要約 西洋わさびペルオキシダーゼを結合した小麦胚芽凝集素とジアミノベンジジンを利用するDAB染色法により植物根中の菌根菌を選択的かつ高コントラストで染色できる。従来のトリパンブルー染色に比べて安全で組...
要約 「きたほなみ」と「チクゴイズミ」の交配後代から製粉性で選抜した小麦系統は、軟質で「きたほなみ」並に製粉歩留が高く、アラビノキシラン含量は「きたほなみ」と同様に低く、暖地においても飛躍的に製粉性...
要約 小型コンテナで大豆と麦類を混作して栽培すると、麦類の根は生育初期に大豆株位置側まで伸長し、大豆の根の発達を抑制する。麦類のうち、大麦は小麦に比べてより強く大豆の根を抑制し、大豆地上部の生育も抑...
製粉によって小麦粉とふすまに配分されるデオキシニバレノールの濃度
要約 赤かび病発生圃場産の小麦は、ブラベンダーテストミル製粉によって、小麦粉では原料小麦の約半分、ふすまでは約2倍のデオキシニバレノール濃度を示す。 キーワード 小麦、赤かび病、デオキシニバレノール、...
要約 小麦粉測色用分光測色計を標準より小容量の測色容器で測定可能になるように改造し、6g必要な試料量を1gで測定すると、L*、a*、b*は両測色法の間でいずれも高い正の相関を示すので少量小麦粉での測色法として...
硬質小麦のピュロインドリン遺伝子型は子実硬度や加工適性に影響する
要約 小麦子実の硬軟質性に関係するピュロインドリン対立遺伝子は硬質小麦の子実硬度や製粉歩留、小麦粉粒度、損傷デンプン含量に影響し、これらはピュロインドリン蛋白質の発現と関係がある。ピュロインドリン蛋...
要約 市販のフラットベッドスキャナを利用し、小麦種子横断面の胚乳色相を測定するシステムを新規開発した。これにより製粉による小麦粉色相の劣化要因を除外し胚乳自体の色相を効率的に測定できるとともに、小麦...
要約 二条大麦「小春二条」は播性がIIの寒冷地向け中生種で、耐雪性は「シュンライ」と同等である。穂発芽性がやや難で粒の外観品質が優れる。「ミノリムギ」より麦芽エキスやジアスターゼ力が高い。小規模ビール...
出穂期の窒素追肥が硬質小麦「ゆきちから」の灰分含量に及ぼす影響
要約 中華麺用原料に供するためにタンパク質含量の増加を目的とした出穂期の窒素追肥により、ゆきちからの灰分含量は全粒では同等もしくはわずかに高くなるが、ランク区分の許容値を超えることはない。一方,小麦...
道央水田転換畑における秋まき小麦「ホクシン」の大豆畦間ばらまき栽培法
要約 秋まき小麦の連作回避を目的とした大豆畦間ばらまき栽培技術について、道央地域の「ホクシン」に適応した栽培基準である。 キーワード 道央、転換畑、秋まき小麦、大豆畦間播種、連作 背景・ねらい 秋まき小...
ラピッドビスコアナライザーによるコムギのアミロース含量タイプの推定法
要約 ラピッドビスコアナライザーによりコムギのアミロース含量タイプの判別を行う手法を開発した。全粒粉を用い、糊化特性値のブレークダウン(BD)とセットバック(SB)とを指標にし、SB/BD比を併用することで、...
ポテトチップ用で中早生のばれいしょ新品種「らんらんチップ(北海89号)」
要約 ばれいしょ「らんらんチップ(北海89号)」は、中早生のジャガイモシストセンチュウ抵抗性を持つチップ加工原料用である。翌年2月までの貯蔵に適し、チップカラーが「トヨシロ」より優れる。また、暖地春作の...
ビール大麦の殻粒SKCS硬度による極高ジアスターゼ系倒の選抜
要約 ジアスターゼ力が600WK/TNを超える極高ジアスターゼ系統は穀粒SKCS硬度が特異的に高い。極高ジアスターゼ系統は麦芽エキスが平均1%低くなるが、麦芽エキスが83%程度の「極高ジアスターゼ・高エキス系...
ラピッドビスコアナライザーによるコムギのアミロース含量タイプの推定法
要約 ラピッドビスコアナライザーによりコムギのアミロース含量タイプの判別を行う手法を開発した。全粒粉を用い、糊化特性値のブレークダウン(BD)とセットバック(SB)とを指標にし、SB/BD比を併用することで、...
ビール大麦の穀粒SKCS硬度による極高ジアスターゼ系統の選抜
要約 ジアスターゼ力が600WK/TNを超える極高ジアスターゼ系統は穀粒SKCS硬度が特異的に高い。極高ジアスターゼ系統は麦芽エキスが平均1%低くなるが、麦芽エキスが83%程度の「極高ジアスターゼ・高エキス系...
要約 道産稲ワラ(北見産)および麦稈(十勝産小麦稈)の粗飼料特性および肥育牛の産肉 性を調べた結果、これら粗飼料は乾草(道産チモシー主体一番乾草)と比較し、ルーメン発酵性に差がなく、産肉性および肉質等級は...
要約 キタネグサレセンチュウ被害に対する対抗植物として休閑緑肥のえん麦野生種、マリーゴールド、ハブソウが有望である。小麦収穫後の後作緑肥として導入するえん麦野生種は、線虫密度を90%以下にするためには...
要約 次作に対する肥効、菌根菌感染、根粒菌着生、ネグサレセンチュウ発生抑制から、エンバク(野生種)はダイズと、ヒマワリ、マメ科緑肥はタマネギ、トウモロコシと、シロカラシ、マメ科緑肥はテンサイと組み合...
要約 小豆を原料にした乾燥餡、練り餡を用いて洋菓子を製造する際、クッキーでは卵・小麦粉の代りに、ケーキ類では小麦粉の50%代替、クリームでは油脂及び生クリームの3~4倍量の練り餡を加えることにより、餡の...
要約 リン酸吸収を菌根に依存しないアーバスキュラー菌根菌非宿主作物の生育は、前作物の影響を受けにくい。一方、宿主作物の生育・収量は宿主作物跡地で優る。しかし、前年に宿主を栽培することによる増収効果に...