摘要 目的:内部褐変の発生は夏期冷涼な年や蜜入り果で多く、有袋果で少ないことが知られているが、そのメカニズムは不明である。ここでは2005年産の無袋・有袋果の貯蔵中における内部褐変発生の差異を検討する。...
摘要 目的:貯蔵期間における無袋果・有袋果別の果実品質の差異を検討する。 成果:糖度、酸度及び蜜入り指数は無袋果が有袋果より高く推移し、硬度は有袋果が無袋果より高く推移した。
摘要 目的:果肉褐変部と健全部のポリフェノール含量を比較し、内部褐変とポリフェノールの関係を検討する。 成果:内部褐変はポリフェノールオキシダーゼによるポリフェノール類の酸化であり、4℃でも進行するこ...
摘要 目的:内部褐変の発生が異なる‘ふじ’無袋果及び有袋果で果肉中の総ポリフェノール含量、ポリフェノールオキシダーゼ活性及び果汁の褐変程度が異なるのか検討する。 成果:生育期~収穫・貯蔵において、無袋...
2 高品質栽培技術と収穫果の品質管理技術の開発 (1) ふじの果実障害発生の要因解明と防止法の確立 3) ふじの内部褐変発生防止法 (i) 1-MCP利用と収穫時期の関係
摘要 目的:1-MCP処理で果肉褐変が発生しない収穫時期を探る。 成果:収穫時期が遅くなると、1-MCP処理区で無処理より果肉褐変が増加することを確認した。処理区の果心内エチレンが低かったことから、褐変とは密...
19 異常気象下での温室メロン高品質安定生産技術の確立 (1)気象条件と異常果の発生要因の解明
摘要 (目的)温室メロン生産において、日照不足や夏期の高温等による品質低下や障害果の発生要因を解明し、対策を確立する。 (これまでの成果)夏期の高温対策として、フェンロー型温室では細霧冷房が有望であ...
3 ふじの果実障害発生の要因解明と防止法の確立 (1) ふじの「こうあ部裂開」の発生要因の解明と防止法の確立 (i) 発生実態調査
摘要 目的:現地における発生状況を調査し、裂果発生が少ないといわれている‘ふじ’の枝変わり系統の裂果発生状況を把握するとともにその発生要因と防止対策の基礎資料とする。 結果:外部裂果の発生の少ない年...
3 ふじの果実障害発生の要因解明と防止法の確立 (1) ふじの「こうあ部裂開」の発生要因の解明と防止法の確立 (ii) 発生に関与する要因の解明:気象経過と時期別発生率の推移
摘要 目的:こうあ部裂開の発生に関与する要因を探り、発生のメカニズムを解明するための基礎資料を収集する。ここでは2005年における気象経過と発生の推移について解析を行う。 結果:内部裂果増加時期の9月...
3 ふじの果実障害発生の要因解明と防止法の確立 (1) ふじの「こうあ部裂開」の発生要因の解明と防止法の確立 (iii) 発生に関与する要因の解明:外部裂果と降水量の関係
摘要 目的:降水量との関係について1999年~2005年の7か年のデータから解析を行う。 結果:7か年のデータを用いた解析では、満開後81日~130日の積算降水量と外部裂果率(満開後約175日)との間に最も高い相関...
3 ふじの果実障害発生の要因解明と防止法の確立 (1) ふじの「こうあ部裂開」の発生要因の解明と防止法の確立 (iv) 発生に関与する要因の解明:裂果・健全果別の果実肥大量の差異
摘要 目的:果実径を経時的に調査することにより、果実肥大が裂開発生に及ぼす影響を解析する。 結果:裂果の横径の肥大量は満開後83日~満開後94日の時期にはじめて健全果を上回り、その差は満開後136日まで...
3 ふじの果実障害発生の要因解明と防止法の確立 (1) ふじの「こうあ部裂開」の発生要因の解明と防止法の確立 (v) 発生に関与する要因の解明:着果部位別の水ポテンシャルと果実肥大量の関係
摘要 目的:着果部位別の水ポテンシャルと果実肥大量の関係について解析する。 結果:本調査方法において、結果枝単位で水ポテンシャルと果実肥大量に正の相関関係が見出された上、樹冠の内側の結果枝ほど水ポ...
3 ふじの果実障害発生の要因解明と防止法の確立 (1) ふじの「こうあ部裂開」の発生要因の解明と防止法の確立 (vi) 発生に関与する要因の解明:被袋時期の違いによる裂果発生及び果実品質の差異
摘要 目的:被袋時期の違いによる裂果発生及び果実品質の差異について解析する。 結果:満開後35日~60日の被袋処理は果実の果実の果皮色や果実品質を変えるだけでなく、耐裂果性を高めることが認められ、この...
摘要 目的:スターキングデリシャス’において、貯蔵中の蜜褐変部では健全部と比較してポリフェノール含量が少ないことが報告されており、この褐変はポリフェノール類の酸化に起因するものであることが示唆され...
3 ふじの果実障害発生の要因解明と防止法の確立 (2) ふじの「内部褐変」発生の要因解析 (ii) 気象等環境条件が発生に及ぼす影響-その1
摘要 目的:年によって褐変が高率に発生する年と、あまり発生しない年があるので、これまでの気象条件と褐変との関係を検討する。 結果:褐変の有り無しと30℃以上の気温には関連があり, 30℃以上の高温が8回以...
3 ふじの果実障害発生の要因解明と防止法の確立 (2) ふじの「内部褐変」発生の要因解析 (iii) 気象等環境条件が発生に及ぼす影響-その2
摘要 目的:‘ふじ’の内部褐変について、多発生年と少発生年における気象等環境条件等 の関連を検討し、その発生要因を解析する。 結果:以前より、内部褐変と夏季気温の関連は示唆されていたが、更に、10月の...
3 ふじの果実障害発生の要因解明と防止法の確立 (2) ふじの「内部褐変」発生の要因解析 (iv) 低酸素CA貯蔵条件の検討:CAガス濃度の変化と貯蔵効果(無袋果・わい性台)
摘要 目的:‘ ふじ’のCA貯蔵において、現行のCA貯蔵におけるガス濃度は全期間内一定であるが、ガス濃度を通常よりさらに厳しい状態にした場合に品質保持効果が高まるか検討する。 結果:平成16年産‘ふじ’の無...
3 ふじの果実障害発生の要因解明と防止法の確立 (2) ふじの「内部褐変」発生の要因解析 (v) 低酸素CA貯蔵条件の検討:CAガス濃度の変化と貯蔵効果(有袋果・わい性台)
摘要 目的:‘ ふじ’のCA貯蔵において、現行のCA貯蔵におけるガス濃度は全期間内一定であるが、ガス濃度を通常よりさらに厳しい状態にした場合に品質保持効果が高まるか検討する。 結果:平成16年産‘ふじ’の有...
3 ふじの果実障害発生の要因解明と防止法の確立 (2) ふじの「内部褐変」発生の要因解析 (vi) 低酸素CA貯蔵条件の検討:CAガス濃度の変化と貯蔵効果(有袋果・普通台)
摘要 目的:‘ ふじ’のCA貯蔵において、現行のCA貯蔵におけるガス濃度は全期間内一定であるが、ガス濃度を通常よりさらに厳しい状態にした場合に品質保持効果が高まるか検討する。 結果:平成16年産‘ふじ’の有...
15 リンゴの貯蔵性及び日持ち性向上のためのカルシウム剤の新しい利用法の確立 (1) 散布用カルシウム剤の効果的な利用法の確立 (i) ‘ふじ’のこうあ部裂開及び内部褐変等貯蔵性に対する散布時期の影響
摘要 目的:‘ふじ’の果実におけるこうあ部裂開及び内部褐変を抑制するカルシウム剤の散布回数及び時期を検討する。本年度は2004年産果実を対象に、収穫時から翌年5月末まで普通冷蔵した場合の果実障害防止効果...
24.異常気象下での温室メロン高品質安定生産技術の確立 (1)気象条件と異常果の発生要因の解明
摘要 目的:温室メロン生産において、日照不足や夏期の高温等による品質低下や障害果の発生要因を解明し、対策を確立する。これまでの成果:夏期の高温抑制技術として細霧冷房システムを利用することでネット性が...