実需者等のニーズに応じた加工適性と広域適応性を持つ大麦品種の育成
摘要 オオムギにおいては、β-グルカン高含有のモチ性品種の「はねうまもち」、「くすもち二条」及び「キラリモチ」の生産がさらに拡大し、機構育成品種の作付面積及び生産量は、対前年比 1.4 倍(約 3,000ha)及...
麦茶用大麦有望系統「さちかぜ」(関東皮102号)の栽培技術確立
摘要 現在、県内で奨励している麦茶用大麦「すずかぜ」は、オオムギ縞萎縮病Ⅱ,Ⅲ型への抵抗性が弱く、縞萎縮病は薬剤防除ができないため、罹病すると作付を撤退しなければならない。そこで(国研)次世代作物開発...
d.大麦・はだか麦の需要拡大のための用途別加工適性に優れた品種の育成と有用系統の開発
摘要 1)低ポリフェノール化による加熱後色相を改良した品種育成に向けて、実用品種並みの耐穂発芽性を持つant遺伝子を導入した極低ポリフェノール系統「四系9812」、「四系9813」を開発した。また大麦の12個の...
摘要 i)「カシマムギ」並の早生で、縞萎縮病高度抵抗性の麦茶用多収・小粒系統「関東皮84号」と、軟質・高白度で精麦適性が優れる縞萎縮病高度抵抗性系統「関東皮85号」を選抜し、新配付系統とした。ii)複数穂形...
摘要 目的:優れた麦茶加工適性を持ち、縞萎縮病抵抗性、早生、うどんこ病強、耐倒伏性強、多収等、優れた栽培性を併せ持つ有望系統について施肥や播種期、播種量などについて栽培法を確立する。生産者生産物の粗...
摘要 i)新配付系統として、縞萎縮病i~iii型抵抗性で、やや粉状質で高白度、麦茶適性もある「関東皮83号」を選抜した。ii)複数穂形質に関する準同質遺伝子系統を作出し、赤かび病抵抗性との関係を調べ、大麦の穂...
摘要 目的:優れた麦茶加工適性を持ち、縞萎縮病抵抗性、早生、うどんこ病強、耐倒伏性強、多収等、優れた栽培性を併せ持つ有望系統について施肥や播種期、播種量などについて栽培法を確立する。生産者生産物の粗...
摘要 i)縞萎縮病i・ii・iii型に高度抵抗性で、短強稈・多収の「関東皮78号」が群馬県において奨励品種に採用された。本系統は皮麦農林37号「さやかぜ」として命名登録され、種苗登録申請を行った。ii)赤かび病抵...
摘要 i)軟質で高白度の食用系統「関東皮82号」、多収の麦茶用系統「関東皮81号」を新配布系統とし、関係県に配付した。ii)「関東皮78号」は麦茶と食用品質に関して13年度までと同様に実需者の高い評価を得た。i...
摘要 i)大麦の赤かび病抵抗性獲得に有効な形質と考えられる閉花受粉性は、大麦2H染色体の長腕上にマップされ、閉花受粉性と0.4cMの距離で連鎖するDNAマーカーを獲得した。ii)高精度の赤かび病抵抗性検定法を開発...
摘要 大麦縞萎縮病等の病害抵抗性を備え、精麦及び麦茶品質が優れた高品質の早生・多収品種の育成を目標に、73組合せと育種素材作出用として57組合せの交配を行った。雑種第1代では18組合せを養成、雑種第2代か...
摘要 耐雪性、耐湿性に加えて雲形病等への病害抵抗性に優れた良質、多収の多雪地向き優良大麦品種を育成することを目的に実施してきた。交配母本を選定するため、北陸・東北地域で栽培されている品種及び旧北陸・...
摘要 大麦縞萎縮病等の病害抵抗性を備え、精麦及び麦茶品質が優れた早生・多収品種の育成を目標に、63組合せと育種素材作出用として226組合せの交配を行った。雑種第1代では51組合せを養成、雑種第2~4代は雑種...
摘要 早生、多収、強稈で、大麦縞萎縮病とうどんこ病に複合抵抗性を持ち、精麦特性又は麦茶品質が優れた高品質品種の育成を目標に、10組合せの交配を行った。雑種第1代は22組合せ、雑種集団は50組合せを養...
摘要 精麦品質検定法の開発により育成した関東皮73号、75号は大麦縞萎縮病抵抗性であり、麦茶、精麦品質ともにすぐれるが、収量性と耐倒伏性が標準程度であった。また、これらの系統はうどんこ病に弱い欠点を...
摘要 "5年度には、多収性で麦茶用の品種「すずかぜ」が農林登録された。加えて、多収性の地方番号系統、関東皮74号、76号を育成したが、これらの系統は大麦縞萎縮病に抵抗性で麦茶品質に優れるが、中生で耐...