野菜・花きの栽培改良 4 富士北麓地域の食文化を支える薬味原料野菜の生産安定技術の確立 (2)既存薬味品目の作期拡大及び収量増加技術の確立 2)トウガラシ
摘要 株当たり可販収量は50cm区が最大で、10a当たり可販果収量は30cm区が最大だった。 しかしながら病害虫発生程度は50cm区は6%、30cm区は20%のため、病害虫は発生しやすく、また狭い株間は薬剤散布等の作業性が...
野菜・花きの栽培改良 4 富士北麓地域の食文化を支える薬味原料野菜の生産安定技術の確立 (2)既存薬味品目の作期拡大及び収量増加技術の確立 1)ミョウガ
摘要 4月上旬に定植・トンネル入室することで生育期間が延長され、より充実した株養成が可能であることが示唆された。茎数・草丈の最大値の区はことなるものの、概ね中性で保水性が高い区は数値が高い傾向が見ら...
野菜・花きの栽培改良 4 富士北麓地域の食文化を支える薬味原料野菜の生産安定技術の確立 (1)富士の湧水を活用した生産技術 1)水ネギ
摘要 水ネギとして利用されている地ネギは、土壌pHでは酸性を好むことが分かった。 水入れ直後の生育状況では、大型トンネル区の生育が、慣行区よりも良好である。また、施肥方法については、慣行施肥区に比べ緩...
野菜・花きの栽培改良 2 夏秋トマトの簡易雨除け栽培における裂果抑制技術の確立 (3)水分条件の調査
摘要 かん水方法により土壌水分量の変動を管理することで収量増加が見込まれ、土壌水分をpF1.9~2.3を目安にかん水すると、A品収量やA品率が高まり、かつ大玉で裂果が少ないことが示唆された。土壌水分量と裂果...
野菜・花きの栽培改良 2 夏秋トマトの簡易雨除け栽培における裂果抑制技術の確立 (2)日射条件の調査
摘要 黒寒冷紗による果房の遮光は裂果軽減に効果があり、A品率、可販果率は高まったが、総収量、可販果収量は無遮光(慣行)に比べて少ない傾向だった。 一方、斜め誘引は遮光の効果はなく果房への日射量は高か...
野菜・花きの栽培改良 2 夏秋トマトの簡易雨除け栽培における裂果抑制技術の確立 (1)品種選定
摘要 ‘桃太郞ワンダー’がA品収量、A品率が高く、かつ大玉で裂果が少なく、有望な品種であることが確認できた。
野菜・花きの栽培改良 1 露地ナスの側枝更新せん定栽培法の改良 (1)整枝方法と栽植密度の検討
摘要 ナスの側枝更新剪定において、栽植密度を低くして、剪定頻度を少なくすることで、作業時間を削減し、作業時間あたりの秀品収量(労働生産性)を高め省力化を図ることができる。最も省力的な栽植密度と剪定頻...
摘要 コンクリートに導電性塗料を塗布することで、高い導電性を確保できた。複数の塗料を用い耐久性、導電性を共に満たす最適な組み合わせを明らかにした。 除草剤を用いて、柵の管理労力を半減させうること...
作物・野菜・花き病害虫の防除技術の改善 5 施設栽培における難防除細菌性病害 発生要因の解明と対策
摘要 現地施設において、廃液や収穫コンテナの取手部分、ハサミからかいよう病菌が検出された。
作物・野菜・花き病害虫の防除技術の改善 4 AIを活用した病害虫診断技術の確立
摘要 人工知能(AI)の学習資料として、あらかじめ選定した各種病害虫ナス青枯病、半身萎ちょう病、ナミハダニ、マメハモグリバエ、モモアカアブラムシ等)の被害画像を取得した。開発途中の人工知能の診断精度に...
作物・野菜・花き病害虫の防除技術の改善 3 薬剤に対する耐性菌及び感受性低下害虫のリスク管理 (1) 主要病害虫の薬剤感受性検定 1)トマトのうどんこ病に対する薬剤感受性検定
摘要 プロパティF、ベルクートF他4剤で、常用濃度の1/4でほぼ全ての供試菌で菌糸発育が抑制された。ダコニール1000常用濃度の処理で発育が抑制できなかった
作物・野菜・花き病害虫の防除技術の改善 2 新農薬の効果査定 (2)マイナー作物の農薬登録拡大
摘要 ヤングコーンに対するフルキサメタアミド乳剤(グレーシア乳剤)の作物残留について調査し、農薬適用拡大のための基礎データとした。
スモモ及びオウトウの優良品種選抜と栽培技術の確立 1 スモモ、オウトウの優良品種の特性調査(第6次)
摘要 県内外から導入したスモモ検討品種の6品種について生育特性と果実品質を調査した。結実は全般に良好であった。晩生種では8月中旬の定温・多雨の影響を受け裂果が多発した。 県内外から導入したオウトウ3...
新しい肉質のモモの多様な流通・販売に向けた加工・貯蔵方法の開発 1 果肉の褐変特性の解明
摘要 モモの果肉褐変について、19品種・系統について、すりおろした果実の褐変程度の品種間差異を調査した。すべての品種・系統で褐変が認められたが、「モモ山梨20号」は褐変程度が低かった。 「甲斐トウ果1...
ブドウ園土壌における可給態窒素診断基準の作成 2 施肥資材の土壌種類別可給態窒素発現量の解明
摘要 土壌種類別(砂質、粘土質、火山灰)に有機物資材(牛ふん堆肥、発酵鶏ふん)からの発現推移を調査した。有機物資材からの窒素発現速度は、鶏ふんと配合肥料では差が見られず、牛ふんがやや遅れて発現する...
ブドウ園土壌における可給態窒素診断基準の作成 1 ブドウ園における可給態窒素含量の実態把握
摘要 土壌種類別の可給態窒素含量・樹体生育・果実品質を把握するため、現地圃場を調査した。可給態窒素含有量は火山灰土>埴壌土>砂質土の順で多い傾向が認められた。巨峰において、可給態窒素含量が増加する...
果樹園の土壌管理等による果実安定生産技術の確立 2 腐食酸質資材と混合堆肥複合肥料がモモ樹の果実生産や土壌理化学性に及ぼす影響
摘要 腐食酸質資材2種類と混合堆肥複合肥料1種類について、モモの樹体生育量、果実品質を比較したが明確な差は認められなかった。
果樹園の土壌管理等による果実安定生産技術の確立 1 土壌管理等による果実生理障害の発生抑制
摘要 モモの果実核割れ障害の発生抑制については、土壌水分管理の影響を検討した。生育期間を通して湿潤状態で管理する区と硬核期に水分を急変させた区で発生率が高い傾向にあった。 ブドウの果実裂果障害の...
モモ枯死障害を軽減する胴枯病対策技術の確立 3 枯死障害の総合対策実証
摘要 現地の実証圃において、栽培管理・施肥管理・病害虫防除等の枯死障害対策試験を実施した。胴枯病の罹患樹が発生したが治療を行うことにより枯死せず、樹勢の回復が見られた。
モモ枯死障害を軽減する胴枯病対策技術の確立 2 胴枯病防除対策の確立
摘要 胴枯病菌の柄胞子飛散に関する調査を行い感染時期の確認と防除適期について把握した。また、苗木時の感染及び樹勢の低下が発病に及ぼす影響、胴枯病に対する各種薬剤の抑制効果について調査を行った。