摘要 水稲における斑点米カメムシ抵抗性系統・耐湿性に優れる硬質小麦系統を開発するとともに、気候変動に対応した水稲・小麦品種を育成する。
ゲノム情報を活用した麦・大豆の重要形質制御機構の解明と育種素材の開発
摘要 ムギの越冬性に関しては、 a) 新規抵抗性候補遺伝子WIN1高発現組み換えコムギを作出し、雪腐病菌(Typhula ishikariensis)を用いて接種試験を行った結果、統計的に有意な抵抗性の向上は観察されなかった。 ...
摘要 オオムギ耐湿性の検定方法として、同一規模の湛水処理試験で従来の4倍の個体数を処理できる方法を開発し、 耐湿性の遺伝解析を行う事が現実的に可能となった。
摘要 湿田での飼料用麦類栽培技術の開発のため、耐湿性の高いエンバクを用い、オオムギとの収量性を熊本県八代市の現地実証試験で比較した。その結果、エンバク(九州14号)の乾物収量は439kg/10aで、オオムギ(...
ゲノム情報を活用した麦・大豆の重要形質制御機構の解明と育種素材の開発
摘要 ムギの越冬性に関しては、 a) フルクタンの季節変化と品種間差異のキー酵素遺伝子Wfh-sm3は、フルクタンが急激に増加する秋口後半に発現量が抑えられ、積雪下で発現が誘導されることを明らかにした。ラフィ...
摘要 生育後期の湛水では大麦の茎葉乾重および地上部乾重は有意に低下したが燕麦では湛水処理による有意な影響は無く、大麦と比較し耐湿性が高いことが示された。 10月播種では、モリブデン処理で湛水時の苗立ち...
ゲノム情報を活用した麦・大豆の重要形質制御機構の解明と育種素材の開発
摘要 ムギの越冬性に関しては、a)RNAシャペロンと相互作用するポリA結合タンパク質(PABN1)の過剰発現によって耐凍性、耐乾性、耐塩性が向上することを明らかにした。また、耐凍性に関わるラフィノース族オリゴ...
摘要 1)麦類等の冬作では出芽は湿害の影響を受けるが、初期生育時は低温のため成長が緩慢であり、大きな影響は受けにくいことが示された。夏作では大麦よりも燕麦の耐湿性が高いことが示された。 2)多湿な圃...
暖地向け病害複合抵抗性、耐湿性、極高品質のビール用二条大麦品種の育成
e.飼料生産性向上のための基盤技術の確立と土地資源活用技術の開発
摘要 1)とうもろこし不耕起栽培法を二毛作体系に適用するため、冬作ライムギ跡地におけるディスクプラウと不耕起播種機を組み合わせたとうもろこしの簡易耕播種技術について実規模での試験を2年間継続し、慣行...
摘要 秋播型の関東二条43号は早播や暖冬年でも生産性が安定化し、穂数型の関東二条42号は施肥量や地力の差異によっても生産性が安定化することを明らかにし、奨励品種決定調査等においても、整粒重の変動が小さく...
暖地向け、病害複合抵抗性、耐湿性、極高品質のビール用二条大麦品種の育成
摘要 育成地の生産力検定試験および各県の奨励品種決定調査に供試した九州二条20号及び九州二条21号のうち、ちくし20号は生育・収量とも良好であったので、試験を継続する。
e.飼料生産性向上のための基盤技術の確立と土地資源活用技術の開発
摘要 1)飼料用とうもろこしの不耕起栽培管理法として、冬作ライ麦収穫跡地では、ディスクによる簡易耕を実施後、播種量を15%増し(8,000粒/10a)にして播種することにより、作業工程を慣行の耕起播種法の8工程...
暖地向け病害複合抵抗性、耐湿性、極高品質のビール用二条大麦品種の育成
摘要 1)小麦の種子休眠関連遺伝子については、19年度に行った網羅的遺伝子発現解析により絞り込んだ候補遺伝子のうち、2つについて、その塩基配列から推定される機能、および染色体上の座乗位置から、休眠性遺...
摘要 小麦の色相に及ぼす要因を解明するため、1)小型測色シャーレを使用して1gの小麦粉で測色する方法は、育種の選抜試験などで系統間の相対比較に利用できる可能性を示した。2)胚乳における鉄含量はくすみの...
暖地向け、病害複合抵抗性、耐湿性、極高品質のビール用二条大麦品種の育成
摘要 育成地の生産力検定試験および各県の奨励品種決定調査に供試した九州二条20号及び九州二条21号のうち、ちくし20号は生育・収量とも良好であったので、試験を継続する。