摘要 フェノキサプロップPエチルのノビエに対する除草効果及び水稲の収量構成要素への影響を検討した。本剤は処理後のノビエの生育を強く抑制し、12ml/aの薬量では移植後30日~60日の処理でイヌビエに対...
摘要 イネの最重要病害であるいもち病の抵抗性品種による防除法を確立するため,抵抗性の崩壊の原因となるいもち病菌の病原性の分化機構とその変動要因を明らかにする。また,イネの抵抗性を効果的に利用する技術を...
湛水直播水田における病害の発生生態の解明と防除法の確立(169)
摘要 湛水直播水田における病害による被害を最小限にするため、病害の発生生態を調べるとともにその防除法を検討した。山形県遊佐町の現地圃場では特に問題となる病害の発生は見られなかったが、出芽後腐敗する苗...
摘要 7年度は香川県小豆島内海町、善通寺市および中国黒龍江省ハルビン市内・郊外でギシギシの病原菌の調査・収集を行った結果、39菌株が分離・検出された。善通寺市の罹病株は生育不良と地上部の枯死が認めら...
摘要 もみ枯細菌病菌のイネ体上における挙動と発病機構を明らかにするために、Vibrio fischeri の発光遺伝子群を組み込んだ組換え体を作出した。これと苗立枯性細菌病菌組換え体を用い、16種の...
縞葉枯耐病、いもち耐病、萎縮耐病品種及び雑草耐性品種の開発(36)
摘要 縞葉枯病・いもち病・萎縮病の複合抵抗性を持ち良食味・多収の優良品種の育成を行う。また、草型や生育特性およびアレロパシーの面から雑草耐性系統の育成を行う。そのため縞葉枯病、いもち病、萎縮病、トビ...
Fusarium nivaleによる麦類赤かび病の発生生態の解明と防除技術の開発(119)
摘要 本研究は、Fusarium nivaleの発生生態に基づいた生態的制御技術による産生毒素低減化を目的に実施した。伝統的耕種法「土入れ」処理は小麦赤かび病およびうどんこ病の発生を抑制することを明...
いもち病抵抗性品種の普及によるレース変動と被害軽減効果の数量的評価
摘要 東北地域では、いもち病は冷害と並んで稲作の大きな生産阻害要因である。最近では徹底した薬剤散布により被害を抑えているが、種々の観点から農薬散布の削減が求められている。マルチラインや圃場抵抗性品種...
航空機多波長域走査センサを用いた稲いもち病の発生予察並びに被害予測技術の開発
摘要 東北地域の水稲生産の不安定性には冷害といもち病の被害が大きく関与している。いもち病に対しては、国県の病害虫発生予察事業による注意報・警報による防除指導が整備されている。また発生予察に関する各種...
気象変動下におけるコムギ土壌伝染性病害発病予測モデル構築のための基礎的研究(128)
摘要 紅色雪腐病では、抵抗性の秋季における発現と積雪下での衰退過程を追跡し、また、抵抗性発現に関与する環境要因の影響を定量的に解析した。その結果、抵抗性発現に積算気温が強く関与すること、積雪下での衰...
摘要 雑草のギシギシに対する微生物防除法を開発するために、四国地域を中心に罹病ギシギシを探索・収集し、各病気の病徴・罹病部位・被害程度を調べると共に、病原菌を分離・同定し、接種試験により分離株の病原...
摘要 温暖地東部の麦跡地帯には縞葉枯病が多発する環境にある。また場所によっては、いもち病、萎縮病の発生も多い。また、今後の低コスト直播品種の開発と環境保全型農業の観点より雑草耐性品種の開発が望まれて...
気象変動下におけるコムギ土壌伝染性病害発病予測モデル構築のための基礎的研究(65)
摘要 秋季の紅色雪腐病抵抗性の発現過程と根雪前の抵抗性獲得値を数年間にわたり追跡したデータを解析した。その結果、根雪直前の抵抗性獲得値と播種からの積算気温との相関が高かった。播種から40日以内では極...
摘要 イネいもち病菌の系統進化の過程を明らかにするため、イネ、雑穀、雑草等14宿主植物のいもち病菌間の類縁関係を、分子マーカー(DNAプローブ)を用い解析した。その結果、イネ菌はヒエ・アワ・ヌカキビ...
摘要 マイコプラズマ様微生物(MLO)の媒介特性を明らかにするため、セリ萎黄病MLOおよびイネ黄萎病MLOがイネ科植物に伝搬するか否かについて検討した。セリ萎黄病MLOはヒメフタテンヨコバイにより二...
摘要 レタスうどんこ病は1989年10月に新しく発生を確認した病害であり,本病原菌をErysiphe cichoracearumと同定した.しかし,本病原菌の寄主範囲や品種間における抵抗性の差異につ...