要約 体感温度を暑熱ストレス指標とした場合、北陸地域での暑熱対策実施時期は、体感温度18℃を越える5月下旬から10月上旬であり、対策の早期化と期間の延長が必要である。また、1.5m/s以上の通風による対策が効果...
β-カロテン含量低減稲発酵粗飼料の黒毛和種去勢牛への肥育全期間給与
要約 黒毛和種去勢牛24ヶ月齢肥育(8~24ヶ月齢)における稲発酵粗飼料の肥育全期間給与は粗飼料の採食量を高める。また、乾草、稲ワラ給与時と比較しても増体および枝肉成績について差はないため、肥育全期間の...
促成適応性に優れた小型白系チューリップ新品種「春天使(砺波育成113号)」
要約 花色が白系のチューリップ「砺波育成113号」を育成した。本品種は促成適応性が高く、安定した切り花・鉢物生産が可能である。また、小型の草姿で草丈の揃いが良く花壇用に適する。 キーワード チューリップ...
神通川で漁獲されたサクラマスの魚体の小型化は何故起こったのか?
背景・ねらい 神通川で漁獲されるサクラマスの魚体が最近小さくなったという声が漁業者の間から聞かれるようになった。サクラマス資源を維持し、漁業者の収入の安定を図るためにも、漁獲されるサクラマスの魚体の...
要約 水稲種籾を浸種前に50℃に加温した海洋深層水の酸性電解水に、次いでアルカリ性電解水に各1時間浸漬することで、主要な種子伝染性病害のいもち病、ばか苗病、苗立枯細菌病、もみ枯細菌病及び褐条病に対して防...
要約 マメ科のヘアリ-ベッチは、北陸の中粗粒質水田において、無肥料で栽培しても目標窒素投入量を確保できる生育となり、すき込みにより窒素無機化量を増加できるため、水田の地力窒素増強に活用できる。 キー...
要約 ウコンノメイガの幼虫による葉巻数が最も多くなる8月下旬に1本当たりの平均葉巻数が30を超えると小粒化し、減収する。防除適期である7月6半旬と8月下旬の1本当たりの平均葉巻数には有意な正の相関がある。 ...
Rhizoctonia solani AG-2-2IIIB に起因するダイズリゾクトニア根腐病と有効薬剤
要約 播種3~4週間目頃のダイズにおける下葉の黄化や胚軸部の褐変、著しい根腐れ症状による生育不良はRhizoctonia solani AG-2-2IIIBによって発生することが見出された。本病に対し、モンカットおよびメプロニ...
要約 チューリップ条斑病に対する抵抗性には品種間に大きな差異が認められ、国内主要品種225品種のうち22品種が極強と判定される。抵抗性極強品種は伝染源になりにくいため、圃場の汚染程度を高めず、本病の被害...
要約 染色体断片置換系統群(CSSLs)を用いることで、表現型には現れないインド型品種の有用な量的遺伝子座(QTL)を見出すことができるようになる。さらに、その有用遺伝子のマッピングおよび準同質遺伝子系統(NIL...
温暖化条件下における「コシヒカリ」の白未熟粒発生軽減のための適正栽植密度
要約 気候温暖化条件下において分げつが旺盛で生育中期に葉色が極端に低下した場合、登熟期間の葉色が維持されず、基白、背白粒の発生が多くなる。また、穂数が多くなる条件下では乳白粒の発生が多くなる。栽植密...
要約 ウワバミソウを促成栽培する場合、促成を開始する時期を遅らせることにより生育期間が短くなり収量性が良くなる。また、促成開始時に施肥(緩効性、窒素成分1.5kg/a)を行うことによりL級品以上の比率が増加...
要約 タラの芽促成栽培の培養液として海洋深層水の100倍希釈液を用いると、生育日数が短縮され、収量が増加する。 キーワード タラの芽、促成栽培、海洋深層水
背景・ねらい タラの芽の促成栽培は、ハウス内...
要約 短葉性ネギは、平植え栽培が可能である。育苗はセル育苗とし、1穴当たりの播種粒数を1粒に、定植は2条にすることで、生育が促進され揃いが向上する。また、土寄せは2回でよく、1回目は定植後20日頃、2回目は...
ニホンナシ「幸水」における花芽制限および省力器具による作業時間の短縮
要約 ニホンナシ「幸水」において、せん定・誘引時に1m2)と比べ、せん定・誘引から摘果までの10a当たり作業時間を約15時間短縮できる。さらに、摘蕾時の下芽の芽かきおよび誘引結束機や人工受粉機の使用によっ...
北陸地域のシバ型放牧草地に適するセンチーピードグラスとセル苗による育苗法
要約 センチピードグラスは被覆速度が速く、越冬性が良好で、北陸地域のシバ型放牧草地の早期造成に適した草種である。また、6月上旬移植を前提としたセル苗は、ガラス室内において5月上旬に基肥NPK各25mg/セ...
北陸地域向け飼料イネのβ-カロテンおよびα-トコフェロール含量
要約 早生および中生品種・系統飼料イネ生草の黄熟期β-カロテン含量は稲ワラの約2~3倍で、α-トコフェロール含量は同比約11~19倍と高く、サイレージ貯蔵による両含量の減少は少ない。 キーワード α-トコフェロー...
品種内系統間交雑を用いた系統豚「タテヤマヨーク」の繁殖能力の改善
要約 「タテヤマヨーク」と他県から導入した系統豚との品種内系統間交雑豚は繁殖性、発育性及び産肉性が良好である。 キーワード 品種内系統間交雑、ブタ、系統豚、繁殖性、発育、産肉性
背景・ねらい 系統造...
要約 黒毛和種去勢牛24ヶ月齢肥育の肥育前期(8~13ヶ月齢)における稲発酵粗飼料の給与は、粗飼料の採食量を高める。また、乾草給与時と比較しても血中ビタミンA濃度及び増体に差はないため、乾草の代替として利...
要約 携帯電話を用いた簡易な分娩監視システムである。分娩時に腟内に挿入した分娩感知センサーが排出されると、温度低下を感知し、分娩開始を自動的に携帯電話に通知し、牛の分娩状況を携帯電話の動画機能により...