要約 水田基盤の下層にグライ層が存在する低湿地トマト栽培施設ほ場では、太陽熱消毒及び湛水除塩期間においても、土壌中の硝酸態窒素は地下水系へ浸透溶脱することなくグライ層で脱窒する。 背景・ねらい 施設ト...
要約 豚ぷんペレット堆肥製品の水分を15%以下に乾燥すると品質劣化が防止できる。また原料堆肥のオガクズ混合割合を52%以下にして製造した製品ペレットは、輸送及び保管時の耐崩壊性が高く、散布時の埃の発生も少...
ヤマノイモ種芋寄生ネコブセンチュウの加温・加湿処理による防除
要約 水稲用育苗器を利用して、種芋を植付け前に40℃・湿度100%で24時間加温・加湿処理することで、ヤマノイモの種芋に寄生したネコブセンチュウを簡易に防除でき、収穫時のネコブセンチュウによる被害が著しく軽...
要約 県内のトルコギキョウの産地において、花らいが腐敗する症状が認められた。その病原菌がAlternaria alternata であることを明らかにし、病名を「トルコギキョウ花らい腐敗病」とすることを提案した。 背景・...
要約 天蚕繭の煮繭条件について、家庭用アルミ鍋、圧力鍋、簡易煮繭機の3者を用いて比較検討したところ、家庭用アルミ鍋を使用した場合でも十分な繰糸効率が得られ、簡易な煮繭技術として使用出来る。 背景・ねら...
要約 ギンナン生産における調製作業の内、果肉除去作業を連続的に行える装置を開発した。バッチ処理方式に比べて作業者が絶えず監視する必要がなく組み人員の減少につながる。 背景・ねらい 本県南部の東紀州地域...
要約 ツツジ類生産における定植作業の省力・軽作業化のため、全自動野菜移植機を改良して、セル成型苗を移植する技術を開発した。一畝多条用移植機を使えば一畝4条で条間約30cmに移植できる。 背景・ねらい 本県...
要約 水稲育苗センター等における育苗台車の施設内移動の省力化・軽作業化及び運搬時の安全性を確保した2種類の運搬機を開発した。一つはゴルフカートを改造したもので、もう一つは育苗台車用の牽引フックを考案...
要約 女性・高齢者の稲作労働実態は、耕起、防除等で女性の作業従事割合が低く、年齢階層別では75歳程度まで一様に稲作に従事している。女性は水稲より、興味・楽しさが大きい野菜・花き栽培等への従事を望んでい...
量販店における青果物の評価基準並びに流通チャネルの選択意志決定
要約 量販店の青果物評価は、「品質」に非常に大きなウエイトを置いており、中でも「品質の安定」を求めている。また、市場からの予約相対取引はセリや産直契約より多くの評価項目で優れており、最適な流通チャネ...
ポリエチレンフィルムと防カビ剤の利用によるぶどう「巨峰」果実の簡易な貯蔵法
要約 ぶどう「巨峰」果実を個装せずに、2.5㎏単位に厚さ0.06㎜のポリエチレンフィルムで防カビ剤とともに密封し、3℃で貯蔵することにより60日間程度の鮮度を保持できる。 背景・ねらい ぶどうの主要品種「巨峰」...
要約 「筑水」の着果基準は、収穫時目標果重を280~300gとした場合、各県で異なり三重県では12果/㎡(目標果重 280g)、千葉県と埼玉県では10果/㎡(同300g)、栃木県は8果/㎡(同300g)、秋田県では8果/㎡(同28...
湛水条件下における土壌中イチビ及びチョウセンアサガオ種子の死滅程度
要約 強害外来雑草多発の転換畑を水田に復田し、埋土種子を死滅させることを目的に、イチビとチョウセンアサガオ種子を湛水土壌中条件下に埋土深度を変えて処理した結果、10cm以上の深さにある種子は生存し続ける...
要約 三重県内でトウモロコシの播種適期である4月上旬から5月中旬にトウモロコシを播種した場合、イチビが競合することを想定し、イチビの生育、花房数、さらに混入割合とトウモロコシ収量の関係のモデル式を策定...
要約 フィルム被覆後のロールベールを自動積み込み、自動荷降ろしが可能なロールベールワゴンを開発した。本機は1本のリフトアームにより4個のロールを積み込み、運搬し、さらに縦置き荷降ろしが可能なワンマンオ...
要約 中山間地帯の小区画圃場や軟弱な転換畑を対象とした歩行型ベールラッパを開発した。本機は走行装置にゴムクローラを利用し、自動積み込み機構とテーブルリフトによる運搬車への直接荷降ろし機構を有する軽量...
黄色粘着板を用いたチャノミドリヒメヨコバイ発生量の簡易モニタリング法
要約 黄色粘着板を茶摘採面上に粘着面を上向きに24時間設置するだけで、チャノミドリヒメヨコバイの発生量を簡単に把握することができる。さらに、これは各新芽生育初期でのモニター量からの防除要否の判断や、防...
クルマエビ急性ウイルス血症(PAV)の原因ウイルスの解明と分離精製法の開発
要約 PAVの原因がウイルスであることを明らかにし、病エビ血液からのウイルス精製法を開発した。また、本ウイルスがICTVの分類表第6版で未分類種とされたOryctes rhinoceros Virusに近縁の、新種ウイルスであるこ...
要約 マイワシの成熟には餌の量が多く水温が低い環境が好条件である。加齢に伴い産卵頻度やふ化率等の再生産力は低下する。また、餌の質も成長や産卵条件を支配する重要な要因の一つである。一方、天然海域では資...
要約 魚粉の60%をビール粕から精製した麦芽たん白および大豆粕を併用して置換した飼料をコイ稚魚に6週間給与したところ、魚粉のみをタンパク質源とする飼料より優れた成長が得られた。 背景・ねらい 養魚用飼料...