温州萎縮ウイルスグループの抗原性・遺伝子変異の多様性解明と高感度・周年・大量検定法の開発
摘要 温州萎縮ウイルスグループである、カンキツモザイクウイルス、ナツカン萎縮ウイルス及びネーブル斑葉モザイクウイルスのRNA2の全塩基配列を決定し、5’末端付近にこれらのウイルスに共通な配列を数か所見出し...
カンキツかいよう病細菌のファージ利用による敏速簡易検出法の開発(193)
摘要 カンキツかいよう病菌の簡便な検出法開発に資するため,本細菌ファージCp1及びCp2のPCRによる検出法を検討した。Cp1またはCp2の塩基配列を元に設計したPCRプライマーをPCR実験に供試した結果,Cp1では280 kb...
カンキツかいよう病細菌のファージ利用による敏速簡易検出法の開発(201)
摘要 カンキツかいよう病菌ファージCp1及びCp2検出用プライマーセットを用いたPCRにより、秋雨期に熊本県のカンキツかいよう病無病園、カンキツ部(口之津)のウンシュウ園及び川野ナツダイダイ園に植栽されてい...
遺伝子診断法によるカンキツかいよう病細菌の系統識別及び検出技術の開発(200)
摘要 カンキツかいよう病菌の系統間におけるファージ感受性と病原力の違いがどのように関連しているのかを明らかにするため、強病原力系統株KC20(Cp2感受性)と弱病原力系統株KC19(Cp1感受性)を用いて、それぞ...
TaqMan利用による温州萎縮ウイルスの迅速高感度検出法の開発と媒介生物の探索(189)
摘要 平成11年度は温州萎縮ウイルス(SDV)の迅速高感度検出法開発に必要なRT-PCR用プライマーペア及びTaqManプローブの設計のために、既報のSDV及びその近縁ウイルス(カンキツモザイクウイルス、...
摘要 カンキツソローシス病類似症状である、ユーレカレモン、ワシントンネーブル、カワバタの新葉の退緑斑紋症状、ウンシュウミカンの黄色斑葉症状、ヒュウガナツのコンケーブガム症状を接種源として草本検定植物...
遺伝子診断法によるカンキツかいよう病細菌の系統識別及び検出技術の開発(195)
摘要 カンキツかいよう病細菌10株を任意のカンキツ品種8種の葉に付傷接種し、各々が形成する病斑の大きさを計測して各品種に対する各株の病原性を評価した。その結果、これら品種のうちオオタチバナに対しての...
選抜カンキツトリステザウイルス弱毒株の圃場での有効性に関する要因解析(205)
摘要 カンキツトリステザウイルス(CTV)強毒株を保毒する森田ネーブルを熱処理により無毒化し、圃場から探索及び熱処理で作出した弱毒株7株を接種し、これらから増殖した苗木にミカンクロアブラムシで強毒株...
選抜カンキツトリステザウイルス弱毒株の圃場での有効性に関する要因解析(212)
摘要 熱処理と茎頂接ぎ木で無毒化した森田ネーブルにCTV弱毒8系統を接種し、圃場に植え付け13~14年生樹の幹周、樹容積、収量、Brix及び酸の調査を行った。その結果、樹容積及び幹周は弱毒M-15と...
選抜カンキツトリステザウイルス弱毒株の圃場での有効性に関する要因解析(229)
摘要 熱処理と茎頂接木で無毒化した森田ネーブルにCTV弱毒8系統を接種し、ほ場に植え付け12~13年生樹のステムピッティング発生度、幹周、樹容積、収量の調査を行なった。その結果、SPの発生はすべての...
選抜カンキツトリステザウイルス弱毒株の圃場での有効性に関する要因解析(232)
摘要 熱処理及び茎頂接ぎ木で無毒化した森田ネーブルの苗木に、CTV弱毒8系統を接種してほ場に植え付けた11~12年生樹の生育、収量等の調査を行なった。樹勢はM-16A、23A、15Aが強く、樹容積は...
弱毒ウイルス利用によるカンキツステムピッティング病の防除(253)
摘要 森田ネーブルと吉田ネーブルのカラタチ台ウイルスフリー苗に弱毒系統No.145とNo.1605を別々に接木接種し、網室で2年育苗した後の58年ほ場に定植した。4年後から7年後まで弱毒系統(特にN...
選抜カンキツトリステザウイルス弱毒株の圃場での有効性に関する要因解析(241)
摘要 CTV弱毒ウイルスを接種して、ほ場に植え付けた17年生の清見の生育状況について調査を行った結果、フリー樹及び弱毒ウイルス(M-8、M-16、M-10)接種樹の幹周、果径、樹勢は強毒ウイルス(S...
カンキツタターリーフウイルスの系統分化と抗体の作製(223)
摘要 研究室保存の各種収集株の抗原性の違いを明らかにするため、横浜植物防疫所調査研究部で作製したカンキツタターリーフウイルスに対するモノクローナル抗体9E10及びポリクローナル抗体を用い、間接DAS...
ミドリヒメヨコバイの加害時期によるカンキツ果実の被害の発現とその防除(280)
摘要 ポンカン、ネーブル、川野甘夏、新甘夏、温州みかんの5品種を供試して、10月中旬から12月中旬まで、時期を変えて成虫を接種し、被害の発現状況を見た。その結果、品種と時期によって被害の発現に差がみ...
弱毒ウイルス利用によるカンキツステムピッティング病の防除(256)
摘要 森田ネーブルと吉田ネーブルのカラタチ台ウイルスフリー苗に弱毒系統NO.1605およびNO.145を接ぎ木接種し,網室で2年間育苗した後の58年に場内ほ場に定植した。本年は台風17号(塩害)と1...
選抜カンキツトリステザウイルス弱毒株の圃場での有効性に関する要因解析
摘要 当研究室で圃場及び熱処理で作出したCTV弱毒株については、既に小規模ポットなどの試験により干渉効果を示すいくつかの弱毒系統を選抜している。これら弱毒株を熱処理、茎頂接木で無毒化した清見、森田ネ...
モノクローナル抗体による果樹ウイルスの検出法の開発(228)
摘要 モノクローナル抗体(MAb)(3DF1とMCA13)により特異的に検出できるカンキツトリステザウイルス(CTV)弱毒系統を1982年10月に1次接種した圃場栽植森田ネーブルについて、強毒系統に...