生育・収量予測ツールによるトマト年間収量55t/10aの実現
要約 環境条件と品種特性から生育・収量を算出するツール(ソフトウェア)を用い、シミュレーションによって環境制御設定や栽培管理法を適正化することにより、糖度5°以上で、「鈴玉(りんぎょく)」では10a当た...
葉先トリミング処理がトマト群落の受光態勢及び乾物生産に及ぼす影響
要約 トマトの葉先トリミング処理を行うと小葉数は減るが個葉形状はほぼ同じであるため、処理の有無で小葉数が異なる個体群落を比較できる。処理により群落の吸光係数はオランダ品種「グルメ」では減少、「桃太郎...
サツマイモ品種「べにはるか」の容器苗移植栽培における収量向上といもの小型化
要約 容器苗移植栽培法をサツマイモ品種「べにはるか」に適用すると、親いも肥大は抑制され、挿苗栽培に比べて子いも収量が向上する。面積当たり子いも個数は挿苗栽培と比べて大幅に増加し、50g~200g の子いもの...
トマト「桃太郎ヨーク」の収量はオランダの台木品種「Maxifort」利用により増加する
要約 トマトの日本品種「桃太郎ヨーク」の収量は、オランダの台木品種「Maxifort」に接いだ場合に共台の場合に比べて約30%高くなる。この収量増加は地上部総乾物生産の増加によるものであり、地上総乾物生産の増...
リンゴのS9-およびS10-RNaseに連鎖したF-box遺伝子群の単離と解析
要約 リンゴ品種「Spartan」から単離した10個の新規F-box遺伝子(MdFBX21-30)を解析した結果、リンゴには花粉側S遺伝子候補となるF-box遺伝子が少なくとも11タイプ存在する。 キーワード リンゴ...
要約 萌芽性の劣る「タマアカネ」の直播栽培では、種いもの萌芽処理で初期生育を促進できる。また、挿苗栽培より劣る上いも率および上いも1個重の確保には疎植が有効であり、収量向上にはマルチ栽培が有利である...
要約 雨よけニガウリ栽培では、垂直面横誘引で主枝の仕立て本数を5本/株、初期の栽植密度を500株/10aとすると、収穫初期(5~6月)の収量が最も高い。また慣行の誘引・仕立て方法と比べても収穫初期の商品果収量...
夜冷短日処理と窒素追肥によるイチゴ超促成作型の年内収量向上技術
要約 イチゴ品種「さちのか」を用いた超促成作型において、64 日間の夜冷短日処理と処理期間後半に窒素濃度75mg/L液肥を1 日1 回施用することで、頂花房から第1次腋花房への連続的な花成誘導を促進し、年内収量...
加工用ばれいしょソイルコンディショニング体系の経営評価と導入条件
要約 加工用ばれいしょソイルコンディショニング体系はコントラクタを利用することで60kg当たり生産費と10a当たり労働時間を減少させ、40ha以上規模の農家で導入効果が見込める。 キーワード ソイルコンディショ...
夏秋どりイチゴ「エラン」栽培における電照と花房除去による秋季収量の向上
要約 夏秋どりイチゴ「エラン」の栽培では、9月以降に電照することにより、10月以降の収穫果数が増えて収量が増加する。また、高温期の8月1~15日に、出蕾してくる花房と屑果のみの果房を除去することにより、10...
四季成り性イチゴ品種「サマープリンセス」を用いた夏秋どり栽培
要約 「サマープリンセス」の夏秋どり栽培は、4月中旬~5月上旬定植で7~11月に収穫でき、上物率や秋の収量向上には摘房・摘花(果)や摘房処理(中休み処理)などが有効である。また、養液土耕や高設栽培は収量や...
栽植法改善によるサトイモ‘土垂(どだれ)’の上物収量向上技術
要約 サトイモ‘土垂’の表層腐植質黒ボク土での栽培において、畝間120cm、株間40cm、200株/aの密植とし、種芋の大きさ別に80~100gの種芋は芽の位置を地表から15cm程度、20~40gでは10cm程度に定植することで、形...
要約 根域を制限してミニトマトを栽培することにより、有機質肥料調製法の影響を判定できる。有機質肥料の連用、特に有機質肥料を好気発酵させて施用した場合には、化学肥料施用の場合と比較して、収量が高まる。...
要約 緩効性肥料を使用することで、途中、追肥を行わずに栽培が可能である。また、抑制作型においてわき芽を挿し芽苗として利用し、立毛間定植することにより、種子苗と同程度の収量が得られるとともに、連続した...
要約 てんさい直播栽培における初期生育障害の主原因は土壌の低pHである。対策として、石灰質資材の全面全層施用により作付け前の土壌をpH5.8以上に矯正することが必要である。その上で石灰質資材を作条施用する...
要約 畑用再生紙マルチ(エンボス加工、120g/㎡)を中山間地の夏秋トマト栽培に用いると、地温の日較差が小さくなり、出荷収量は増加する。 背景・ねらい 使用後に除去廃棄の不要な畑用の再生紙マルチの利用が...
要約 抑制トマトの直播栽培法は、慣行のポット育苗による移植栽培法に比べて、播種から定植までの作業時間が半分以下に省力化でき、収量も約20%増加する。この栽培法では、テープシーダーを用いて1粒播きし、出芽...
要約 根菜類及び果菜類・野菜経営における、マリーゴールド、長ねぎ混植などの対抗植物や緑肥の導入は、負担に見合った経済的な効果が上がる場合が多い。しかし、経済効果は多数年で回収されるのに対し、栽培費や...
ブルームレス台木利用キュウリの促成栽培における地中加温と整枝法が収量に及ぼす効果
要約 12月定植の促成栽培ブルームレス台キュウリは地中加温を行うことにより,良果収量が約20%増加する。また,地中加温をしたうえで,第6~9節の側枝を利用した主枝2本,主枝3本仕立てをすると主枝1本仕立てより...
成果の内容・特徴