摘要 東北地方におけるススキ型草地において、人為的処理の違いが植生遷移に及ぼす影響を明らかにするために、昭57年に刈り払い、放牧および放任の3種類の処理を開始して以来、長期にわたり継続調査しデータの...
摘要 シバ型草地において、植生を安定維持する放牧強度、特に強放牧条件下での植生崩壊の可能性、あるいは崩壊過程での植生変化を明らかにするために、3段階の放牧強度を設定した4年目の結果である。10年の放...
摘要 日本版レッドデータブックで絶滅危急種とされた水生シダの一種ミズニラの発生する農研センター谷和原水田で水稲用除草剤処理下での個体群の動態を調べた。エトベンザニド・イマゾスルフロン・ダイムロン1k...
摘要 京都市山科区の山火事跡地に発生したワラビの根茎強度、根茎による繁殖速度、ワラビ現存量と枯死体による地表被覆量を明らかにすることを目的として研究を行った。ワラビ根茎の最大抗張力は切断面直径の増加...
摘要 シバおよびネザサが優占する放牧条件下での植生および生産量を測定した。場内のシバ型草地では、出現植物種数は35種で平成9年とほぼ同様であったが、多様度指数は上昇した。シバがSDR2の順位の1位を...
摘要 我が国の気候帯に対応した草地生態系における生物群集の動態を長期にわたって継続調査し、永続的な草地の生産と保護を確立するための基礎資料を得る。9年度も、東北大学農学部附属農場内のススキ型草地にお...
里山、耕作放棄地におけるシバ型植生の導入定着条件の解明と保全的利用技術の確立(23)
摘要 中山間地域における耕作放棄地、広葉樹林及びワラビ優占草地等の未・低利用地のシバ型草地への保全的転換技術を検討した。耕作放棄棚田では、刈払い、除草剤散布して前植生を枯死させた後、シバを移植し、明...
摘要 a.場内草地:8年度と同様に、シバ型草地ではシバが、ネザサ型草地ではワラビがSDR2順位の1位を占めたが、ササ型草地におけるシバの出現頻度と優占度は前年に比べて大きく上昇した。また、8年度に引...
摘要 シダ類根系の土壌緊縛機能を評価するため、ワラビ、ウラジロ、コシダの各群落を選定し、地下茎も根系の一部と見なして根系分布調査を行った。その結果、特にコシダやウラジロが地表から1cm程度の深さに高...
糞中種子による傾斜ススキ草地へのシバ侵入様式の解明(131)
摘要 対象となるススキ草地の地形測量と、植生調査を行った。その結果、ススキの冠部被度は、傾斜の緩い地点で非常に低く、傾斜の増加にともなって急激に高まるが、牛道が高密度に発生する傾斜角16度付近を境に...
摘要 ワラビ、ウラジロ、コシダ等のシダ類は土壌表層付近に比較的高い細根密度を有している。また、これらのシダ類は明るく乾いた土地を好むため、山火事跡地などにおいて著しく繁茂してマット状の根系が土壌を緊...
摘要 山火事跡地に成立するススキ草地を保育し、その後採草利用することを目的として、保育期間が植生及び地上部乾物重の推移に及ぼす影響を6年間にわたって追跡調査した。樹木を除くススキ草地の種組成は、スス...
摘要 a.場内草地:7年度と同様に、シバ型草地ではシバが、ネザサ型草地ではワラビが優占度順位の1位を占め、ササ型草地におけるシバとテリハノイバラの優占度は7年に比べて大きく上昇した。また、7年まで(...
シバ型草地を基盤とした放牧における黒毛和種の繁殖ステージ別飼養技術の確立(160)
摘要 子付き繁殖牛をシバ型草地に放牧した場合の家畜生産特性を解明し、授乳期の繁殖牛とその哺乳子牛に焦点をあてた放牧技術を確立するため、8年度は、夏から秋の放牧における家畜生産量と放牧圧との関係を検討...
里山、耕作放棄地におけるシバ型植生の導入定着条件の解明と保全的利用技術の確立(156)
摘要 落葉広葉樹林へのシバの導入について検討するため、立木密度の異なる3処理区を設定し、シバを植え付け、放牧管理した。立木密度の高い処理区では土壌の乾燥が防がれ、シバの定着が良好であった。庇蔭がシバ...
摘要 家畜繁殖領域において開発された生殖細胞の凍結保存技術、卵子利用技術を家畜以外の野生動物へ適用すること検討するとともに、新たな技術開発を行うことを目的とした。ニホンシカやカモシカの精子は牛精子の...
摘要 "北関東のシバ型草地における放牧強度と植生との関係を明らかにする。7年(初年)度の放牧圧は、弱放牧区、中放牧区、強放牧区で各々、203、270、351(頭・日/ha/年)であった。植生では各区...
摘要 6年8月に京都市山科区で発生した林野火災の跡地で、火災後の植物遷移の種組成及び現存量を調査した。木本ではアカメガシワやヌルデ、アカマツの実生が火災の2~3カ月後には発生し始めた。しかし多くの木...
里山、耕作放棄地におけるシバ型植生の導入定着条件の解明と保全的利用技術の確立(159)
摘要 ワラビ優占地へのシバ導入法について検討した結果、除草剤によってワラビを枯殺した後にシバを植えつけた処理区でシバの生育がよかった。地下水位を変えてシバの生育を検討したところ、地下水位が3cmでは...
摘要 a.場内草地:6年度と同様に、シバ型草地ではシバが、ネザサ型草地ではワラビが優占度順位の1位を占めた。そのほか、シバ型草地のヨモギとササ型草地のヒメスイバの優占度が6年に比べて大きく上昇した。...