乾田直播を軸とした田畑輪換における埋土雑草種子量の低減技術の確立
摘要 水稲の乾田直播栽培の普及に際して効率的な雑草制御技術の確立は依然として重要である。乾田直播栽培での雑草の制御をより省力で安定なものとするために、ノビエを中心とした雑草の埋土種子量を確実に減少さ...
摘要 茨城県新利根町太田新田営農組合で、新除草剤シハロホップブチル・ベンタゾン液剤を軸とした乾田直播栽培での好適除草体系を策定した。直播田ではヒメイヌビエが優占し、年次と共にイヌビエの発生数が増加し...
摘要 湛水直播のカルガモと乾田直播のハト類を主な対象とし、水深や播種深度による防鳥対策と直播水田外への餌や水管理による誘導策を開発し、地域や栽培方式に応じた耕種的手法によって、播種-若苗期の鳥害軽減...
摘要 直播栽培における病害発生の特異性を調査した。9年度の発生病害は紋枯病は多発したがいもち病は少発生で、他の病害の発生は認められなかった。栽培型と発病では、紋枯病は条播の作溝直播、乾田直播で移植栽...
摘要 イネの種子伝染性病害の根本的防除には種子の無病化が重要で、この目的のために玄米人工被膜種子を開発した。この玄米人工被膜種子の利用により、ばか苗病、いもち病、苗立枯細菌病、もみ枯細菌病等の主要種...
出芽苗立期における根圏環境が直播水稲根の生理生態に及ぼす影響の解明(110)
摘要 水稲の直播栽培初期には土壌表層付近の水分は極めて不安定な状態り、また養分スターターとして配合した化成肥料を局所施肥する場合種子近傍土壌の水分ポテンシャルは低下し、出芽に影響を及ぼすことも考えら...
摘要 水稲生産の低コスト化によって規模拡大を図るため、現在人力で行われている生産資材・生産物の効率的なハンドリングシステムを開発する必要がある。8年度は前年度に開発した乗用管理機の走行速度に連動する...
摘要 直播栽培における病害発生の特異性を調査し、紋枯病の発病は作溝直播、乾田直播で多発傾向にあり、いもち病は移植に比較し少発傾向にあることが明らかになった。また玄米人工被膜種子の直播栽培での実用化の...
摘要 茨城県新利根町太田新田で乾田直播栽培での雑草の発生消長と新規除草体系の検証を試みた。乾田直播の入水前のヒメイヌビエの葉齢進展の有効積算気温による推定法は、発生後の1葉期以降には年次を通じて適用...
摘要 大規模水田営農では畦畔の雑草管理が規模拡大のネックとなっている。最低年4回の草刈りか非選択性の除草剤を用いた管理も行われているが、水稲への薬害、畦畔の崩れなど問題が多い。ビスピリバック液剤は水...
摘要 茨城県新利根村太田新田の水稲乾田直播栽培において、新規除草剤シハロホップブチル・ベンタゾン液剤を乾田期に使用する除草体系を検討したが、処理時期の遅れにより十分な効果は得られなかった。乾田期間の...
摘要 いちごでは7%の株に炭そ病が発生したが、その発生源は他農家からの貰い苗(2%)と自家採苗(5~14%)で、健全苗の重要性が示された。大麦では黒節病が12%の株に認められたが、大きな被害には至ら...
沖積土汎用水田における不耕起栽培のための土壌管理技術の確立(119)
摘要 細粒灰色低地土における不耕起乾田直播栽培導入のための前処理の影響を解析した。水稲収量に対する不耕起導入前の深耕処理(厚層)や肥沃化処理(高肥)の効果は、不耕起2作目(処理年の水稲作を含めると3...
摘要 "復元2年目水田において、「未攪乱土壌の窒素発現予測手法」を適用した。乾田直播実証圃(客土量が多い農道側)において、不耕起栽培の土壌窒素発現量は耕起栽培の約60%と予測された。客土量の多い農道...
摘要 水稲の湛水・乾田直播では、カルガモ、スズメ、ハト、カラスなどの鳥類による播種期の食害が大きく、生産の安定化のための阻害要因の一つとなっている。そこで、これらの鳥の採食生態と餌の選好性などを解明...
摘要 水稲生産の低コスト化をめざした直播栽培等の省力栽培法を安定化して普及させるためには各栽培法における生育特性に応じた生育制御技術を確立する必要がある。本研究では、直播を主とした省力栽培水稲の生産...
摘要 利根川下流域泥炭土地帯における長期(14年)転換畑作後の復元田(初年目)において、最高分げつ期頃の水稲茎葉の窒素含有率は、入水後3週間の乾田直播で低く、播種時より湛水されている湛水直播と作溝直...
沖積土汎用水田における不耕起栽培のための土壌管理技術の確立(129)
摘要 不耕起栽培導入前処理として土壌肥沃度水準(低肥、高肥)と耕起水準(深耕、浅耕)を変えた条件で、毎年播種前にローラー(0.6t)による踏圧処理(2踏、1踏、無踏)を組合せ、耕起直播との比較で、不...
摘要 水稲の多様な栽培様式に適した雑草防除技術が必要であるが、乾田直播栽培では好適な防除技術の確立が遅れている。このため、乾田直播の乾田期の雑草の動態を調べた。また、総合防除技術の素材として水稲品種...
摘要 茨城県新利根村太田新田での乾田直播栽培での雑草の発生消長を調べ、新たに開発された除草体系の検証を試みた。播種直後処理の除草剤の効果は短く、不耕起区では18種、耕起区では13種の雑草が乾田期間に...