摘要 11年の炭疽病の発生は一番茶では萌芽期の越冬病葉数、二番茶では一番茶残葉での発病葉数と高い相関があった。一方、三番茶では二番茶残葉の発病葉数との相関が低く、三番茶生育期に降雨が多かったことが原...
摘要 11年の秋にチャ炭疽病が発生した茶園で発病越冬葉、健全越冬葉、落葉跡の腋芽の生育を調査した。健全葉の腋芽から生育した芽が芽重、芽長とも良好であった。次に落葉した腋芽から生育した芽となり、病斑葉...
摘要 茶の病害防除について化学合成農薬以外の多様な防除方法を開発し、農薬の使用量を削減する。炭酸水素ナトリウムをマイクロカプセル化した弱アルカリ剤、酸性水、チャ種子サポニンのチャ炭疽病に対する防除効...
摘要 放任及び無農薬茶園では数種の腐生性のペスタロチア属菌及び弱毒系の輪斑病菌が強毒系の輪斑病菌の増加を抑制していた。これらの菌のうち茶樹特有の腐生性のペスタロチア属菌は長期間強毒系の輪斑病菌の増加...
Zoysia属をはじめとする芝草類の病害に関わる菌類とその発生生態の解明(112)
摘要 Zoysia属等の芝草類に発生する病害について,病原の同定,接種試験,病徴及び発生動向の調査等により発生生態を明らかにし,適切な診断と防除対策の開発に資する。12年度は,シバ葉腐病の識別には病斑上に特...
クワ炭そ病菌の感染生理機構の解明およびその防除法の確立(184)
摘要 クワ炭疽病は、近年その発生が増加している病害の一つであるが、本病の感染・発病機構については不明な点が多く、これらの解明が本病の効果的な防除法の確立に必須である。また、本病の防除法では、より安全...
感染に対する桑の活性酸素の生成及び生体防御機構の解明(185)
摘要 植物の病原菌による感染過程において植物体内の活性酸素が病原菌の侵入を阻止するために関与することが知られている。このため、植物体での活性酸素の生成に関与する物質に着目してクワにおけるこれら物質の...
摘要 チャ輪斑病の発生は年次および地域により変動し、茶園間でもその発生様相は著しく異なり、突発的に多発生する。発生変動要因を解明し、長期的、短期的な発生の予測をすることを目的とした。農家茶園の健全葉...
摘要 チャ炭疽病の防除では防除暦による予防散布が主体のため、散布量、回数が多い。炭疽病の発生を予測し、効率的な防除を行い、農薬の散布を減らすことを目的とした。炭疽病の新芽感染後にも効果のあるトリフミ...
摘要 炭疽病や輪斑病等の葉枯れ性病害は新芽への直接の被害はほとんどなく、次茶期に影響があると推定されているが、その詳細は明らかにされていない。葉枯れ性病害の詳細な被害を明らかにし、被害許容水準を設定...
摘要 切り取った炭疽病罹病葉への溶菌細菌と拮抗糸状菌Talaromyces sp.製剤処理ではTalaromyces sp.製剤のみに胞子形成抑制効果が認められ、両菌とも茶園での炭疽病に対する防除効果が認められたが、輪斑病の潜在...
クワ炭そ病菌の感染生理機構の解明およびその防除法の確立(154)
摘要 クワ炭疽病菌Colletotrichum dematiumのクワ葉への感染機構を明らかにする目的で、本菌の毒素生産性について検討した。すなわち、本菌の接種により形成させたクワ葉病斑部および本菌...
摘要 茶園において化学合成農薬のみに頼った病害防除から脱却するため、環境への負荷の少ない無機・天然資材による防除法の開発を目的とした。チャ炭疸病に対し、強酸性水、炭酸水素ナトリウム剤、チャ種子由来の...
摘要 主要病害の一つであるチャ炭疸病に対し、無機化合物である炭酸水素ナトリウム剤による防除試験を行った。発病葉を用いた室内試験で、本剤は、二番茶芽の病斑での胞子形成を100%、三番茶芽では28%抑制...
摘要 茶樹から防除効果の高い有用微生物を選抜し、有用微生物の安全で効率的な施用技術を開発する。茶葉面から炭疽病、輪斑病に対して防除効果のある有用微生物を選抜し、閉鎖系及び圃場の茶樹で有用微生物の防除...
摘要 既存の化学合成農薬に代わるチャ炭疽病防除資材として、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムのマイクロカプセル製剤と、電気分解によって酸性化させた水を用いて、その効果を調査した。炭酸水素ナトリウム...
摘要 近年、茶は健康食品として注目されており、また、環境に対する負荷低減の為、化学農薬による防除に対して厳しい評価がなされている。このような状況から、茶主要病害の一つであるチャ炭疽病に対し、化学農薬...