診断に基づく小麦・大麦の栽培改善技術導入支援のためのシステム
要約 診断に基づく小麦・大麦の栽培改善技術導入支援マニュアルは、アンケート式の5項目のリスクを簡易診断する「簡易診断部」、フローチャート式の条件別診断と対策を示す「診断・対策部」、詳細な対策内容を示...
β-グルカンを多く含む大麦粉用二条裸麦品種「ビューファイバー」と「ワキシーファイバー」
要約 両品種はlys5.hを有し、「ユメサキボシ」より整粒重が低く穀粒がしわ粒で外観品質が劣るが、食物繊維のβ-グルカンを従来品種の2倍以上含む。これらの大麦粉を利用してうるち性の「ビューファ...
要約 ムギ類黒節病の防除には、種子消毒剤2剤、生育期散布剤1剤による薬剤防除、ハウス栽培、遅播き栽培による耕種的防除が有効である。これらの組み合わせにより、種子生産の段階に応じた防除体系が構築できる。...
「はねうまもち」のもち性遺伝子を判別するDNAマーカーの開発
要約 「はねうまもち」は「ファイバースノウ」に突然変異処理を行って作出したもち性大麦系統である。DNAマーカー「dCAPS-waxy-Sac II」又は「dCAPS-waxy-Sal I」を使用することで、「はねうま...
要約 麦類の赤かび病かび毒汚染低減技術の高度化を図るため、都道府県の研究者および専門的な指導者を対象に、科学的根拠に基づいて追加・拡充して改訂した生産工程管理マニュアルである。 キーワード 赤かび病、...
稲麦サイレージ二毛作は食用麦との二毛作に近い経済性が見込まれる
要約 麦ホールクロップサイレージは飼料としての評価が高く、稲麦サイレージ二毛作は 農地と収穫機の有効利用、作業競合の軽減等の合理性もある。その経済性は、現行の助成 制度では平均的条件で食用小麦をやや下...
不耕起水田輪作体系におけるリン酸、カリ減肥下での土壌養分動態と収量性
要約 水田輪作体系において,小麦の栽培時に播種前のリン酸施肥量とカリ追肥量を増やすことにより、大豆、水稲を無リン酸、無カリ栽培した場合でも、各作物とも大きな減収は認められず、土壌の可給態リン酸もほと...
大麦の高リジン変異体は種子のγ-アミノ酪酸および遊離アミノ酸の含量が高い
要約 大麦の高リジン変異体は種子の遊離アミノ酸含量に加えてγ-アミノ酪酸の含量およびその胚乳における分布割合が高い。なかでもγ-アミノ酪酸含量はlys5h 変異体、遊離アミノ酸含量は...
要約 かび毒のデオキシニバレノール(DON)を分解する細菌をコムギの栽培環境から14株分離し、特にコムギの穂から世界で初めて DON 分解菌を発見しました。この分解菌は、コムギ自然汚染粒において DON を分解す...
要約 六条大麦(裸麦)に対する薬剤の開花期散布と開花10~20日後頃の追加散布により赤かび病菌によるかび毒蓄積の低減が期待できる。 キーワード 赤かび病、かび毒、六条大麦(裸麦)、デオキシニバレノール、ニバレ...
麦類における出穂後尿素葉面散布は赤かび病の発病とかび毒蓄積に影響しない
要約 蛋白質含有率向上を目的とした出穂後の硬質小麦および二条大麦への尿素の葉面散布は、赤かび病の発病とかび毒蓄積に影響しない。また、尿素を赤かび病防除薬剤と混合散布しても、薬剤の効果は低下しない。 ...
要約 この分析法は代表的な麦汚染かび毒であるデオキシニバレノール、ニバレノール、T-2トキシン、HT-2トキシン、ゼアラレノンについて高速液体クロマトグラフタンデム型質量分析装置(LC/MS/MS)を用いて一斉分析...
耕うん同時畝立て播種機汎用利用による平高畝を活用した麦-大豆作体系
要約 耕うん同時畝立て播種機による平高畝を用いた大麦条播-大豆の狭畦多条播体系では、収量は対照より水稲後大麦で2~3割、大麦後大豆で1~5割の増加が見込める。1俵あたり費用合計は現状平均より大麦は同等ない...
要約 小麦と大麦試料それぞれ8点を用いて加工工程における放射性セシウムの動態解析を実施した。小麦におけるふすまの加工係数(玄麦に対するふすまの放射性セシウム濃度の比)の平均値は2.26、小麦粉の加工係数の...
要約 小型コンテナで大豆と麦類を混作して栽培すると、麦類の根は生育初期に大豆株位置側まで伸長し、大豆の根の発達を抑制する。麦類のうち、大麦は小麦に比べてより強く大豆の根を抑制し、大豆地上部の生育も抑...
要約 麦類をリビングマルチに用いる大豆栽培の播種には、普通畑圃場では平畝型、転換畑圃場では畝立て型の麦類・大豆同時播種機を用いる。麦類の抑草効果は播種後50日頃で乾物重150g/㎡以上確保した場合に認めら...
要約 コムギにオオムギ属5H染色体を添加した系統はコムギ親よりも子実硬度が低く千粒重も大きい。添加するオオムギ属5H染色体の由来により、子実硬度の低下程度が異なり、オオムギ近縁野生種(H. chilense)の5H...
要約 小麦加工食品の使用品種表示の確認を目的として開発したSSRマーカー10組を利用して、小麦58品種(国内41、国外17)の遺伝子型カタログから、国内品種と国外品種を判別できる。国内品種間では26品種を判別し...
要約 モチ性裸麦「ダイシモチ」に対して、実需者は、1)消費者間の認知度は低いが食味は高いと受け止められている、2)加工適性や食味は高いが色の白くない点は課題である、3)製造業などの業種で新商品の開発...
水田転換畑におけるレーキ付正転ロータリによる大麦耕うん播種一工程作業技術
要約 2.2m幅の代かきハローに肥料ホッパ200Lと種子ホッパ40L、強度改良した鎮圧ローラなどを装着した、播種幅15cmで、畝間45cmの麦整地播普通栽培用の4条ハローシーダである。埼玉県北部地域の小麦ドリル播き栽...