑葉商品の開発が期待できる。 キーワー...
要約 緯糸に嵩高性のあるネットロウシルクを用いて、デニム用織物を作出した。斜文織りを採用することにより、デニム地裏面(皮膚との接触面)にシルクを配置させた結果、保温性等シルクの機能性をより効果的に発...
要約 ガラスビーズ等による衝撃破砕処理法を用いてタンパク質繊維を細かく開裂させるフィブリル製造方法を開発した。これにより分離細繊維の製造が可能となり、分離細繊維は生鮮農産物の鮮度保持材の素材として使...
要約 カイコ蛹とカブトムシ幼虫のキチンは、甲殻類キチンと比べ非結晶領域の膨潤が起こりやすく、酸、アルカリ、酵素で分解されやすいので、同じα型の結晶構造を持つ甲殻類よりも化学修飾による反応性は高い。 背...
リボゾームRNA遺伝子とカイコヘモサイティン及び脊椎動物遺伝子の構造的相関関係
要約 カイコヘモサイティン及びヒト、ウシ、カエル由来の転写因子やアポリポ蛋白の遺伝子が部分的にリボゾームRNA遺伝子と表裏の関係にある。この事実は遺伝子進化上、リボゾームRNA遺伝子が動物の機能性蛋白質遺...
要約 桑葉を窒素ガスで嫌気処理することにより、桑葉中のγーアミノ酪酸(GABA) 含量が著しく増加する。また、GABAを増加させた桑葉を自然発症高血圧ラット に与えたところ、無処理桑葉群より強い血圧抑制作用が認...
要約 近赤外分光法を用いて、フィブロイン蛋白質の構造変化を明らかにし、ヘリックス構造やシート構造を近赤外分光法によって明瞭に解析できることを確認した。 背景・ねらい 近年、カイコの生産するフィブロイン...