イチゴ間欠冷蔵処理での非冷蔵期間平均28°C以上の高温遭遇は開花の遅れにつながる
要約 イチゴの間欠冷蔵処理では、冷蔵開始3日前から処理終了までの非冷蔵処理期間の平均気温が28°C以上の場合に、頂花房第1花の平均開花日が遅れる。特に「さちのか」では、高温遭遇時には夜温が高いほど開花が遅...
総ポリフェノール量が多く、抗酸化活性が高いイチゴ品種「ぽりっちご」(旧系統名:久留米66号)
要約 「ぽりっちご」(旧系統名:久留米66号)は、抗酸化活性が高い既存品種「おいCベリー」より総ポリフェノール量が多く、40%程度高い抗酸化活性を有する。商品果率が高く、収量や食味は「とちおとめ」と同程度で...
省力的な栽培が可能で、大果で日持ち性に優れた多収性イチゴ品種「恋みのり」
要約 イチゴ「恋みのり」は連続出蕾性に優れた大果、多収性の促成栽培向け品種である。摘果作業の必要性が少ない適度な果房当り果数を有し、果実の揃いがよく、栽培管理および収穫・調製作業の省力化が可能である...
イチゴ苗表面の病害虫を防除できる蒸熱処理装置とその利用マニュアル
要約 水蒸気(蒸熱)によりイチゴ苗の表面に寄生した病害虫を防除するための装置であり、ポータブル型と大型の2種類のタイプがある。本装置により、イチゴ苗による施設内への防除困難な病害虫の持ち込みを防ぐこと...
大果で高糖度の観光農園・直売向け良食味イチゴ新品種「あまえくぼ」
要約 「あまえくぼ」は促成栽培に適し、大果で糖度が「さちのか」よりも1割以上高い良食味品種である。うどんこ病および炭疽病に中程度以上の抵抗性を示し、摘果等の栽培管理作業の省力化が可能であり、観光農園...
大果で収量性が高く、省力栽培が可能なイチゴ新品種、「恋みのり」
要約 イチゴ「恋みのり」は促成栽培に適し、連続出蕾性に優れた多収品種である。冬期の草勢が強く草勢維持が容易で、大果で秀品率が高く、収穫・調製作業...
要約 「おいCベリー」は、収量性に優れ、ビタミンC含量が「さちのか」の約1.3倍と多く、総ポリフェノール含量も多く、高い抗酸化活性を有する消費者の健康志向に対応した良食味の果実品質が優れた促成栽培用品種...
要約 飽和水蒸気を熱媒体とする蒸熱処理装置を用いて、イチゴ苗に寄生するうどんこ病、アブラムシ類、ナミハダニを、50°C10分間あるいは52°C5分間の処理で、苗に重大な障害を生じさせずに、病害虫を同時...
寒冷地での短日処理による一季成り性イチゴ秋どり栽培における適品種
要約 寒冷地での短日処理による一季成り性品種を用いたイチゴ秋どり栽培では、「紅ほっぺ」が栽培年次や栽培方式(土耕、高設栽培)にかかわらず安定して多収であり、大果であることから適品種である。 キーワード ...
要約 「おいCベリー」は、ビタミンC含量が「さちのか」の約1.3倍と高く、高糖度で食味に優れ、収量性が高く、促成栽培に適する。 キーワード イチゴ、ビタミンC、良食味、促成栽培 背景・ねらい 野菜類の健康維持...
要約
「まりひめ」は「章姫」と「さちのか」の交配実生から選抜・育成した促成栽培向けの新品種で、上物率が高く、糖度(Brix)9以上で安定して高い。また、「さちのか」と比較して、収...
要約
イチゴのランナーを採苗後、ただちにポリ袋に入れ、-2~0℃の冷蔵庫に入庫すると、約1か月貯蔵可能である。また、出庫後はセルトレイに挿し苗し、温室に遮光資材や冷房機を設置し...
水稲育苗箱と底面給水用マットを用いたイチゴ底面給水育苗システム
要約
開発した底面給水育苗システムは、水稲育苗箱や底面給水用マット等市販の部材を用いるため、安価で組み立てが容易である。本システムにより、炭疽病の蔓延が抑制され、灌水回数と水...
加圧脱水処理法で製造された浄水ケーキのイチゴ育苗培養土への利用
要約 加圧脱水処理法で製造された浄水ケーキ(加圧脱水式乾燥土)をイチゴの育苗培養土として利用する場合、市販の園芸用培養土を25%(v/v)混合すれば従来の浄水ケーキ(造粒脱水処理物)と同等に利用できる。 ...
要約 イチゴの2段式採苗システムは、低温寡日照期の栽培にも適するよう2段に配置した親株栽培ベッド及び1次ランナー子株を1節で切断する採苗法を組み合わせたシステムで、慣行比2~3倍の採苗が可能である。...
要約 「おおきみ」は、平均果重が20g以上の極大果で日持ち性と食味に優れ、摘果作業が不要な促成栽培用イチゴ品種で、萎黄病、炭疽病およびうどんこ病に対して抵抗性を有する。 キーワード イチゴ、極大果、日持...
要約 「さがほのか」の高設促成栽培において、年内に株当たり150g(約100kg/a)の収量を得るには、株当たり8~9果収穫することが必要であり、そのためには、育苗期の窒素中断を8月中旬に行い、株間20cmで定植し、...
要約 「こいのか」は、早生で連続出蕾性に優れ、年内収量の多い促成栽培用イチゴ品種である。果実の硬度は高く日持ち性に優れ、糖度が高く、食味は極めて良い。 キーワード イチゴ、早生、日持ち性、良食味、連続...
イチゴ「さがほのか」のクラウン部冷却と短日処理による夏秋期の連続収穫
要約 中山間地域でのイチゴ「さがほのか」の高設栽培において、7月上旬の定植後、水温18℃程度の井戸水を用いたクラウン部冷却と、日長8時間の短日処理で、頂果房、第1次および第2次腋果房の出蕾が連続し、8月から...
要約 採苗床と親株床を分離、粉砕もみ殻を採苗培地とし、一次苗を親苗と同一栽培槽で生育させた高設無仮植育苗では、4月中旬親株定植で200本/m2程度の発根良好苗の生産が可能で、ポット育苗に比べ主要作業の労働...