果樹における鳥害防止技術の組み合わせ、ロ-テ-ション化技術の確立
摘要 鳥獣による農作物への被害は、果樹においても近年大きな問題となっており、その適切な対応策が早急に望まれている。果樹栽培の現場において、これまでも多種多様な防鳥・獣害対策がとられているが、有効な防...
摘要 盛岡試験地付近の北上川のカルガモ生息数は、冬期も播種時期も年次変動は小さかった。遊佐町の播種時期の生息数は337羽で、9年の67%を示した。太田町では町内全域で19羽が確認されただけで、生息密...
摘要 水稲直播栽培導入の隘路となる鳥害防除技術について、鳥の生態の解明を進めつつ、現実的により広く対応できる技術開発を行う。10~11年は木酢液等の忌避効果が認められた資材の施用法を工夫して大区画圃...
摘要 水稲直播栽培における鳥害防除法確立のために、加害鳥類の行動生態に基づいた防除法を検討する。遊佐町での調査から、主要加害鳥のカルガモは、春から秋は各地に分散し、冬はハクチョウの餌付け地周辺に集結...
摘要 新利根町太田新田地域における麦、大豆、イチゴ各圃場における病害虫の発生実態調査を実施した。麦類の主要病害は赤かび病、うどんこ病、赤さび病で、概ね小麦よりも大麦の発病が少なかった。大豆では生育初...
大規模直播水田における害虫発生実態の解明と省力的害虫密度推定法の開発(42)
摘要 潤土直播栽培は水稲の初期生育が遅れるなど、移植水稲とは生育様相がかなり異なってくる。このような栽培体系の変化に伴う害虫の発生実態を解明し、効率的な防除技術の確立を図ろうとした。また、直播栽培で...
摘要 湛水直播における主な加害鳥であるカルガモに対し、加害回避策を検討した。一つは、実際の直播水田に防鳥テープ区、木酢液区、籾がら燻炭区、電磁柵区を設け、防鳥網を張った完全防備区、無防備区、の苗立ち...
摘要 土壌伝染性のイチゴ炭そ病の防除対策として、罹病株の即時撤去と健全株の補植が有効であることを明らかにした。麦病害では赤かび病が最も多く、うどんこ病、赤さび病等が散見された。大豆病害では立枯性病害...
摘要 いちごでは7%の株に炭そ病が発生したが、その発生源は他農家からの貰い苗(2%)と自家採苗(5~14%)で、健全苗の重要性が示された。大麦では黒節病が12%の株に認められたが、大きな被害には至ら...
摘要 "鳥害発生の実態を明らかにするため、観察用の直播田を設け、通常期播種と一月遅れ播種の2回にわたり、加害鳥類の飛来状況や被害の発生状況を観察した。通常期播種ではほぼ完全な被害となり裸地状態となっ...
摘要 直播栽培における播種作業等の開発は進み、普及実用化への期待が高まっている。しかし、播種直後から生育初期にかけての鳥害の発生は克服・回避の技術が成立しておらず、普及への阻害要因となる可能性が高い...
摘要 大型網室内のキジバトに対して数種の視覚・聴覚刺激とそれらの複合刺激を提示したところ、マネキン人形の有効範囲が最も広く、続いてカラス剥製+カラス鳴き声であった。カラス剥製+カラス鳴き声は野外のダ...
摘要 地域総合研究対象地域の茨城県新利根村太田新田のいちご・麦(大麦・小麦)・だいず圃場における病害虫の発生実態を調査した。いちごでは葉縁より赤変枯死する株があり、6種糸状菌を分離した。小麦で黄さび...
摘要 鳥を追い払うのに有効な忌避音発生装置の開発を目指して、4種の鳥のディストレス・コール(DC)と旗の音(FS)をヒヨドリ、スズメ、ムクドリに提示したときの種特異性を調べた。音を聞かせたときに群れ...
摘要 病虫鳥害の発生と作物の被害状況を把握し、それらの被害防止対策に役立てることを目的として、5年度は茨城県新利根村太田新田地区における地域総合研究対象対象地域のだいず・移植水稲・移植水稲跡の圃場で...
摘要 飼育下のオナガ(カラス科)を用いて警戒声の機能と構造を調査した。実験グループを屋外大網室に放し、空中捕食者モデル4種と地上捕食者3種を提示し、各個体の位置や音声を記録した。空中捕食者に対しては...
摘要 スズメを追い払うのに有効な忌避音を探索するため、スズメのディストレス・コール(以下、DC)と紙製の旗の音(FS1)および布製の旗の音(FS2)を水田で採食中のスズメに聞かせたところ、スズメの群...
摘要 ダイズ子葉を加害するキジバトに対して効果のある防除法を開発するため,網室内の実験で比較的有効範囲が広く,効果の高かったカラス剥製とカラス鳴き声との複合による追い払いの効果を野外の圃場で確かめた...