天然型アブシジン酸含有新規液剤散布処理でブドウ「ピオーネ」の果皮着色が向上
要約 植物生育調整剤として登録が予定される天然型アブシジン酸10%を含む液剤200倍水溶液をブドウ「ピオーネ」の着色始期に果房へ満遍なく散布することにより、収穫期の果実着色を向上させる。また、果面の汚れ、...
要約 イネ黒すじ萎縮ウイルスはイネとコムギ、イタリアンライグラスへの感染率が高い。本ウイルスの媒介虫であるヒメトビウンカはこれら3植物上での生存率が高く、ウイルスに感染した植物を吸汁することでウイル...
ダイズ後の水稲栽培の湛水はマメシンクイガ幼虫が死滅するのに十分な温度と期間がある
要約 マメシンクイガ幼虫の生存率は水没により次第に低下するが、その程度は温度と期間により異なる。代かき時から水没した場合、栽培初期に幼虫の生存確率は大きく低下する。水稲栽培の湛水全体では幼虫を死滅さ...
クビアカツヤカミキリのフェロモン成分を利用したトラップに雌雄成虫が誘引される
要約 モモやウメなどバラ科果樹の害虫であるクビアカツヤカミキリの雄成虫から放出されるフェロモン成分は光学活性な構造を持つ(6R,7S)-(E)-2-シス-6,7-エポキシノネナールであり、合...
施設野菜類の主要アブラムシを防除するための2種アブラバチ混合製剤
要約 ナケルクロアブラバチとコレマンアブラバチの1:1混合マミー製剤あるいはバンカー型製剤により、施設野菜類の主要アブラムシであるワタアブラムシ、モモアカアブラムシ、チューリップヒゲナガアブラムシ、ジ...
要約 本プログラムは、農研機構メッシュ農業気象データを取得する機能をエクセルファイルに追加するものであり、これにより気象データを利用する独自のエクセルファイルを用いたアプリの開発が可能になる。 キー...
要約 水田畦畔では年2~3回、隣接する刈払いを伴う斜面草地では年2回の刈払い管理が植物の種多様性を高める。それ以下でも以上でも種多様性は低下する。この結果は日本型直接支払の根拠や二次的自然の適正管理に...
天敵ナミヒメハナカメムシ体表に含まれる(E)-2-octenalは本種の逃避行動を引き起こす
要約 ナミヒメハナカメムシから分泌される成分(E)-2-octenalは、本種の逃避行動を引き起こす。本成分を植物に滴下することにより、本種を効率的に植物上から分散させることができる。 キーワード 環境保...
タバコカスミカメのアザミウマ類に対する防除効果はバンカー植物で増強できる
要約 アザミウマ類などの捕食性天敵であるタバコカスミカメが増殖可能な植物をバンカー植物としてキュウリ施設内に植栽し天敵を予め維持することにより、アザミウマ類に対する防除効果を高めることができる。 キ...
ピーマンでのジャガイモヒゲナガアブラムシ防除のためのギフアブラバチ利用技術
要約 ギフアブラバチは、施設栽培ピーマン等で発生するジャガイモヒゲナガアブラムシ防除のための生物農薬として利用できる。ギフアブラバチの利用法には成虫放飼法とバンカー法があり、バンカー法はジャガイモヒ...
紫色LED光で土着天敵ヒメハナカメムシを集め、害虫を減らす技術
要約 波長405nmに発光ピークを持つ紫色LEDを1日3時間照射することにより、アザミウマ等の微小害虫を捕食する土着天敵ヒメハナカメムシを作物上に最大10倍...
バンカー植物を用いた捕食性天敵タバコカスミカメ利用技術マニュアル
要約 バンカー植物としてスカエボラとバーベナを利用することで、捕食性天敵であるタバコカスミカメの密度を安定して維持することが可能になり、キュウリのアザミウマ類とトマトのコナジラミ類を低密度に抑制でき...
侵入害虫バナナコナカイガラムシの検疫に役立つフェロモントラップの開発
要約 沖縄県に侵入し、様々な果樹を加害しつつあるバナナコナカイガラムシを強力に誘引するフェロモン成分の構造を解明し、その発生を簡単に検出できるフェロモントラップを開発しました。分布拡大の防止に向け、...
土着天敵タイリクヒメハナカメムシとギフアブラバチの生存に有効な植物
要約 タイリクヒメハナカメムシは、スィートアリッサム、ソバ、スカエボラ、コリアンダー、バーベナ、ディル、ホーリーバジルの花で寿命が延び、その効果は蜂蜜水溶液よりも高い。ギフアブラバチは、ソバ、スィー...
要約 三重県の観葉植物栽培施設内で発生したヘデラの害虫について分類学的研究を行った結果、未知の種であることが判明したため、新種ヘデラアカアシカタゾウムシMetapocyrtus (Trachycyrtus)<...
AM菌非宿主作物の後作・間作への緑肥導入による次作物の収量の改善
要約 アーバスキュラー菌根菌(AM菌)と共生しない作物を栽培すると、次作物のAM菌感染、収量が低下する。非宿主であるキャベツ収穫後の緑肥(AM菌宿主)の導入、キャベツ栽培時の緑肥の間作により、次作物のAM菌感染...
要約 コナカイガラムシ類の土着天敵である2種の寄生蜂を強力に誘引する物質・シクロラバンデュリルブチレートを発見しました。これらの天敵を誘引することで、コナカイガラムシ類の防除に役立てることができます...
九州沖縄地域のキク圃場にはクマモトネグサレセンチュウが優占する
要約 九州沖縄地域のキク圃場には3種のネグサレセンチュウが広く分布し、そのうちクマモトネグサレセンチュウの検出頻度が最も高い。また、ネグサレセンチュウ発生圃場の1/3以上において2種以上が混発している。 ...
要約 世界各地で重要害虫として問題になっているタバココナジラミバイオタイプQは、日本国内で少なくとも30科64種類の植物を寄主として利用する。このうち、バイオタイプBと共通するものは少なくとも19科40種類に...
要約 ウワミズザクラ樹上で、クサギカメムシの卵から成虫まで各生育ステージが存在し、幼虫はウワミズザクラの果実を餌として成虫まで発育できる。 キーワード クサギカメムシ、ウワミズザクラ、寄主植物 背景・...