要約 ニュージーランドの子牛生産コストは日本の大規模経営平均の約7分の1であり、コスト格差の主な要因は周年親子放牧に加えて、自然交配、輪換放牧と哺育能力の高い繁殖牛選抜、ケール等を利用した冬季飼養、キ...
トウモロコシ子実主体サイレージ(HMSCおよびCCM)の生産利用技術
要約 普通コンバインで収穫したトウモロコシ子実や芯入り子実を粉砕密封すると良質なハイモイスチャーシェルドコーン(HMSC)やコーンコブミックス(CCM)が調製できる。TDN含量はそれぞれ93、87%で、イアコーンサイ...
要約 牛白血病ウイルスの感受性が高い羊に、凍結融解処理した牛白血病陽性牛の初乳から分離した白血球を接種しても、感染が成立しない。牛白血病ウイルス伝播防止対策の一つとして凍結融解した初乳の使用が有効で...
紫トウモロコシのアントシアニンを含む色素は反芻家畜の酸化防御を向上させる
要約 強い抗酸化活性を示す紫トウモロコシのアントシアニンを含む色素は、給与によって血液の抗酸化酵素および酸化抵抗性を向上させることから、反芻動物向けの機能性飼料として活用できる。 キーワード 乳牛、紫...
要約 紫イネは、良好なサイレージ発酵品質を示し、抗酸化物質のアントシアニンを多く含む。その家畜への給与は抗酸化酵素の活性を上昇させることから、機能性物質の供給源として有効である。 キーワード ウシ、紫...
黒毛和種繁殖雌牛への海藻粉末給与は夏季の発情時運動量の減少を抑制する
要約 黒毛和種繁殖雌牛では夏季に発情中の運動量が減少するが、褐藻由来の海藻粉末を給与することにより発情中の運動量減少を抑制する。 キーワード 牛、黒毛和種、発情周期、海藻粉末、行動量 背景・ねらい 九州...
ウシ乳腺上皮細胞の血管内皮増殖因子発現に及ぼす泌乳関連ホルモンの作用
要約 血管の新生や透過性を亢進する因子である血管内皮増殖因子(VEGF)の発現はウシ乳腺組織では乾乳期よりも泌中乳期に増大する。ウシ乳腺上皮細胞におけるVEGFの発現は泌乳関連ホルモンであるプロラクチン、グ...
要約 ヘミセルロースの成分であるキシランを分解する新しい高度好熱嫌気性細菌を羊ふんから単離した。本細菌はCaldicoprobacter oshimaiと命名され、新科(新種・新属に次ぐ三番目の上位分類)として国際...
口蹄疫ウイルスO/JPN/2000株にはマウスに対する病原性の異なるウイルスが混在する
要約 2000年に日本で分離された口蹄疫ウイルスO/JPN/2000株には培養細胞において著しく小さいプラックを形成するウイルスが存在する。このタイプのウイルスは乳飲みマウスに対する病原性が極めて低い。 キーワ...
要約 離乳期用飼料にサトウキビ抽出物20%含有資材を0.05%添加して離乳豚に給与すると、細胞性免疫増強効果が示唆される。 キーワード サトウキビ抽出物、離乳豚、抗菌性物質、免疫増強 背景・ねらい 畜産物の安全...
要約
要約 短草多回利用メドウフェスク生草のTDN含量はNRCの推定式や酵素分析画分による推定式(OCW式)で推定すると過小評価となる。生草のTDN含量を酸性デタージェントリグニンまたは低消化性繊維から推定するとより...
要約 乳酸菌等を含有する微生物資材を肥育前期配合飼料に0.2%添加して肥育豚に給与すると、細胞性免疫増強効果が示唆される。 キーワード 微生物資材、肥育豚、乳酸菌、細胞性免疫 背景・ねらい 畜産物の安全性に...
要約 子豚期用飼料にサトウキビ抽出物20%含有資材を1%添加して肥育豚に給与すると、細胞性免疫増強効果が認められる。 キーワード サトウキビ抽出物、肥育豚、抗菌性物質、免疫増強 背景・ねらい 畜産物の安全...
要約 NRC2001年版で採用された可消化成分の加算によるTDN推定式は、酵素分析分画に基づく現行式に比べて、オーチャードグラスでは推定精度が低いもののチモシーおよびマメ科牧草については推定精度が高く、北海道...
六フッ化イオウを用いて測定した反すう家畜からのメタン発生量の精度と代謝エネルギー摂取量算出への利用
要約 六フッ化イオウをトレーサーとして利用して測定した反すう家畜からのメタン発生量は、開放型呼吸試験装置により測定した値と有意差がなく、代謝エネルギー摂取量測定にも十分利用できる。 キーワード ウシ、...
日本で分離された口蹄疫ウイルスO/JPN/2000株の動物に対する病原性
要約 口蹄疫ウイルス日本分離株(O/JPN/2000)を種々の偶蹄類動物に接種し、その病原性や水平伝播あるいは接触感染の有無について検討した。本株は豚に典型的な症状を示し、接触感染も起こしたが、反芻動物に対し...
要約 飼料中に存在する動物由来DNAを検出するために、散在性反復配列であるSINEおよびLINEの塩基配列を用いてPCRプライマーを作成した。本方法では飼料中に0.01%肉骨粉が混入した場合でも検出が可能である。 キ...
妊娠末期に牛胎子から血液および羊水・尿膜水を連続的に採取できる
要約 局所麻酔下で妊娠末期胎子にカテーテルを装着することにより、分娩直前まで連続的に胎子血液と羊水・尿膜水が採取できる。比較的長期にわたり測定した胎子血漿中のコルチゾール濃度は、分娩直前に増加する ...
要約 反すう家畜の第一胃(ルーメン)に生息するメタン細菌を一本鎖DNAを用いたSSCP法で解析した。さらに競合的PCR法によりメタン細菌の定量を行った。 キーワード ルーメン、メタン細菌、簡易検出法、動物栄養、...