要約 砂質浅耕土の転換畑ダイズ作ほ場において、窒素のインプットは根粒窒素固定、アウトプットは子実の収穫に由来する割合がそれぞれ80%以上を占める。また、その窒素収支は負となり、土壌窒素が減少すると試算...
要約 促成ピーマンにおけるリアルタイム診断には、土壌では簡易振とう法のEC、植物体では葉柄汁液中の硝酸イオンを用いるのが適当である。好適な生育を維持するには、簡易振とう法ではECが約0.4~0.8mS/cm、葉柄...
要約 抑制キュウリにおけるリアルタイム診断には、土壌では簡易振とう法のEC、植物体では葉柄汁液中の硝酸イオンを用いるのが適当である。好適な生育を維持するためには、簡易振とう法ではECが約0.3~0.4mS/cm、...
家畜ふん堆肥の利用促進による四万十川流域の河川水中窒素濃度の低減効果
要約 四万十川流域内のA地域では、化成肥料を3割削減し、これに相当する窒素分を家畜ふん堆肥の投入で補うことにより、家畜ふん尿の遊休地への未熟還元を防止し、河川水中窒素濃度を3.4~3.6%ほど低減できると...
要約 非黒ボク土の連用畑圃場での土壌炭素含有率の増減は、土壌群に関わらず、連用当初の土壌炭素含有率の値と有機質資材投入量に大きく左右される。さらに、投入量3t/年以上の場合には副資材の種類に影響される...
要約 有機物(牛糞バーク堆肥3t/10a程度)を施用すると、黒大豆の窒素要求量の多い開花期を中心に無機態窒素の発現量が多く、黒大豆の子実収量は増加する傾向を示す。さらに、無機態窒素を開花期以降長期間供給す...
要約 土壌表面管理の異なる露地のモモ園において、動水勾配法と水収支法により土壌水の流れを測定し、これに土壌溶液濃度を乗ずることで土壌養分の流亡量を把握することができる。窒素、石灰、苦土の年間流亡量は...
リンゴJM台木の接ぎ木挿しにおけるマルチ、腋芽処理、追肥の効果
要約 JM台木を用いた接ぎ木挿し法で、床土の被覆資材に白黒マルチを用い、台木の腋芽かき取り時期を5月下旬、チッソ肥料を6月上旬に施用することにより、生育の優れたリンゴの苗木を生産できる。 キーワード リン...
施肥改善および水管理の適正化によるグライ土水田からの流出負荷軽減対策
要約 浅水代かきや強制落水の防止等の適正な水管理により濁水の流出を軽減できる。さらに、被覆複合肥料の側条施肥による追肥の省略等の施肥改善と組み合わせることで、施肥の省力化が図れるとともに、栄養塩類の...
要約 瀬戸内海産の海砂を「手入れ砂」として使用している割合が高い里浦・大津地域では,土壌pHの高い圃場が多い。砂地畑全体で交換性カリウム含量が不足している圃場が多く,特に川内地域で不足している圃場が...
要約 イチゴのかけ流し式高設栽培で排出される排液中の硝酸態窒素を簡易に処理できる装置を開発した。この装置では、ロックウールキューブを入れた排液処理漕に水田土壌の投入により脱窒菌を着生させ、脱窒に必要...
黒ボク土での夏秋ピーマンのかん水施肥栽培による尻腐れ果低減効果
要約 黒ボク土での夏秋ピーマン「さらら」のかん水施肥栽培は、好適土壌水分値が維持され、尻腐れ果の発生が低減する。また、3~5割減肥しても慣行栽培に比べ肥効が高く、果実収量は慣行栽培を10~15%上回る。 キ...
夏秋ギク「岩の白扇」の葉身汁液窒素栄養診断での最適葉位と診断指標
要約 夏秋ギク「岩の白扇」の葉身汁液による窒素栄養診断には、下位葉(下位6~10葉)が適当である。葉身汁液中の硝酸イオン濃度は、消灯前までは3000~6000ppm程度、それ以降は6000ppm程度を目安に施肥管理を行...
要約 冬春期のニガウリのNFT養液栽培において、養分吸収特性を考慮した処方液を単肥配合で作成することにより慣行肥料コストを約5割削減し10アール当たり10トン以上の収量を得ることができる。 キーワード NFT、...
要約 地力ムラが問題となる大区画圃場に対し、迅速土壌分析で作成した地力マップを空撮による生育量マップで補正して精密な施肥量マップを作成し、それに基づいた可変施肥を実施するシステムである。これにより収...
要約 使用済み養液を系外に排出せず低コストで簡易な養液栽培法‘毛管ポット耕’を開発した。毛管ポット耕は防根透水性の不織布ポットに培土を詰め底面給液方式で作物を栽培するものである。夏秋トマトでは土壌溶液...
要約 近赤外光を用いたセンシング装置によりほ場内の腐植含量を計測し、得られた施肥マップに基づいて全量基肥肥料を可変施肥機で施用することで、収量ムラのない、省力かつ環境保全型の水稲直播栽培を確立した。...
要約 小麦の成熟期や収穫が遅れたり降雨等で圃場条件が悪く、小麦収穫後大豆の適期播種が不能と予想される場合、小麦収穫前に慣行播種量の1.5~2倍の大豆を小麦立毛間に散播し、小麦収穫時に切断麦稈で被覆すると...
要約 ポーラスカップを用いて採取した土壌溶液の分析により、カーネーション栽培期間中の土壌溶液診断が可能である。良好な生育を確保するための土壌溶液中硝酸イオン濃度の基準値は1,000mg/Lである。 キーワード...
種子繁殖型イチゴ「F1エラン」の夏どり安定生産に向けた栽培管理
要約 種子繁殖型イチゴ「F1エラン」の栽培管理は摘葉を老化葉のみとし、わき芽は放任とする。マルチ資材にはワラを用い、摘果を行うと果実品質が向上する。また、緩効性被覆肥料を使用することにより、上物収量は...