摘要 小麦の品質に関係する形質のうち、栽培管理、特に施肥技術によって改善可能な形質も多いと考えられるので、品種、追肥時期、土壌の種類など、品質に関する変動要因を解明して品質の向上のための施肥技術等を...
摘要 コンバイン収穫の実用化に資するため、落葉・成熟期~収穫期の茎水分に及ぼす品種、栽植密度、施肥の影響を検討した。コンバイン収穫に好適の茎水分55%に達する成熟期後日数はトモユタカ5日、スズカリ1...
摘要 水稲の光合成機能を合理的に利用した良食味米栽培技術の開発に資するために、環境条件が炭素、窒素の蓄積・転流や白米アミロース含量、玄米窒素含量に及ぼす影響と穂の部位別の白米アミロースを調べた。あき...
良食味安定生産のために微生物系土壌改良資材の効果特性の解明に関する研究(110)
摘要 稲わら等を活用した寒冷地に適した土作り技術の確立を図るため、微生物系土壌改良資材(資材)の併用効果について検討した。資材と稲わら、籾がらを水稲(奥羽331号)移植約1ヶ月前に鋤き込んだ資材区で...
摘要 これまでの研究で、炊飯米の食味にはプロテアーゼ等の酵素活性が関与することが知られているが、米粒中の蛋白質の動態と食味との関係については、基礎的な研究が少なく、不明の部分が多く残されている。本研...
摘要 米の食味には米粒中の蛋白質含量が大きく影響するが、土壌及び施肥要因との関係は十分解明されているとはいえない。本研究ではヒノヒカリを対象として、この点の検討を行った。ヒノヒカリの窒素吸収量(■/...
温暖地灰色低地土における多収性水稲の養分吸収特性の解明(105)
摘要 被覆尿素の全量基肥施用8kg/10a区における窒素吸収パターンは過去の分施法による多収例(総窒素施用量11~14kg/10a)の平均パターンとほぼ一致した。9月下旬の台風19号により倒伏したた...
摘要 超多収の新育成系統の温暖地・暖地における適応性を検定するとともに、超多収を得るために要求される水稲の生理生態的特性を解明する。4年度は新育成系統を作期、施肥レベルを変えて供試し、栽培適性を検定...
摘要 6品種を供試し、2作期、4施肥条件下で水稲の品質・食味の変化を検討した。玄米中のN、P、Mg含有率は早植栽培よりも普通期で高かったが、K含有率は品種により作期間差が異なった。また、多肥栽培によ...
摘要 野菜に対する化学肥料の多量施肥傾向のために、複雑化した生理障害の発生や地下水汚染などの問題が発生している。野菜に対する施肥量の適正化を図るとともに環境保全の面から、より一層の低投入による野菜栽...
飼料作物の高位生産作付体系下における土壌養分動態に基づく有機物還元容量増強
摘要 飼料畑の年間収量が現在よりも飛躍的に高められれば、収量の増加に見合って作物の必要とする養分量も増加するので土壌に還元できるふん尿量も増加し得ることになる。わが国の飼料畑における平均収量は夏冬作...
摘要 畜ふん等の有機資材の一層の利活用を推進するためには、作物の養分要求に合致した肥効特性を有機資材に付与する必要があり、有機資材の肥効の任意調節技術の開発が望まれる。平4~6では有機資材の肥効調節...
摘要 ビール麦の醸造用品質としてタンパク質含量の低いことが求められている。遺伝的に低タンパクである六条大麦カールの窒素の吸収・穂への転流及びタンパク質の組成を窒素施用量との関係から検討した。カールの...
摘要 二段施肥および表層施肥(対照区)を行った水田において、中干し前後の深さ40cmの土壌水中窒素濃度を詳細に調査したところ、いずれも 0.6mg/L以下となり、中干しが水田からの窒素の流出量を増大...
摘要 災害対策技術確立に資するために、水稲生産の各種減収要因の中で最も大きな比重を占めている気象災害の実態について解析した。関東、東海地域では、水稲の気象被害率の総被害率に対する比重が大きく、特に、...
摘要 輪換田3年、輪換畑3年の6年輪作体系を確立するため、後期3年の初年目の麦、水稲、大豆作の多収穫・省力技術体系を検討した。小麦作では、新品種バンドウワセを用いて土壌診断・栄養診断による良質多収化...
摘要 無施肥あるいは少量施肥条件下で最大の牧養力を得ながら植生の維持を図る管理利用法を確立するためケンタッキーブルーグラス優占草地に追肥処理の異なる4区を設け、4月から11月までホルスタイン及び黒毛...
飼料作物による機能性元素(希土類元素等)の吸収・移行とそれに及ぼす環境要因の影響(135)
摘要 3種類の希土類元素(アンチモン、ビスマス、ランタン)について、牧草収量およびリン酸吸収に及ぼす影響を昨年に引続き土耕試験で検討した。酸化アンチモン等の施用は昨年と同様に茎葉部収量の向上に貢献し...
摘要 とうもろこし根の硝酸還元能に及ぼす影響因子について検討した。アスコルビン酸の1.8mM 溶液での還元能は対照と差はなかったが、8.2mM溶液ではpHの低下がないにもかかわらず還元能は急速に低下...
摘要 飼料作物は家畜に餌として大量に利用されるためレアメタル類の飼料中での蓄積は、食物連鎖の出発点としてきわめて重要である。レアメタル類の中からバナジウム(V)について、土-草-家畜系での動態にかん...