簡便なソルガムサイレージの嗜好性評価法の開発とソルガム育種への利用
要約 ソルガムサイレージの嗜好性を簡便に評価するために、評価の基準となる標準品種系統を選定することと、嗅覚による牛の鋭敏な選択行動を観察することで、一対比較法による嗜好性試験の簡易化を図り、ソルガム...
本州高標高地におけるペレニアルライグラス草地による育成牛の短期輪換放牧
要約 本州高標高地(標高1,200m)でジャージー育成牛を用いて短期輪換放牧を行い,ヤツボク,ヤツナミで造成した草地では安定した草地生産が示され,家畜の生産性は500kg/ha前後であった。 背景・ねらい 放牧技術は...
要約 遅播きトウモロコシを利用した自給飼料作付け体系について検討した結果、7月15日までに播種すれば、遅播き専用品種は収穫までに登熟することが確認された。また、輪作するイタリアンライグラスは極短期また...
イタリアンライグラスの刈取時期が消化性、嗜好性、採食・反すう時間に及ぼす影響
要約 イタリアンライグラスサイレージ調製時の生育ステージと養分消化性、嗜好性について調査したところ、耐倒伏性品種の場合、穂ばらみ期から出穂初期が最も優れており、生育が進むにつれ養分消化性、嗜好性とも...
要約 イタリアンライグラスを通常量の2倍で厚播きすることにより、カラクサナズナの生長と着花を抑制できる。また、この場合のイタリアンライグラス中への本雑草混入量は微小であり、それを採食した牛の牛乳にも...
要約 PCR法の利用による胚の段階での性判別について、野外牛を対象に実施したところ、Aランク胚ではバイオプシーによる受胎率の低下はなく、実用性が高いと認められた。 背景・ねらい 分子生物学の発達は、Polime...
要約 単位乾物摂取量当たりの採食・反芻合計咀嚼時間は自由採食量、乳量と負の相関関係にあるが、乳脂率とは正の相関関係にあり、3.5%乳脂率を維持するために必要な粗飼料の物理性を咀嚼行動を指標にして示せば、...
要約 らい小麦のもつ耐寒性や耐肥性などの特性を利用し,小麦作に不適な根釧地区を含む北海道東部地域に導入すれば,700kg/10a以上のわらを収穫でき,酪農地帯のわら不足解消に役立つ可能性がある。 背景・ねら...
オーチャードグラスの2番草成分の品種・個体間差と近赤外分析による推定精度
要約 オーチャードグラスの2番草の、ADF、NDFを分析し、大きな品種間差異がみられた。その試料から近赤外分析用検量線を作成し、精度の高い2番草用検量線を得た。従来の化学分析より迅速に成分分析が可能で、育種...
要約 らい小麦のもつ耐寒性や耐肥性などの特性を利用し,小麦作に不適な根釧地区を含む北海道東部地域に導入すれば,700kg/10a以上のわらを収穫でき,酪農地帯のわら不足解消に役立つ可能性がある。 背景・ねらい 酪...
肉用牛の肥育過程における血中インスリン濃度と屠体形質との関係
要約 肥育牛の血中インスリン濃度は体重の増加に伴って上昇し、黒毛和種では褐毛和種やホルスタイン種より高い。また、血中インスリン濃度は枝肉体組織構成と相関があり、屠体形質の推定指標となる可能性がある。...
要約 肉用牛の生体時における肉質の測定のためにカラースキャニングスコープSR200を用いることにより、ロース芯の脂肪含量を計測することができ、脂肪交雑等の判定が容易にできるようになった。 背景・ねらい 肉...
肉用牛の肥育過程における血中インスリン濃度と屠体形質との関係
要約 肥育牛の血中インスリン濃度は体重の増加に伴って上昇し、黒毛和種では褐毛和種やホルスタイン種より高い。また、血中インスリン濃度は枝肉体組織構成と相関があり、屠体形質の推定指標となる可能性がある。...
要約 出生直後に黒毛和種子牛が人間と同居(非接触的)した時間とその後のハンドリング時の牛の落ち着き度との関係と、刷り込み様現象が見られた子牛の行動から推定すると、牛は生後2~3日目に人間の存在を活発に認...
要約 群落の分光反射係数を測定し、可視光域の反射係数、反射係数比や可視光域および近赤外光域における反射係数の一次微分係数を用いたときギニアグラスの粗蛋白質含量、繊維成分含量との間に高い相関係数が得ら...
要約 群落の分光反射係数を測定し、可視光域の反射係数、反射係数比や可視光域および近赤外光域における反射係数の一次微分係数を用いたときギニアグラスの粗蛋白質含量、繊維成分含量との間に高い相関係数が得...
イタリアンライグラス草地における肉用肥育素牛の冬季放牧育成技術
要約 4カ月齢の黒毛和種去勢雄牛をイタリアンライグラス草地で10月から翌年の5月まで約210日間放牧飼養し、0.76~0.82kgの高い日増体量を得る肉用肥育素牛の冬季放牧育成技術を開発した。 背景・ねらい 従来から...
農業機械銀行方式による担い手の育成と地域的な農地利用体制の形成
要約 現在の地域農業の組織化問題は、(1)受委託の属人的な関係からの組織化と農地の地域的な合理的な利用による(2)属地的な関係からの組織化が求められており、さらにその再調整によって、新たな地域農業生産構造...
粗飼料多給型飼育による「プリンスビーフ」と「さわやかビーフ」生産技術
要約 日本短角種の雄牛と去勢牛に粗飼料を多給して、良質の赤肉を生産する技術を開発した。肥育方法は粗飼料をTDNベースで40%給与し、仕上げ目標は雄牛:20ヵ月、670~750kg、去勢牛:24ヵ月齢、600~680kgとす...
要約 ソルゴー型ソルガムの早生(KCS104)、中生(SG-1A、シュガーグレイス)、晩生(FS902)4品種を用いて出穂初、乳熟、糊熟、完熟各期における乾物収量、サイレージ発酵品質、栄養成分について総合的に検討した結果...