西アフリカ・サヘル地域の農村における農地-集落系の窒素フローの評価
要約 西アフリカ・サヘル地域では、農地から村に持ち込まれる収穫窒素物の66%は粗放管理畑に依存しているが、粗放管理畑への窒素供給は風成塵のみであり、窒素投入量から窒素持ち出し量を差し引いた値はマイナス...
北海道農耕地における硝酸性窒素による地下水の汚染リスクと軽減対策
要約 地下水の潜在的汚染リスクは地下水面の深さや不飽和層の性質等から評価可能で、汚染源の特定にはヘキサダイアグラムと窒素安定同位体比の併用が有効である。農耕地での汚染軽減策としては耕盤層破砕による根...
要約 二条大麦「小春二条」は播性がIIの寒冷地向け中生種で、耐雪性は「シュンライ」と同等である。穂発芽性がやや難で粒の外観品質が優れる。「ミノリムギ」より麦芽エキスやジアスターゼ力が高い。小規模ビール...
シクラメンの日持ち性は出荷前1ヶ月の施肥窒素量を上げると高まる
キーワード シクラメン、日持ち性、施肥窒素量、TOC、光合成 背景・ねらい シクラメンは12月から春先まで開花期の長い鉢花として冬季鉢花の代表的な花きであるが、生産量の増大と購入後の日持ち性の問題から市場...
要約 カラーピーマンのかん水同時施肥栽培において、時期別のかん水量を制御し、窒素施肥量を3割減肥で管理すると葉柄汁液中の硝酸態窒素濃度が1100~2000ppmで推移し、慣行栽培を上回る収量を確保できる。また、...
要約 時間流量12L/hrの給水停止機構を備えたボタン型点滴潅水装置に、60の吐出孔を持つ点滴チューブを接続すれば、点滴孔当たりの時間流量0.2L/hrの極微量潅水同時施肥が可能となり、保水量が少なく、透水性の高...
要約 新しい切り花用バラの有望品種として「99-186-1」を交雑育種により育成した。花色は弁縁が明るく濃いピンクで、弁の中央部より下が薄いピンクとなるぼかし。花形は剣弁高芯の整形咲き、花弁数は30枚...
要約 6月中旬に被覆複合肥料を基肥として施用し、鉢上げする。8月には追肥をせず、花芽分化が始まる9月中下旬に被覆複合肥料を追肥すれば、側枝が徒長しない苗が育成でき、開花時の品質も向上する。 キーワー...
要約 バラの循環型養液栽培における給液方式は、排液独立循環方式が優れる。開発したシステムは、補充培養液の濃度を冬期EC1.1dSm-1、夏期EC0.9dSm-1とし、培養液を15日毎に更新することでかけ流し式とほぼ同等の...
要約 ポーラスカップを用いて採取した土壌溶液の分析により、カーネーション栽培期間中の土壌溶液診断が可能である。良好な生育を確保するための土壌溶液中硝酸イオン濃度の基準値は1,000mg/Lである。 キーワード...
夏秋ギク「岩の白扇」の葉身汁液窒素栄養診断での最適葉位と診断指標
要約 夏秋ギク「岩の白扇」の葉身汁液による窒素栄養診断には、下位葉(下位6~10葉)が適当である。葉身汁液中の硝酸イオン濃度は、消灯前までは3000~6000ppm程度、それ以降は6000ppm程度を目安に施肥管理を行...
要約 カーネーション栽培後の培地への窒素残存量は、施肥量が実栽培面積1平方メートル当たり70g程度までは少ない。窒素残存量が少ない施肥量で栽培したカーネーション1作が吸収する窒素量は、実栽培面積1平方...
要約 なお、土壌水分張力を基準にしたかん水方法に比べ25%程度節水ができる。 キーワード トルコギキョウ、超促成二度切り作型、かん水施肥栽培、かん水量 背景・ねらい 香川用水の非受益地である島しょ部等にお...
要約 オンシジウムの切り花栽培において、株の養成段階では年間窒素施用量が多いほど株の生育は優れる。早期に開花させる場合は、年間窒素施用量を少なくするが、切り花品質は劣る。採花本数と切り花品質からみた...
整畦植込み機を用いた遅植えによるチューリップ微斑モザイク病防除技術
要約 〔整畦植込み機を用いた11月中旬以降の遅植えによりチューリップ微斑モザイク病を防除できる。 キーワード チューリップ微斑モザイク病、整畦植込み機、遅植え 成果の内容・特徴
気象衛星「ひまわり」とメッシュ気象値を利用した広域的な水田地温の推定法
要約 水田の地温は、気象衛星「ひまわり」の推定日射量とアメダスメッシュ気象値を活用することで広域的に推定できる。 背景・ねらい 地温は土壌窒素や有機質資材窒素の無機化量や肥効調節型肥料の溶出率などを推...
要約 バラ養液栽培におけるロックウール代替培地として、ヤシ殻培地が有望である。ロックウール培地と比較して、収量は同等以上となり、切り花の花持ち日数及び最終開花程度も同等である。 背景・ねらい 環境保全...
要約 トルコギキョウの年末出荷作型における潅水施肥栽培において、片側3条2列植が適当である。また、生育の後半に潅水指標pF値を2.1程度に高めると、約14%の節水が図られ、品質も同等の切り花が得られる。 背景...
要約 砂丘地における直播きストックの高品質切り花生産のための施肥かん水方法は、緩効性肥料を用いた全量基肥体系あるいは追肥体系から選択し、かん水量は発芽揃いから発らい期まで1回当たり5l/平方メートルを上...
要約 養水分を土壌に間欠ドリップで施用する養液土耕法で、カーネーションの栽培をすると、従来の土耕栽培よりも減肥が可能になる。また、施肥量調節の目安となる簡易栄養診断法による診断基準値も確立した。 背...