摘要 1)遺伝子解析による再構築胚の品質評価法を確立することにより、胚の発生率を高めるとともに流産の防止を図り、優良種畜の安定的な供給を可能にする。 2)同じドナー細胞であっても、胚によって散在性マーカ...
母系側からの育種改良に利用できるウシ・ミトコンドリアDNAマーカーの検討
摘要 11品種66頭のウシ・ゲノムDNAを用い、これらのミトコンドリア(mt)DNA型を23種類の切断片長多型と27種類のmtDNA-D-ループ領域ハプロタイプに分類した。また、系統樹解析によりこれらをヨーロッパ型とインド型...
ウシ妊娠子宮内膜において発現するMx遺伝子の構造・発現・機能に関する研究
摘要 i)黒毛和種等のウシ8品種のゲノムDNAを用いたPCRによりMx1及びMx1Bのアミノ酸コード領域及びスプライス部位を増幅、塩基配列を決定し遺伝的変異の有無を検索した結果、褐毛和種でMx1の5′翻訳領域にアミノ酸...
良質赤肉に対する消費ニーズの解明と新しい流通システムの確立(32)
摘要 アンケート調査に基づく牛肉に対する消費者の情報環境の分析を行い、■牛肉の脂肪含有量やカロリー、飼い方・エサなどについて消費者は十分な知識を有していないこと、■現行の牛肉の格付けにおける肉色、脂肪...
オオタカの個体群管理のための生息環境評価技術の開発(575)
摘要 石狩平野で12個のオオタカの巣を確認し、その多くは防風林内にあった.オオタカの造巣中の巣への多種の鳥類の侵入がきっかけとなったと考えられるオオタカの巣の放棄の経過が記録できた.また、雄親の死亡...
放牧を主体とした肉用牛子取り繁殖経営の成立条件の解明(18)
摘要 マキ牛を用いた放牧による肥育素牛生産を長年行っている栃木県K村を事例に市場調査、農家調査を行い、その動向及び経済性の検討を行った。現状の生産方式でも販売価格が生産費を賄いそれなりの利益を実現し...
マウス2世代繁殖成績および生存性に及ぼす組換え体利用飼料の影響評価
摘要 遺伝子組換え体飼料の影響評価技術の確立と高度化の一環として、世代交代が早く薬物等の影響評価に汎用されるマウスを評価用実験動物とし、組換え体飼料のモデルとして殺虫性Bt遺伝子を組み込んだトウモロ...
馬の発生工学的技術とその応用に関する研究 ー核移植による馬胚の再構築技術の開発ー
摘要 健康で強い馬づくりの基本となる、運動能力等の各種評価基準などを策定するためには、実馬を用いた実験を必要とするが、供試馬の個体差が大きく少数の実験データでは明確な結論が得られない。このため、研究...
東アジア地域における陸水魚類生態系に与える酸性雨影響評価技術の開発と応用(85)
摘要 酸性降下物によって河川環境及び生息魚類の繁殖生態が受ける影響実態を調べる目的で、中禅寺湖流入河川及び雨水の水質・pH変化とサケ科魚類の遡上・産卵行動および生理学的特性に及ぼす影響を調査した。雨水...
摘要 亜熱帯域に生息する貝類は種数が多く、その中には産業上重要種が多数含まれる。しかし、それら重要種における有用形質の探索及び育種の評価はあまり行われていないのが現状である。本課題は、亜熱帯域に生息...
摘要 日本短角種牛肉の特性を明らかにするため脂肪含量とかたさ(剪断力価)の関係を粗飼料多給で肥育して生産した牛肉で調べた結果、剪断力価(kg/cm2)=-0.141x脂肪含量(%)+5.56(R2=...
機能性付与のための木材炭化技術および評価技術の開発(443)
摘要 実物大床下模型(炭添加)で調湿機能を調べた結果、相対的な床下湿度の低下が観察された。木炭の物性と吸着性の関係は、木炭の比表面積、細孔容積、平均細孔直径が大きいほど、物質吸着能が高かった。土壌へ...
放牧を主体とした肉用牛子取り繁殖経営の成立条件の解明(18)
摘要 最も省力的な肥育素牛生産方式は、マキ牛を用いた放牧による子牛生産であるが、この様な生産方式から撤退する動きが主流である。栃木県A村を事例に、この様な動向の要因を明らかにし、放牧を主体とした省力...
摘要 豚の効率的育種をおこなうためにフィールドデータを利用した総合的な育種システムの開発を目的とした。フィールドデータのランドレース種の産子検定成績から推定した、一腹生産頭数と3週齢腹総体重の遺伝率...
摘要 牧野の多面的機能の活用と新しいの新しい支援システムのあり方、短角牛肉の流通の新しい動向を明らかにするため、牧野を訪れたツーリストに対するアンケート調査及び牧野関係者・短角牛肉流通関係者に対する...
摘要 放牧適性の高い日本短角種は粗放な草地利用を基盤に美しい放牧景観を形成してきた。この景観の良さは多くの来訪者を集め、高い保健休養機能やレクリエーション機能を有していると考えられる。そこで、岩手県...
消費者が求める牛肉品質の開発とその評価情報の産消間ネットワーク化のための基礎的研究(56)
摘要 消費者による食味評価等の結果、黒毛和種牛肉は全般に高かった。日本短角牛肉は同じ格付・脂肪交雑のものでも粗飼料多給型肥育法で評価が高いことが示唆された。輸入牛肉は低い結果となった。日本短角牛肉の...
摘要 有害物質が魚類に及ぼす影響は、淡水魚の半数致死濃度で評価されることが多く、海産魚に対する影響、魚類の全生活史に渡る影響あるいは世代を越えた影響評価法のガイドラインはない。海産魚は、成熟までに長...
摘要 本研究では牛未受精卵子の凍結法の開発、発情周期における黄体細胞の細胞死と黄体退行、卵巣内卵胞の品質を評価するための活性物質の解析を行った。牛卵子を凍結する場合、少量の凍結保護液とともに直接液体...
放牧を主体とした肉用牛子取り繁殖経営の成立条件の解明(20)
摘要 肉牛生産の低コスト化には、生産費用の50%以上を占める肥育素牛生産のコスト引き下げが重要である。子牛生産費は労働費47%、飼料費26%であり、省力化と給与飼料を如何に安価に確保するかの技術開発...