ブドウ園土壌における可給態窒素診断基準の作成 2 施肥資材の土壌種類別可給態窒素発現量の解明
摘要 土壌種類別(砂質、粘土質、火山灰)に有機物資材(牛ふん堆肥、発酵鶏ふん)からの発現推移を調査した。有機物資材からの窒素発現速度は、鶏ふんと配合肥料では差が見られず、牛ふんがやや遅れて発現する...
野菜・花きの栽培改良 4 富士北麓地域の食文化を支える薬味原料野菜の生産安定技術の確立 (1)富士の湧水を活用した生産技術 1)水ネギ
摘要 水ネギとして利用されている地ネギは、土壌pHでは酸性を好むことが分かった。 水入れ直後の生育状況では、大型トンネル区の生育が、慣行区よりも良好である。また、施肥方法については、慣行施肥区に比べ緩...
摘要 モモについては、施肥量を減らしても、土壌の化学性、樹体生育や果実品質及び病害発生率に顕著な差は認められなかった。リンゴについては、肥効調節型肥料を時期別に施肥したが、果実品質は処理間に差はな...
Ⅹ 環境保全型農業を推進するための技術開発 2 環境に優しい環境保全型施肥技術の開発
摘要 目的:化学肥料の使用量の削減を可能とする技術や、環境に配慮した適切な土壌養分状態の維持を可能とする施肥技術を確立し、環境保全型農業の推進を図る。 期待される成果:(1)県内農耕地土壌の定点調査や県...
Ⅸ 未利用有機質資源を有効活用するための技術開発 1 地域内の未利用有機質資源の有効活用技術の開発
摘要 目的:(1)施用する有機質資材中の肥料成分を適切に評価することにより、有機物施用の効果的な利用を図る。(2)堆肥の省力的で効果的な施用方法を確立し、土壌中への適切な有機物補給を図る。(3)地域内未利用有...
環境保全型農業の確立 1 有機質資材による持続可能な農業技術の確立 (2)鶏糞を中心とした施肥体系の改良及び短期間での物理性改善を目指した栽培実証
摘要 鶏ふんを2t/10aまたは0.5t/10aを連用した有機栽培体系において、夏秋トマトを栽培した結果、収量はいずれも化成肥料単用区に及ばなかったが、鶏ふん2t/10a施用区では化成単用区に近い収量が得られた。地下...
花きの栽培に関する素材開発研究 1)花きの高品質・多収・安定生産技術の開発 ク シクラメンに対する適正培土・肥料の選定
摘要 目的:シクラメン栽培の省力、低コスト化を図る 成果:4号鉢栽培において、「プロミックスBX-J」の代替資材「Pro Blend」でも同様の鉢花品質が得られることを確認した。ただし、褐色斑点症状が発生した。5...
土壌への炭素貯留を促進する炭素貯留型肥料の開発と効果的な施肥技術の確立 1)炭素貯留型肥料・資材の特性把握 ア 野菜畑における供試肥料・資材の特性把握
摘要 目的:野菜畑における供試肥料・資材の特性把握を行う。 成果:豚糞系肥料と牛糞系肥料をびん培養し、分析を行った。豚糞主体の肥料では、培養開始後1週間でほぼ無機化し、牛糞系肥料は一度有機化し、1週間...
土壌への炭素貯留を促進する炭素貯留型肥料の開発と効果的な施肥技術の確立 2)炭素貯留型肥料・資材の栽培実証試験 ア ほ場栽培試験による化学肥料代替効果の確認と適正施用量の把握
摘要 目的:炭素貯留型肥料・資材の施用による減肥量を明らかにするとともに、連用条件での土壌炭素貯留量及び土壌理化学性に及ぼす影響を把握する。 成果:2種類の有機物肥料及び籾殻くん炭について秋どりハク...
野菜・花きの土壌肥料に関する素材開発研究 1)野菜・花きの土壌管理及び施肥技術 ア 野菜の省力安定栽培のための土壌・肥培管理技術 (終)作期拡大を適応できる白ネギの肥培管理技術の確立
摘要 目的:白ネギの早出し作型に適する肥培管理技術を確立する。 成果:場内白ネギ試験において、全面全層施肥により根圏の肥料分が慣行区より少ない全量基肥区においても慣行区と同等の調整重であったことから...
Ⅰ-1 産出額向上や収益力の強化に向けた研究の推進 [5] 花植木類の高品質安定生産・利用技術の確立 1 花植木類の安定生産技術の確立 (1)焼却可能なシクラメン用培養土を用いた栽培技術の確立
摘要 培養土に含まれる赤土や鉱物は、可燃ごみとして捨てられないため、鉢花の購入を避ける原因となっている。ギフト利用が多く、室内で観賞されることの多いシクラメンについて、燃やせる培養土を利用して、3....
鉢物カーネーションの温度反応型被覆複合肥料による施肥技術の開発(4号鉢用施肥技術の開発)
摘要 母の日向けの鉢物カーネーションは、県内の主要品目であり、共同販売が行われている。近年は4号鉢の生産も行われているが、従来の5号鉢に比べ知見が少なく、適切な草姿、株のボリュームを維持する施肥技術は...
4生育診断・予測技術の確立 (4)被覆肥料以外の緩効性肥料の開発
摘要 目的:本県では被覆資材が含まれた肥料の普及率が高く、被覆資材由来のマイクロプラスチックの存在が懸念されており、その代替として化学合成緩効性肥料による施用技術を開発し、その評価をする。 成果:イ...
摘要 目的:ペースト二段施肥やウレアホルム含有混合堆肥複合肥料による被覆肥料代替、指定混合肥料利用技術の確立による化学肥料使用量の削減、硫黄含有資材の苗箱施用による資材施用量の削減、省力化を実証する。
茨城県におけるサツマイモの窒素吸収特性に基づく緩効性肥料の利用法の確立
摘要 目的:収量とA品率向上のため、サツマイモの窒素吸収特性に合わせた施肥方法を明らかにする。また、サツマイモの窒素吸収特性に合わせた緩効性肥料を作成し、その肥料の収量・品質への効果を明らかにする。...
県内水田土壌の地力窒素の実態調査とコシヒカリにおける施肥診断技術の確立
摘要 目的:泥炭土壌の仮比重を考慮した施肥診断方法を確立する。また、温暖化に対応した「コシヒカリ」用全量基肥肥料を開発する。さらに、硫黄欠乏症状に対する硫黄を含む改良資材の効果を明らかにする。 成果...
堆肥と緩効性窒素を組み合わせた緩効性混合堆肥複合肥料の肥効特性解明
摘要 目的:本県の主要な露地野菜(ネギ)において、緩効性混合堆肥複合肥料の肥効特性を解明し,基肥一発型体系による効率的な施肥法を開発する。。 成果:緩効性を付与した混合堆肥複合肥料の肥効特性を明らか...
摘要 福井県奨励品種に採用されたもち性大麦「はねうまもち」の実肥の最適施用時期の検討、一括肥料を含む省力的な施肥技術の確立する。
Ⅴ地域資源を活用した地域特産品目の栽培技術の開発 4気象変動に対応できる佐渡米の高位安定生産技術の確立 1高品質・良食味米の安定生産 (2)加工・業務用多収性品種の佐渡における特性把握
摘要 目的:業務用米の需要や関心が高まっており、偏穂数型のちほみのりと偏穂重型のつきあかりの指標値収量となる全量基肥施肥の窒素量を確認する。 成果:指標値並みの収量を得るには高窒素一発肥料の窒素成分...
摘要 リンドウ「ふくしまさやか」、「ふくしましおん」、「ふくしまほのか」、「天の川」の生育ステージ到達日を調査した。いずれの品種も萌芽期は早まり、開花日も平年並み~早まった。また、肥効調節型肥料を...