要約 乾物摂取量当たりのメタン産生量が少なく、胃液中のプロピオン酸濃度が高いホルスタイン種泌乳牛からプロピオン酸前駆物質を多く産生する新規の嫌気性細菌を分離し、新種登録した。乳用牛のメタン排出削減や...
要約 泌乳牛の飼料にカシューナッツ殻液含有製剤を添加すると、乾物消化率ならびに乾物摂取量あたりの乳生産量を低下させることなく、メタン産生量を平均で約6%低減できる。胃液中のプロピオン酸モル比が低い牛ほ...
要約 カシューナッツ殻液を含む製剤を牛の飼料に添加することで、飼料の消化率を低下することなくメタン発生量を約20%抑制することが可能である。 キーワード メタン低減、カシューナッツ殻液、消化率 背景・ねら...
近年北海道で分離される牛由来Salmonella Typhimuriumの遺伝学的特徴
要約 北海道で分離された牛由来Salmonella Typhimuriumはパルスフィールドゲル電気泳動で型別するとⅠからⅨ型に分類され、Ⅶ型菌は2000年から出現して近年最も多く分離される。Ⅶ型菌の多くが多剤耐性を示...
要約 総資産に対する純資産が小さい等の特徴を持つ農業法人の経営診断を行う際の判断材料となる、経営類型別の財務指標の標準値とランク区分である。農業法人や指導機関が経営類型と規模を考慮した経営診断を実施...
要約 分娩予定30日前から分娩90日後まで微生物培養産物(乳酸菌1種、酵母類2種の培養液をフスマに吸着乾燥)を70g/日/頭飼料添加により投与すると、分娩90日後までの乳房炎の発症を予防でき、体細胞数が低下す...
乳牛ふん尿の堆肥調製におけるコンテナバッグとエノキタケ廃培地の利用方法
要約 コーンコブを主体としたエノキタケ廃培地を1m3のフレキシブルコンテナバッグ(コンテナバッグ)に貯蔵すると発酵熱で乾燥できる。また、乾燥した廃培地は乳牛ふん尿の水分調整資材に活用でき、コンテナバッ...
要約 農業用廃ビニールと廃タイヤチップを細断・混合したゴムチップ成型マットを3種類用意し、対照資材(ゴムチップマットレス)と比較した結果、落下試験装置による衝撃力は対照資材と同等であり、乳牛の利用性...
要約 緑茶ガラには多量のβ-カロチンが含まれており、乳牛用飼料として給与することにより、ジャージー牛乳の特徴の一つである生乳黄色度の向上が可能である。 キーワード 緑茶ガラ、乳用牛、β-カロチン、ジャー...
要約 完熟堆肥を副資材として添加するもどし利用は、堆肥化過程で発生するアンモニア臭気を低減する効果がある。 キーワード 家畜ふん尿、もどし堆肥、アンモニア
背景・ねらい 近年の酪農経営では、発酵乾燥...
要約 フリーストール牛舎併設のパドック内で飼料給与をする場合は、給与直後の採食が落ち着 いた頃にパドック内の除ふんをすると、ふんが大量に残っている時間を短くすることができる。飼 料給与場所を牛舎内に変...
要約 資源循環型社会の確立の観点から、プルーンエキス搾り粕は、簡易な密閉保管により保存が容易で、ビタミン類が多く含まれており、NDF含量も高いことから乳牛用飼料としての利用が期待できる。 キーワード 循...
要約 高水分固形状ふん尿やスラリー中の大腸菌は数ヶ月の貯留期間中に概ね検出され なくなる。スラリー中の大腸菌は圃場還元(5t/10a)後の土壌からは 3~5 ヶ月で検出されな くなる。また、消石灰の添加(固形状ふん...
要約 コンクリ-トや鉄骨等の恒久的な材料を使わず、畜産農家自身が手作りでき、低コストな強制通気型堆肥発酵施設。切り返しの必要が無く、作業は積み込みと搬出のみであるが、順調な発酵が進み堆肥の水分を低減...
要約 濾過槽(攪拌及び通気装置付き)に、オガクズを濾過資材として充填し、牛舎尿汚水を濾過するとSS、BOD等の汚濁物質が高率に除去できる。さらに濾液を一週間程度曝気処理することで、臭気を抑制した液肥...
要約 市販の安価な鉄製の釘をセンサープローブに用いた携帯型TLO土壌水分計の接触計測値から、土壌体積含水率の検量線を作成することによって、れき質土壌園地の表層土壌体積含水率を簡単に計測できる。 キーワー...
要約 貯留牛尿の有効利用法確立のため、酪農家102戸の実態調査を行った結果、尿槽容積は平均1.4m3/頭(経産牛)、BODは12,100ppm、アンモニア態窒素(NH4-N)は4,200ppmである。また、ふんへの乳牛新鮮尿...
家族経営に適合した診断指標とインターネットによる農業経営診断システム
要約 家族農業経営に適合した経営診断指標と、類型別の収益性、財務安全性の目安を策定した。また、それらを活用して農業者自らが経営診断や経営改善策の検討を行えるインターネットによる農業経営診断システムを...
要約 氷重量の10%の食塩を均一に混ぜ、ミックス温度を10℃以下にすることにより、オーバーラン30%台の安定したアイスクリームが30分以内に製造可能である。 背景・ねらい 酪農経営の安定を図るため、自家産牛乳や...
要約 乳用育成牛の12か月齢までの体重、体型測尺値の日増加量とヘマトクリット、グルコース、カルシウム、尿素態窒素に有意な相関が認められる。発育不良群では3~6か月齢のヘマトクリット、総蛋白質、アルブミン...