要約 砂質乾田の水稲湛水表面散播法において、代掻き後すみやかに播種し、播種直後および2葉期に落水処理を行うことにより、根の支持力が高まり、転び苗、浮き苗の発生を抑え、苗立率を高めることが可能になる。...
砂質乾田における緩効性肥料を用いた全量基肥施肥栽培のための生育診断法
要約 コシヒカリの全量基肥施肥栽培を導入する初期の段階で、収量と玄米品質を安定させるため、まず目標となる着粒数を設定する。目標着粒数を確保するために、幼穂形成期に草丈×茎数×葉色の値で生育診断を行い、...
チューリップ微斑モザイク症状に特異的な因子と粒子の性状の血清学的診断法
要約 チューリップ微斑モザイク症状から特異的に分離される感染因子をC. quinoa上で増殖し、これから47Kのタンパク質を有する幅4~8nmの複雑に屈曲したひも状のウイルス様粒子を純化した。さらに、本粒子に...
要約 チューリップのウイルス様症状は微斑モザイク症状と条斑症状に分けられ、両者とも土壌と球根で伝染する。検定植物の反応から、両者は異なる病原に起因する。品種間の発病差異が認められる。発病は球根の遅植...
トマト黄化えそウイルスによるレタス黄化えそ病(仮称)とキクえそ病の発生
要約 富山県内で発生の認められたレタスとキクのウイルス性病害はトマト黄化えそウイルス(TSWV)に起因することが明らかとなった。本ウイルスのレタスでの発生は日本では初めてであることから,本病をレタス...
要約 麦畑の優占雑草であるスズメノカタビラやスズメノテッポウの麦角病菌は大麦に病原性を示すことから,両雑草の麦角病菌はオオムギ麦角病の伝染源となり得る。オオムギ麦角病に対してはトリアジメホンやトリフ...
要約 大豆の腐敗粒は子実登熟期の中期以降に台風等で傷ついた莢にFusarium属やAlternaria属の病原菌が侵入して多発生する。発生の抑止には,損傷後にイミノクタジンアルベシル酸塩剤を散布するとともに,落葉期以...
要約 チューリップのユリ咲き品種を育成し、‘夢紫'(チューリップ農林20号)として登録した。花色が濃赤紫色の大輪で、茎長・葉長が長く草姿全体が大型で、促成適応性もあることから、花壇植え及び切り花生産に...
要約 黒腐病と褐色腐敗病は球根収穫後の水洗による土壌の除去や殺ダニ剤浸漬などの調整作業中に濡れることにより多発する。この薬液が反復使用されると液中の病原細菌の濃度が高まり発病が助長される。また、追肥...
チューリップ黒腐病と褐色腐敗病は水洗と殺ダニ剤浸漬を契機に発病する
要約 黒腐病と褐色腐敗病は球根収穫後の水洗により土壌の除去や殺ダニ剤浸漬などの調整作業中に水に濡れることにより多発する。この薬液の反復使用により液中の病原細菌の濃度が高まり発病が助長される。また,追...
要約 チューリップの花壇・鉢物用新品種を育成し、‘雪壷’(チューリップ農林19号)として登録した。花色は白色。茎長は短く矮性草姿で、観賞期間が長いため花壇植えに適する。また、促成適応性が高く、促成鉢...
要約 チューリップの促成切り花用新品種を育成し、‘紅豊’(チューリップ農林18号)として登録した。促成適応性が高く、花色は濃赤色の大輪で、茎長・葉長が長いため大型草姿の切り花生産ができる。また、切り...
要約 拡散、溶脱、吸着、無機化、有機化、脱窒、根による吸収など、水田土壌中における窒素の挙動を表わし、水稲の生育経過について推定を行うメカニスティックモデルを開発した。 背景・ねらい 低コストで高...
要約 ユリ咲き品種の育成を目標に昭和48年に交配を行い、チューリップ「砺波育成96号」を育成した。花色が濃赤紫色のユリ咲き・大輪である。また、草丈が高く、草姿全体が大型で、促成適応性もあることから、花壇...
水田土壌中の窒素の挙動と水稲の窒素吸収を表わすメカニスティックモデル
要約 拡散、溶脱、吸着、無機化、有機化、脱窒、根による吸収など、水田土壌中における窒素の挙動を表わし、水稲の生育経過について推定を行うメカニスティックモデルを開発した。 背景・ねらい 低コストで高...