携帯型メタン計を用いた水田からの経路別メタン排出量の迅速評価手法
要約 本手法は、一般的なクローズドチャンバ法に原位置でのメタン濃度測定を組み合わせた水田メタン排出量の迅速評価手法である。従来30分程度を要していた測定を最短4分に短縮するとともに、イネ体を通る経路と...
衛星画像を使ってミャンマーの沿岸部の塩水遡上がモニタリングできる
要約 東南アジアの主要な農業生産地である大型河川のデルタ地帯では、塩水遡上が問題になっている。衛星画像から塩分濃度を直接推定することはできないが、河川水の電気伝導度と濁度との間の強い関係性から、間接...
要約 イネカメムシ成虫の発生状況の把握には、白色粘着トラップをイネの草冠の高さで地面と垂直に設置する方法が有効である。アカスジカスミカメ等の他の斑点米カメムシ類の発生調査に用いられるフェロモンには影...
要約 明治時代初期に関東地方を対象に作成された迅速測図をもとに、土地利用・被覆に関するデータベースを、オープンデータとして公開する。クラウドサー...
水田等の農地の除染作業の効率化が可能なトラクタ装着式表土削り取り機
要約 水田等の表土を幅2mで深さ8cm程度まで削り取ると同時に畝状に集積するトラクタ装着式の表土削り取り機である。農地除染作業で使用される自走式の表土削り取り同時掬い上げ機(スキマー)やパワーショベル等と...
要約 代表的な水田土壌である灰色低地土において、晩秋期から早春期の土壌水分含量を25%以下にすることが、ニホングリ「ぽろたん」の幼木における凍害発生の防止に有効である。 キーワード ニホングリ、土壌水分...
水稲・大豆作における新たな難防除雑草の早期発見・被害軽減総合対策技術
要約 雑草イネの赤米混入被害は、水田での雑草イネの早期発見と総合対策により軽減できる。圃場周辺の帰化アサガオ類は、年3回の適期防除により大豆畑への侵入を防止できる。アレチウリ等の警戒すべき帰化雑草も...
要約 水による土壌攪拌・除去技術によって土壌中の粘土を排出すると空間線量率を30%、土壌中放射性セシウム濃度を60%低減可能で、玄米中放射性セシウム濃度も低減するが、減収する。土壌改良資材(ゼオライト)施用...
要約 水田の表層土壌を水により攪拌(浅代かき)した後、放射性セシウム含有量の高い土壌表層の細粒分を濁水とともに沈砂地へ排出し、濁水を固液分離して放射性セシウムを多量に含有する土壌のみを排除することがで...
雑草イネによる赤米混入被害を軽減するための総合対策チェックリスト
要約 雑草イネによる赤米混入被害を軽減するためには、雑草イネの防除とまん延防止対策を発生地域全体で取り組む必要がある。チェックリストを活用した対策を徹底することにより、雑草イネのまん延を防止して、そ...
サトウキビは窒素多施用条件で栽培しても硝酸態窒素が蓄積されにくい
要約 サトウキビを窒素多施用条件で栽培すると、多くの窒素を蓄積する系統があるが、飼料作物の安全性の観点から設定された許容限界値(0.2%)を越える硝酸態窒素が蓄積する品種・系統はない。 キーワード サト...
土壌施肥管理システムによる「ヒノヒカリ」への有機質肥料施用技術
要約 土壌施肥管理システムを用いた施肥設計を行うことで、有機質肥料を活用した水稲「ヒノヒカリ」の無化学肥料栽培あるいは減化学肥料栽培においても、食味を損なうことなく、慣行と同等、あるいは同等以上の収...
要約 暖地野菜作地帯において、裏作に飼料イネを耕種農家が栽培を行い、畜産農家が持ち寄った飼料作収穫用機械および平均補助率42%の事業により導入した自走式ロールベーラー2台を用い50ha規模で集団収穫すれば、...
要約 「コシヒカリ」との収穫時の作業競合を回避して乾物実収量1t以上を目指す飼料イネの生産技術体系である。作付計画には収穫時期が予測できる「支援ツール」、収穫作業には「ロールキャリア」により作業能率...
春どり収量が高い寒冷地露地普通栽培用アスパラガス「どっとデルチェ」の育成
要約 寒冷地のアスパラガス露地普通栽培に適した新品種「どっとデルチェ」は、ウエルカムに比べて春どりでの収量性に優れる。収穫物は太ものが多く、2L及びL級規格の比率が高い。また、斑点病の発生は従来品種に...
水田畦畔法面管理作業を省力・軽労化するための簡易作業道造成法
要約 急峻傾斜果樹園の狭幅作業道造成用に開発された歩行型管理機は、棚田畦畔法面への作業道造成にも 応用できる。作業道の設置により長大な畦畔法面における草刈り等の作業を軽労化できる。 キーワード 法面管...
要約 グラウンドカバープランツ173種の越冬性、被覆の早さ、永続性などから畦畔、のり面被覆に有望な27種を選定した。特に「ポテンティラ・ノイマンイアナ」、「クリーピングタイム」などが有望であり、現地試験...
要約 水路断面に対して通水阻害面積が小さく、既設水路に簡単に設置する低コストな魚道付き転倒堰は、常時の流速を抑え、水深を大きくするため、魚類の生息環境を改善できる。 キーワード 魚類、生息環境、転倒堰...
要約 水路断面に対して通水阻害面積が小さく、既設水路に簡単に設置する低コストな魚道付き転倒堰は、常時の流速を抑え、水深を大きくするため、魚類の生息環境を改善できる。
要約 雑草発生予測法、2回代かき法、温湯種子消毒法、病虫害発生モニタリング法、水面施用剤の導入により農薬成分の延べ使用回数5回(慣行栽培の25%)以内、総窒素施肥量の30%を有機質肥料で代替する栽培が可能...