精神的ストレスはマウスの腸管上皮細胞のフコシル化糖鎖を減少させる
要約 精神的ストレスの一種である社会的敗北ストレスの負荷により、マウスの小腸下部において、フコース転移酵素の発現量が低下し、腸管上皮のフコシル化糖鎖が減少する。 キーワード 社会的敗北ストレス、腸内細...
要約 微酸性電解水を用いてブロッコリースプラウトを生産すると、抗酸化作用等を有する機能性物質スルフォラファンの含量が増加するとともに、スプラウトに付着する生菌数が低減する。 キーワード 微酸性電解水, ...
β-グルカンが多い大麦の麦ご飯を食べ続けると内臓脂肪面積が低下する
要約 試験食にβ-グルカン含量の多い大麦(キラリモチ米粒麦50%)、対照食にβ-グルカンを含まない大麦を用いた麦ご飯を12週間食べる無作為化二重盲検プラセボ対照介入試験で内臓脂肪面積100cm2...
要約 食物繊維が豊富な煎り大豆は糞便中への脂質排出を促進する一方、大豆タンパク質が多い豆乳や生豆腐、凍り豆腐は脂質合成を抑制し、凝固タンパク質を...
要約 機能性農産物を組み合わせた「機能性弁当」を週5回(平日昼食時)、12週間摂取するヒト介入試験では、内臓脂肪面積が有意に低下し、特に50 %大麦及び玄米摂取で高い効果が認められる。 キーワード 機能性農産...
ルチンを多く含むダッタンソバ「満天きらり」加工品の体脂肪率上昇抑制効果
要約 ダッタンソバ品種「満天きらり」は子実に多量のルチンを含み、本品をそば粉として使用した乾麺でもルチンが保持され、苦味はほとんど生じない。実施したヒト介入試験においては、「満天きらり」配合麺の摂取...
要約 日本や中国の一部地域で食用とされている地衣類バンダイキノリ(Sulcaria sulcata) 及びカブトゴケモドキ(Lobaria kurokawae)を用いることにより、血圧調節酵素レニン及びキマーゼの阻...
紫黒米と黒大豆中の総アントシアニン量を測定する分析法の妥当性確認
要約 紫黒米と黒大豆の総アントシアニン量を測定するpH differential法の妥当性を試験所間比較により確認した。紫黒米3種と黒大豆2種でHorRat(Horwitz
「サンルージュ」含有アントシアニンの茶期別および葉位別変動特性と生理活性
要約 「サンルージュ」の総アントシアニン含有量は、三番茶ならびに第1葉、第2葉で多い。また、「サンルージュ」緑茶熱水抽出液および茶葉自体に含有されるアントシアニンは、ヒト神経細胞アセチルコリンエステラ...
ヒエ、ハトムギ種子は2型糖尿病モデルマウス(db/db)の脂質代謝を改善する
要約 ヒエまたはハトムギの20%混合飼料を2型糖尿病モデルマウスに摂食させると、肝臓コレステロールの低下等脂質代謝を改善する。肝臓コレステロールの低下にはヒエ、ハトムギ摂取による糞への胆汁酸排泄、及び肝...
要約 ソバスプラウト(BS)を2型糖尿病モデルマウスに摂食させると、血漿・肝臓コレステロールの低下等脂質代謝を改善し生体内過酸化脂質の増加を抑制する。脂質代謝の改善にはBS摂取による肝臓での胆汁酸合成促進...
機能性食品素材としての利用を目的としたヒトデ類からの有用成分の抽出・分画法の検討
要約 ヒトデ類に含まれる脂溶性成分をヘキサン、エタノール等の溶媒やシリカゲル等の吸着剤を用いて抽出・分画する方法を検討した。セレブロシドやプラスマローゲン等の脂溶性の機能性成分の分離が可能となった。...
Bacillus amyloliquefaciensを用いたα-グルコシダーゼ阻害活性を有する機能性食品素材の製造方法
要約 Bacillus amyloliquefaciensを用いることにより、α-グルコシダーゼ阻害活性を有する納豆様の機能性食品素材の製造が可能である。 キーワード Bacillus amyloliquefaciens、α-グルコシダーゼ阻...
要約 バジル等の野菜・薬草等の熱水抽出物を用いて炊飯することにより、米飯に抗酸化性や風味・色などを付与することができる。抗酸化性を付与した加工米飯をレトルト包装した製品や、様々な風味の米飯フライ加工...
サツマイモでん粉廃液から調製したサツマイモペプチドの脂質代謝改善作用
要約 サツマイモでん粉廃液から調製したサツマイモペプチドは、マウス体内で血中の中性脂肪やLDLコレステロールの増加抑制作用および臓器への脂肪蓄積抑制作用を示す。サツマイモペプチドを摂取させると、血中レ...
機能成分高含有農作物・加工食品に対する消費者の認知状況および摂取意向
要約 健康志向の高い消費者の94.6%が機能成分高含有農作物・加工食品の摂取を希望しており、栄養成分や機能成分の高さに魅力を感じている。一方、安全性等に対する不安もあり、有効成分の安全性評価結果並びに成...
要約 紫ニンジンのアントシアニン、カロテノイド色素を各々拘束ストレス負荷マウスに投与すると、悪化する脂質代謝を改善し肝臓脂質過酸化度上昇を抑制する。両色素溶液を同時投与することで、肝臓コレステロール...
コブミカン(Citrus hystrix)の葉に含まれる抗変異原物質フラノクマリンの同定
要約 東南アジアで広く食用に利用されているコブミカン(Citrus hystrix)の葉は、複素環アミン類等の変異原物質に対して強い抗変異原性を示す。コブミカンの葉に含まれる主要な抗変異原物質は、epoxypeuc...
紫サツマイモのORAC値は高く、DPPHラジカル消去活性と高い正の相関を示す
要約 紫サツマイモ「アヤムラサキ」「ムラサキマサリ」「アケムラサキ」は他の肉色(白、黄、橙)のサツマイモ品種と比較して、ORAC値が約10倍高い。紫サツマイモのORAC値はDPPHラジカル消去活性と高い正の相関を示...
腸内フラボノイド代謝改善食品の開発のためのエコール産生性評価方法の開発
要約 イソフラボンは、腸内フローラによって代謝され強いエストロゲン様作用を示すエコールに変換される。エコールの産生を高める食品を腸内フラボノイド代謝改善食品の一つと位置付け、その開発に資するためのエ...