摘要 東北の中山間地域では有畜農業と草地の物生物多様性や草原景観の保全機能、保健保養機能、レクレーション機能等の相互関係が注目され、国土と多様な農村環境を保持する草-畜-林体系の潜在力を正当に評価す...
摘要 これまでに蓄積した基礎的な情報をもとに、森林群集の動態をいくつかのモデルを用いて解析する。8年度は、調査林内の代表的亜高木種であるハクウンボクの生活史を当年生実生から成木(繁殖段階)まで5段階...
摘要 これまで、水辺域にある多くの森林が、人為によって破壊されてきた。生物的多様性の高いとされる水辺林の、保全・修復に関する技術開発が望まれており、そのためにも、水辺林の構成種の種特性を明らかにして...
摘要 本邦に分布するキイチゴ属種について、繁殖パラメータ(雌ずい数、雄ずい数、種子重など)を調べるとともに、開花、結実期における繁殖器官(花、果実)の諸組織への乾物分配を調査した。これらのデータを基...
摘要 スギ人工林の花粉生産量を花粉飛散期以前に簡便に推定する方法を確立して、都市域へ飛散するスギ花粉総量の予測に役立てる。スギ林の雄花着生状態を表現する着花指数を用いて、東京の西部から南西部のスギ林...
摘要 風媒高木性樹種について、長距離にわたる花粉飛散によるgeneflowの有効性について検討する目的で、ウラジロモミの繁殖個体密度の異なる3ヶ所の天然生林において雄花の豊作年に、胚珠が受粉した花粉...
摘要 奥日光地域の天然生林に設定された繁殖個体密度の異なる3調査区において、豊作年に生産された種子の充実率と繁殖個体密度との関係を個体レベルで検討した。調査区ごとの平均値間には有意差が認められたが、...
摘要 "スギ人工林の花粉生産量を花粉飛散期以前に簡便に推定する方法を確立して、都市域へ飛散するスギ花粉総量の予測に役立てる。スギ林の雄花着生状態を表現する着花指数を考案した。スギ林を11月から12月...
摘要 キイチゴ属植物は、様々な環境に生育し、その生活環、季節相も変化に富んでいることから、種子の休眠・発芽特性に多形が存在すると見られる。そこで、クサイチゴ、カジイチゴ、ミヤマフユイチゴの3種につい...
摘要 落葉広葉樹林の主要構成種について、各樹種の個体群動態を決定するパラメータを計測し、森林群集における種間の共存や多様性の維持機構およびそれに果たす自然撹乱の役割を検討した。種子サイズや個体あたり...
摘要 個体密度の違いが、ウラジロモミ個体群の繁殖にどのような影響を与えるかを調べる目的で、奥日光地域(今市営林署管内)のウラジロモミ、ミズナラ、ダケカンバ等の優占する天然生林内に、ウラジロモミ繁殖個...
摘要 タイ・カンチャナブリの熱帯季節林の天然林、二次林、荒廃地での植生パターンの変化と先駆種の個体群動態について調査した。天然林には4種の竹が優占し、二次林には竹・木本先駆種、荒廃地にはバナナ・ユー...
スギ・ヒノキ林における花粉生産の年次変動と気象要因との関係解明(26)
摘要 スギ人工林における雄花生産量の年次変動を調査しこの年次変動と気象条件との関係の解明を目的に研究を実施した。筑波山地域のスギ人工林7林分について雄花トラップを用いて雄花生産量を測定した。平方メー...
摘要 スギ花粉症の患者が年々増加しているため、医療関係者や自治体などから花粉症対策の一つとしてスギ林の毎年の花粉生産量の予測情報の提供が強く求められている。この研究ではスギ林における花粉生産量の推定...
摘要 ナワシロイチゴの開花期における有性繁殖器官への物質分配率は、3~8%で、結実期においては、1~24%の値を示した。一方、無性繁殖器官(ラメット)への分配率は3~8%と有性繁殖に比べ低い値を示し...
摘要 カバノキ科7種、ブナ科4種、カエデ科4種、ミズキ科1種を対象として、樹木が開花、結実する臨界条件を成長量とサイズで判別する可能性を検討し、それと他のデモグラフィックパラメータとの対応を検討した...
摘要 森林の撹乱サイトや若齢造林地に優占する雑草木類は、更新を阻害する一方で裸地を一時的に被覆し、林地を保護する役割も担う。キイチゴ類は、ササ、ススキ類などとともにこうした雑草木類を代表する低木で、...
摘要 散布後の種子の動態を、落葉広葉樹林構成樹種であるカエデ属3種について比較した。散布後発芽までの種子の死亡率は、非常に高かった。5年間の平均では、散布健全種子のわずかに7-16%が発芽に成功した...
摘要 高木性樹種の遺伝資源の現地保全や母樹保残による天然更新施業を考える上で、どんな条件下で繁殖が成功するのかを明らかにすることは重要な問題である。風媒植物の繁殖成功度は、個体周辺の空中花粉の濃度と...
スギ・ヒノキ林における花粉生産の年次変動と気象要因との関係解明(42)
摘要 スギ人工林における雄花生産量の年次変動を明らかにし、この年次変動と気象条件との関係の解明を目的とする。筑波山地域のスギ人工林7林分について雄花トラップを用いて雄花生産量を測定した。1993年は...