要約 桑園への化学肥料代替として年間窒素成分34kg/10a等量の牛糞堆肥の投入によって、10a当たり年間条桑収量3トンを確保し、肥培管理経費が節減できる。 背景・ねらい 西南暖地において安価に入手できる牛糞堆肥...
要約 砂丘地における直播きストックの高品質切り花生産のための施肥かん水方法は、緩効性肥料を用いた全量基肥体系あるいは追肥体系から選択し、かん水量は発芽揃いから発らい期まで1回当たり5l/平方メートルを上...
要約 堆肥の施用により牧草収量の増加、土壌化学性の改善および土壌の経年的な堅密化の緩和が、10年間にわたり認められる。更新時に施用した堆肥1tからの年間窒素供給量は1.0~0.4kg、維持管理段階で連年施用した...
要約 北海道立根釧農業試験場畜産圃場における環境負荷窒素量は、草地では25~32kgN/ha/yrであるが、草地に牛舎等の施設を加えた畜産圃場全体では53kgN/ha/yrに達する。このことは、環境保全上、牛舎等施設の管理...
要約 不耕起移植栽培において、ペースト肥料の側条施肥+肥効調節型肥料の苗箱施肥の組み合わせが、慣行移植栽培の施肥法に最も近い窒素吸収経過を示し、収量も優った。 背景・ねらい 水稲栽培をとりまく情勢は省...
要約 不耕起移植水田作土の孔隙率や窒素肥沃度を調査した結果、継続年数に伴い土壌孔隙率や窒素肥沃度が増加する傾向が見られた。作土表層の変化が大きく、作土深層や次層の変化は小さかった。 背景・ねらい 水稲...
要約 移植時の落水による環境負荷を軽減させるためには、速効性窒素肥料の多施用を避け、落水時期を代かき後3日目以降とすることが必要である。また、稲わらや堆肥の施用及び緩効性肥料の利用も、田面水中のアン...
人工培地素材を用いた夏期地中冷却によるウンシュウミカンのハウス栽培
要約 ウンシュウミカンのハウス栽培で、パーライト+ピートモス9:1混合素材を培地として用い、養水分管理を簡易化する。夏期に地中冷却を行うことにより、加温、収穫時期が前進化し、高品質果実の4月収穫が可能...
要約 水稲の窒素施用量試験の無窒素区及び三要素区の玄米収量、三要素区の窒素施肥量から500kg/10aの収量を得るのに必要な窒素施肥量(Nf)を求める式を策定し、この Nfを肥培管理のための新たな水田生産力...
ナスの灌水同時施肥(養液土耕)による土壌及び作物体中硝酸濃度の適正管理技術
要約 半促成ナスにおける灌水同時施肥(養液土耕)栽培は、生産性の向上を図ることができるとともに、窒素施肥量を削減し、養分の利用率を向上させ、環境負荷を軽減する効率的な施肥管理が可能である。 背景・ね...
要約 亜酸化窒素は、土壌pHが低く、窒素施肥量が多い茶園土壌から多量に生成する。また、亜酸化窒素は硝酸化成反応と脱窒反応から生成し、細菌だけでなく、糸状菌も関与している。 キーワード 亜酸化窒素、土壌...
要約 葉菜類に対してペースト状肥料を株横4cmまたは株直下の、深さ5cmと10cmの二段位置に、畝立マルチと同時に機械により局所施肥する方法は、施肥窒素の利用率が高く減肥できるため環境保全的であり、かつ作業の...
要約 密植桑園の肥培管理資材として、10a当たり豚糞堆肥2tおよび苦土石灰60kgを春肥時に混合して散布し、尿素59kgを春肥時と1回目収穫後に分施すると、慣行施肥並の桑収量が得られ、肥培管理資材費は2割程度とな...
要約 水稲新奨励品種「信交485号」の良質良食味・安定多収栽培のためには、「コイヒメ」の基肥水準よりやや減肥し、密植を避けて倒伏を抑え、幼穂10mm期に穂肥を施用するのがよい。 背景・ねらい 早生・良食味品...
要約 水稲の窒素施用量試験の無窒素区及び三要素区の玄米収量,三要素区の窒素施肥量から500kg/10aの収量を得るのに必要な窒素施肥量(Nf)を求める式を策定し,このNfを肥培管理のための新たな水田生産力指標...
田面水の水質およびトリハロメタン生成能に及ぼす肥培管理の影響
要約 代かき・移植・除草などの土壌撹拌や鶏糞の施用は,田面水の溶存態有機物濃度(DOC)を高め,浄水処理の際の塩素消毒でのトリハロメタンの生成能(THMFP)を高めた。塩化アンモニウム系の肥料および鶏糞の...
コンパクト硝酸イオンメータを用いたキャベツの簡易な栄養診断技術
要約 基肥に緩効性肥料を施用したキャベツ栽培において、結球始期(球径4cm程度)に葉柄基部汁液の硝酸態窒素濃度が、春まき栽培で1,800ppm以上、夏まき年内どり栽培で2,300ppm以上あれば、追肥の必要がない。 ...
要約 葉菜類に対して緩効性肥料を株横4cm、深さ6cmの片側または深さ4cmと8cmの両側に、畝立マルチと同時に機械により局所施肥する方法は、施肥窒素の利用率が高く減肥できるため環境保全的であり、かつ作業の省力...
要約 従来、水田を畑に転換すると土壌が酸化条件下におかれるため、土壌窒素の無機化が促進されると考えられてきた。しかし、培養実験およびポット試験で詳細に調べた結果、多くの水田土壌では畑条件下で土壌窒素...
要約 畑水分条件の土壌溶液中の無機イオン濃度を中空糸を用いて,土層を乱すことなく計測する手法を黒ボク土で検討し,体積水分率が約37%(含水比 約59%)以上であれば本法により土壌溶液濃度が定量できることが明...