遺伝子組換えカイコを用いた蛍光色を持つ高機能絹糸の開発とその利用
要約 遺伝子組換えカイコの作出技術を利用して、緑、赤、オレンジ色等の蛍光を持つ絹糸を始めとして、極細の繭糸、細胞接着性を高めた絹糸を作る実用系統を育成した。次いで、導入した遺伝子産物の性質を残したま...
要約 1755個のBACマーカーをマップした高密度BACマーカー連鎖地図を作成した。BACクローン約8万個のフィンガープリントからBACコンティグを作成し、BACマーカーを用いて連鎖地図に貼付け、染色体の76%をBACクロー...
要約 短葉性を示すネギの新品種「砺波No.5」及び「砺波No.9」を育成した。両品種はいずれも葉身が短く、葉鞘の太さを確保しやすく、辛みが少なくて葉鞘・葉身ともにやわらかく良食味である。 キーワード ネギ、新...
要約 カイコBACクローン約8万の両末端塩基配列解析した。その情報を元にカイコ品種p50TとC108T間で検出した一塩基多型(SNP)を利用し、BACをマーカーとした高密度のSNP連鎖地図を構築した。 キーワード カイコ、...
要約 カイコ2型濃核病ウイルスに対する抵抗性遺伝子(nsd-2)を、カイコゲノム情報を用いて単離した。抵抗性カイコと感受性カイコでの候補遺伝子の塩基配列の比較により、中腸で発現している膜タンパク...
要約 クワの葉がカイコ以外の昆虫に対して強い毒性と耐虫性を持つことと、その原因がクワの葉から滲出する白い乳液に高濃度で含まれる糖代謝の阻害剤として知られる3種の糖類似アルカロイド物質や高分子物質など...
要約 易にゲル化や乳化する天然高分子セリシンと、紫外線遮蔽効果や抗酸化性、抗菌性を示すフラボノイドを同時に分泌するセリシン蚕品種を交雑育種法により開発した。 背景・ねらい 近年、セリシンは生体適合性な...
要約 蚕品種「セリシンホープ」より得られる未変性セリシンを原料とし、セリシンのみからなり、弾力性と成形性を有するハイドロゲルを作製した。セリシンハイドロゲルは、組織再生や創傷治癒への応用が期待できる...
要約 施設栽培コマツナにおいて、UVカットフィルム、防虫ネットおよび太陽熱処理を用いた物理的防除体系によって虫害を大幅に軽減できる。品種により軟弱徒長となる傾向があるが、品種選定により品質の確保は可能...
桑新芽は血糖値改善物質1-デオキシノジリマイシンを高含有する
要約 桑葉に存在する血糖値改善物質として知られる1-デオキシノジリマイシン(DNJ)は新芽に最も多く含まれる。新芽を利用することで従来製品に対し、DNJをおよそ5倍含有する桑葉商品の開発が期待できる。 キーワー...
要約 緯糸に嵩高性のあるネットロウシルクを用いて、デニム用織物を作出した。斜文織りを採用することにより、デニム地裏面(皮膚との接触面)にシルクを配置させた結果、保温性等シルクの機能性をより効果的に発...
カイコの突然変異第一白卵とキヌレニン酸化酵素遺伝子を利用した新規マーカー
要約 カイコの突然変異第一白卵にキヌレニン酸化酵素遺伝子を導入することにより、幼虫の皮膚や単眼並びに蛾の複眼、卵色などが茶褐色になる。そのため、この系は組換えカイコをスクリーニングするためのホストと...
要約 カイコ受精卵を2カ年保存する方法を開発した。産卵後の高温保護を60日間行った後、20日と短期間で-2.5℃に移行させて370日間貯蔵する。その後、5℃に90日保護し、中間手入れ(10~15℃、9日間)を行い、0℃に12...
耐虫性遺伝子組換えトウモロコシの花粉に含まれる Btトキシンの生物検定法
要約 ヤマトシジミは,Btトキシン(Cry1Ab)遺伝子を組換えたトウモロコシの花粉に対して感受性が高く,Bt花粉の非標的鱗翅目昆虫への毒性を推定するのに適している。検定品種の花粉密度を変えて生葉片上に載せ,...
要約 カイコの産生する抗菌性ペプチド・セクロピンBの遺伝子を導入した形質転換イネは同ペプチドを効率的に分泌し、イネ白葉枯病菌やかさ枯病菌に対して強い抵抗性を示す。 背景・ねらい 最近、カイコ等の昆虫か...
要約 害虫の生物的防除に用いる天敵ウイルスを増殖するため、モンシロドクガの蛹卵巣および脂肪体より7株、またモンシロチョウの蛹卵巣より2株の培養細胞系を樹立した。 背景・ねらい
天敵ウイルスを利用し...
要約 桑農林20号「なつのぼり」は、「一ノ瀬」に育成系統「No.3001」を交雑して育成された。枝条の先枯れが少なく、直立性で条径も細く、伐採後の再生長が旺盛であることから、温暖地における密植栽培による機械...
太繊度蚕品種「さきがけ」の利用−古代絹をモチーフにした「福知山シルク」−
要約 「さきがけ」は最大繭糸繊度が6.0dを超え、平均でも4.5d前後の太繊度蚕品種である。素材としての繭糸繊度特性を生かし、古墳時代前期の前方後円墳から出土した古代絹をモチーフとして平絹を開発・製織し、...
要約 「青白×200」は、群馬県蚕業試験場が育成した中国種「200」と緑黄繭日本種「青白」との日中一代交雑種である。飼育経過は「ぐんま×200」に比べやや短く、繭は、俵形や浅縊俵形の薄緑黄色の繭を作る。繭重や...
要約 本蚕品種は、群馬県蚕業試験場が育成した日本種「ぐんま」と黄繭中国種「支125号」との日中一代交雑種である。飼育経過は稚蚕、壮蚕ともにやや短く、膿病にやや抵抗性があり、単繭重は1.85g内外、生糸量歩合...