低蛋白質アミノ酸添加飼料に対して酵素資材の添加は豚の消化率改善に有効
要約 養豚において環境負荷軽減に有効な低蛋白質アミノ酸添加飼料に複合酵素資材及びフィターゼを添加することで、飼料の乾物消化率が向上し、ふんの量が減るとともに、リンの排泄量を低減することができる。 キ...
黒毛和種受胚牛への卵胞刺激ホルモン投与による誘起複数黄体の効果
要約 黒毛和種受胚牛への低単位卵胞刺激ホルモン投与により、6割の受胚牛に複数黄体が誘起される。複数黄体誘起牛は無処理牛より血液中黄体ホルモン濃度が高く、受胎率も高くなる傾向を示す。また、複数黄体誘起...
生稲わらサイレージに生米ぬかを混合した肥育牛用発酵TMRの品質と採食性
要約 生稲わらサイレージや配合飼料などに生米ぬかを10%程度混合した発酵TMRは、脂質の酸化がなく、乳酸および酢酸含量が高く、開封後の品温が変化しにくい。さらに黒毛和種去勢肥育牛の採食性は良好である。 キ...
生稲わらサイレージの貯蔵性向上と肥育後期黒毛和種去勢牛への給与効果
要約 生稲わらロールベールサイレージは、無処理でも貯蔵4ヶ月の発酵品質が良好であり、乳酸菌製剤添加によりさらに長期間安定貯蔵できる。また、このサイレージの肥育後期黒毛和種去勢牛による採食性は高く、肥...
乳牛の直腸温測定に基づく暑熱による繁殖性低下が疑われる雌牛の発見
要約 暑熱対策実施下の乳牛では発情徴候の強弱に気温の影響はあまりない。しかし、直腸温と相関の高い腟温度を調べると、夏期高温時には40℃まで上昇する牛を発見できる。この温度を体外培養で再現すると、卵子や...
要約 トルコギキョウに発生しているTomato bushy stunt virus (TBSV)とLisianthus necrotic stunt virus(LiNSV:仮称)の2種トンブスウイルスは、それぞれに対応するプライマーを用いたRT-PCR法による識別診断が...
キーワード チューリップ、えそ病、ネクロウイルス、病原性 背景・ねらい チューリップえそ病の病原はタバコネクロシスウイルスTobacco necrosis virus (TNV)とされてきたが、その分類は十分に整理されていない。...
クズ疫病菌はダイズ茎疫病菌とは異なる新種のPhytophthora属菌である
要約 クズ疫病菌はダイズ茎疫病菌とは形態および分子系統群が異なり、新種のPhytophthora属菌である。ダイズ茎疫病菌とクズ疫病菌はそれぞれクズ、ダイズに病原性がある。 キーワード クズ、クズ疫病、ダイズ、ダ...
ダイズリゾクトニア根腐病菌(AG-2-2)とイネ褐色紋枯病菌とは同一である
要約 ダイズリゾクトニア根腐病菌(菌糸融合群:AG-2-2)とイネ褐色紋枯病菌とは、交互接種でイネとダイズに病原性があり、かつ同様の病徴を呈することから、両菌は同一である。 キーワード ダイズ、ダイズリゾク...
要約 水稲ダイズ輪作圃場においてヘアリーベッチを鍬込むことにより、ダイズの窒素吸収量が増加し、老化の進行が抑制されることで、ちりめんじわ粒の発生が少なくなる。 キーワード ダイズ、ちりめんじわ粒、ヘア...
要約 水稲-水稲-ダイズ体系の長期輪換ほ場における3年に2回の堆肥2t施用は、連用回数が多くなるにしたがい土壌窒素供給力を向上させる。土壌窒素供給力の向上による窒素発現は開花期以降に多く、ダイズの窒...
出芽期を多湿条件で経過した大豆の生育とちりめんじわ粒発生の特徴
要約 大豆の出芽期に湿害を受けると、開花期頃までの主根長は短くなり、根乾物重の増加が停滞するとともに子実肥大期頃までの地上部窒素含量が少なくなる。その結果、登熟後半の葉色の低下および落葉時期が早くな...
要約 大豆品種「エンレイ」のちりめんじわ粒の発生を軽減するには、コンバイン収穫による刈り取り開始時期は、子実平均水分22%の頃である。また、子実平均水分22%程度の大豆の貯留限界は4日である。 キーワー...
要約 大豆品種「エンレイ」のちりめんじわ粒の発生を軽減するには、コンバイン収穫による刈り取り開始時期は、子実平均水分22%の頃である。また、子実平均水分22%程度の大豆の貯留限界は4日である。 キーワー...
出穂期葉色および気温による「コシヒカリ」の基白、背白粒発生予測モデル
要約 基白、背白粒は出穂後20日間の気温が高いほど発生が多く、同じ気温レベルでは出穂期の葉色値が高いほど発生が少なくなる。これらの関係から、基白、背白粒の発生程度が予測できる。 キーワード 高温登熟、基...
要約 地域特産物としての地酒のイメージアップを図るため、香味に優れた新規性のある清酒用酵母を富山の花から分離し育種を行い、その酵母の特徴を活かし、富山県や地域のイメージにマッチした清酒の製品化を図る...
要約 チューリップのACC酸化酵素遺伝子は、5種類存在し2つのクラスターに分類される。それぞれの遺伝子は異なる組織で特異的に発現し、花弁老化時に特異的に増加する遺伝子が存在する。 キーワード チューリップ...
要約 積雪地域でギョウジャニンニクの促成栽培を行う場合、10月上旬に掘り上げ5℃、60日間の低温処理後、標高の低い地域の無加温施設では地温5~10℃で推移すれば2月に収穫できる。標高の高い地域の施設内では地...
サトイモ「大和」のマルチ栽培における生分解性フィルムの増収効果
要約 分解の早い生分解性フィルムを用いたサトイモの全期間マルチ栽培では、慣行のポリエチレンフィルムと比べフィルムの分解によって夏期の畝内の地温上昇が抑制され、孫芋の肥大が良く、収量が増加する。 背景...
チューリップの葯における抗菌性物質Tuliposide Bの蓄積
要約 チューリップの葯は、開花直前に抗菌性物質Tuliposide Bを組織特異的に生合成し、花粉を細菌類の侵入から守る独自の防御機構を発達させている。 キーワード チューリップ、抗菌性物質、感染防御、葯、花粉、...