要約 サトイモを収穫調整する際、掘取り前に株の上部をトラクタの車輪で踏圧し、その後、コンベア式掘取機又は収納型掘取機で掘り取ることによって、損傷がほとんどない状態でイモが分離され、かつ効率的に収穫で...
主穀作大規模経営体へのネギ栽培導入は経営の安定化に有効である
要約 圃場管理作業にハイクリアランス型トラクタを活用するとともに、調製作業間にベルトコンベアを導入し効率的な人員配置による調製を行う、ネギ省力・低コスト生産体系を主穀作大規模経営体に複合経営作物とし...
要約 乳酸菌ゲノムライブラリからクローニングした溶菌酵素遺伝子を、大腸菌内で大量発現できる。この溶菌酵素は、金属キレートアフィニティークロマトグラフィーとゲル濾過法により精製でき、様々なグラム陽性細...
イネレトロトランスポゾンTos17の転移により生じた早生突然変異体
要約 「日本晴ミュータントパネル」の表現型調査で見出した早生突然変異体「NE0796」は、レトロトランスポゾンTos17の転移により遺伝子が機能を失って変異が引き起こされている。変異ヘテロ型では出穂が約1週間...
DNAマーカーによる水稲品種「コシヒカリ富山BI」の品種識別
要約 いもち病抵抗性を備えた富山県育成の「コシヒカリ富山BL1号~6号」について、いもち病抵抗性遺伝子の近傍にあるDNAマーカーを利用することで正確かつ短時間で品種を識別することが可能である。 キーワード...
要約 赤カブ栽培の前作に、葉ダイコン「CR-1」、「葉美人」等を栽培することにより、根こぶ病菌の休眠胞子密度が低下し、本病の発生を軽減できる。 キーワード 赤カブ、根こぶ病、葉ダイコン、菌密度、おとり...
要約 夏秋小ギクに対する定植または摘心からの深夜5時間電照は、花芽分化を抑制する効果があり、旧盆出荷に合わせた開花調節が可能である。また、電照に伴う一部品種のボリウム低下は、栽植密度、仕立て本数を制...
極晩生の花壇用チューリップ新品種「砺波育成110号(白ずきん)」
要約 花色が浅黄緑色から黄白色へ変化する極晩生のチューリップ「砺波育成110号」を育成した。本品種は3倍体で茎葉が大型でかつ、強健である。球根生産性が高く、花壇植えに適する。 キーワード 極晩生、花壇用、...
要約 富山県内から探索された品種登録されたカキ「久目丸」(くめまる)は、雄花の着生が容易で安定している。また開花期間も長いため、干し柿品種「三社」の受粉専用品種に適している。 キーワード カキ、久目丸...
要約 排水条件の悪い転作田において、飼料用栽培ヒエのグリーンミレット中生を8月上旬に、グリーンミレット晩生を8月中旬の伸長期に収穫すると、乾物収量はローズグラスより多く、翌年、水稲作に復元しても雑草化...
要約 飼料中の圧片大麦(濃厚飼料中に占めるTDN割合30%)の代替としてイネ穀実サイレージを給与しても肥育成績や肉質への影響はみられず、脂肪酸組成においても、風味に影響するとされる不飽和脂肪酸割合が高い傾...
要約 豚用配合飼料中には日本飼養標準に示される要求量以上に銅・亜鉛が添加されているが、離乳子豚期および肥育前期においては、要求量を満たす添加量であれば豚の発育に影響はなく、豚ぷん堆肥中の銅・亜鉛含量...
要約 家畜ふんと林地残材、加工廃材およびダム流木の各々の粉砕物を容積比2:1で混合したものは、20週間堆肥化すると、易分解性有機物残存率がオガクズと同様に減少する。その堆肥は、作物の生育に対する阻害性が...
晩生の花壇用チューリップ新品種「砺波育成109号(春万葉)」
要約 花色が明赤色に浅橙色の覆輪で晩生のチューリップ「砺波育成109号」を育成した。本品種は3倍体で茎葉が大型でかつ、強健である。球根生産性が高く、花壇植えに適する。 キーワード 花壇用、チューリップ、明...
要約 砂質浅耕土における転換履歴の異なるダイズ作ほ場の窒素収支は、インプットが根粒窒素固定、アウトプットが子実の収穫に由来する割合がそれぞれ80%以上を占め、収支は負となる。 キーワード 転換履歴、砂質...
チューリップ条斑病発病株から特異的に検出されるウイルス様粒子とその血清学的診断法
要約 チューリップ条斑病発病株から、屈曲したひも状のウイルス様粒子が特異的に検出される。本粒子に対する抗血清を用いた血清学的診断法により、本病は診断できる。 キーワード チューリップ、条斑病、ウイルス...
要約 チューリップ微斑モザイク病に対する抵抗性には品種間に大きな差が認められる。この抵抗性は、圃場での感染と球根伝染の難易として示すことができる。抵抗性極強品種の伝染源ポテンシャルは低く、抵抗性弱品...
成果の内容・特徴
要約 水に含まれる酸素同位体の自然存在比より求めた地下水に対する灌漑水の影響等から推定すると、扇状地における深さ数m程度の浅層地下水の硝酸性窒素濃度が非潅漑期間に高い傾向にあるのは、前作後の非潅漑期...
要約 チューリップのゲノムDNA中にはレトロトランスポゾンが存在し、レトロトランスポゾンは葉では発現せず根においてのみ発現する。また、球根のりん片培養によって生じたカルスを長期間培養すると発現が誘導さ...