要約
イチゴのランナーを採苗後、ただちにポリ袋に入れ、-2~0℃の冷蔵庫に入庫すると、約1か月貯蔵可能である。また、出庫後はセルトレイに挿し苗し、温室に遮光資材や冷房機を設置し...
要約
イチゴの着色改善のため、高設栽培で果実の支持角度を任意に調整できる可動式果実架台を開発した。可動式果実架台の利用で、着色の改善が図られるとともに、栽培管理時には架台を下...
要約
排液の集水が容易にできる徳島農研方式イチゴ高設栽培システムを改良し、低コストな循環式システムを開発した。品種「さちのか」において、希釈倍率を設定できる簡易な液肥混入器を...
要約
「イチゴ株据置栽培」で、6月末まで収穫し、7月から窒素中断を行なう作型で、6月上旬から「気化潜熱を利用した培地の昇温抑制技術」を活用すると、日平均培地温度が1~3℃程度低...
要約 22g以上の大果イチゴを安定的に生産するには、栽培期間を通して1株当たり芽数を2、着果数を3に制限する株管理が最も適する。本管理方法は、慣行管理よりも、収穫果実の糖度が安定して高くなり、収穫・選...
要約 「とちおとめ」と「さがほのか」を交配した実生個体から育成した促成栽培向け新品種「あまおとめ」は、大果で食味の良い早生多収品種である。果皮は鮮紅色、果形は整った円錐形で、草勢は強いが、炭疽病には...
要約 イチゴの実生苗を用いた栽培において、育苗期にセルトレイに25~45度の傾斜を与えることや、葉柄基部を押さえて横に倒すことで、その後の花房の伸長を一定方向に制御できる。 キーワード イチゴ、実生苗、花...
要約 夏秋イチゴ新品種「サマーフェアリー」は四季成り性品種であり、果皮色は赤で、光沢がよい。多収性で、食味も良く、果実硬度も硬いため業務用の夏秋どり栽培に適する。 キーワード イチゴ、四季成り性、夏秋...
土壌水分や土性の違いが主要な有機質肥料の窒素無機化に及ぼす影響
要約 灰色低地土における有機質肥料(菜種油粕、豚肉骨粉、魚粕、魚エキス)の窒素無機化率に及ぼす土壌水分変動(pF1.2~2.1)や土性(細粒質、中粗粒質)の影響は小さいが、中粗粒質に比べ細粒質では無機化が速...
要約 イチゴの定植時期に潮風害に遭遇した苗は、NaCl濃度が濃いほど、定植後の展開葉が小さく、果実が小玉化し、減収する。しかし、散水時間が早いほどその程度は軽減できる。 キーワード イチゴ、定植時期、潮風...
イチゴうどんこ病の果実発病を抑制する本圃定植後の初期薬剤防除体系
要約 促成栽培イチゴにおいて、うどんこ病の発病葉は果実発病の重要な伝染源となる。本圃定植後の初期薬剤体系防除(2週間間隔4~5回)は、葉の発病を抑え、その後の果実発病を抑制する。 キーワード イチゴ、う...
イチゴの連続うね利用栽培におけるδ15N値を用いた土壌窒素依存率の推定
要約 基肥量の少ないイチゴの連続うね利用栽培では、果実の全窒素δ15N値は土壌の全窒素δ15N値を反映している。土壌窒素依存率は72~85%と推定され、慣行の53%に比べて高い。6作連続うね利用しても収量は低下しな...
クラウン温度制御による促成イチゴの第1次腋果房の花芽分化促進
要約 イチゴの促成栽培において第1次腋果房の分化および開花が最も促進されるクラウンの温度は20℃前後である。クラウン温度が約20℃では、頂果房果実の痩果数および一果重が増え、低温期の草勢も維持される。 キー...
八分着色イチゴ果実のMA包装と低温貯蔵を組み合わせた鮮度保持技術
要約 八分着色したイチゴ果実をMA包装し、0~5℃で低温貯蔵することにより、3週間程度の鮮度保持ができる。酸素濃度が10~13%、二酸化炭素濃度10%の条件で果実外観の保持効果が高く、特に0℃・酸素濃度13%の条件が...
イチゴ「さがほのか」の40日間夜冷短日処理育苗による初期収量の向上
要約 イチゴ「さがほのか」では、40日間の夜冷短日処理育苗することで、頂花房および第1次腋花房の花芽分化を早進化できる。9月上中旬に定植すれば、年内から第1次腋花房が収穫でき、1月までの初期収量が増加する...
イチゴ「あまおう」早期作型における定植後遮光処理による1~2月収量の増加
要約 イチゴ「あまおう」の夜冷短日処理苗を用いた早期作型で、黒色寒冷紗による遮光を定植直後から9月25日の間に開始し、10月20日に終了すると無被覆に比べて、頂果房と第1次腋果房間の葉数が少なく、第1次腋花...
イチゴ「あまおう」に適したパルプモウルドポットの形状と利用技術
要約 イチゴ「あまおう」に適した形状のパルプモウルドポットは容量330mlで、底穴と2mm幅のスリットを4つ有する。この容器では、ポリポットと同等の施肥量と3割程度多いかん水量で育苗すると、培地温度が低下し花...
促成イチゴ栽培で早期収量の増加と収穫の平準化が可能なクラウン温度制御技術
要約 開発したクラウン温度制御装置は、低コストでイチゴのクラウン部温度を精度良く制御できる。本装置を用いて、イチゴの促成栽培においてクラウン部を20℃前後で管理すると、第1次腋果房の早進化により2月まで...
イチゴ高設栽培システムにおけるイチゴ後作チンゲンサイの栽培法
要約 イチゴ高設栽培システムで施設未利用期間を利用した後作品目として、チンゲンサイを導入する場合、不耕起で黒ポリマルチ被覆し、株間20cmで栽培すると、定植から35日程度でL級が収穫できる。 キーワード チ...
促成トマトにおけるパルプモウルドポット利用による草勢抑制技術
要約 パルプモウルドポット苗をポットごと定植すると、トマトの草勢は抑えられ、定植後のかん水量が多くなった場合でも、9cmポリポットに比べて空洞果の発生が減少する。また、9cmポリポット苗の標準かん水と同等...