要約 国内外で栽培される主要なイグサ品種間において、多型の認められたISSR-PCR増幅産物の塩基配列を決定し、「ひのみどり」「せとなみ」「筑後みどり」特異的ISSR-STSマーカーを開発した。これらのマーカーは植...
大果で早生の完全甘ガキの新品種「貴秋(きしゅう)」(カキ安芸津15号)
要約 新品種「貴秋」は「伊豆」に「安芸津5号」(「富有」×「興津16号」)を交雑して育成した早生の完全甘ガキである。果実成熟期は「伊豆」と「松本早生富有」の中間で、大果である。 キーワード カキ、完全甘...
要約 カーネーション萎凋細菌病抵抗性の幼苗期における早期選抜に有効なRAPDマーカーWG44-1043を見いだし、STS化したDNAマーカーを開発した。 キーワード カーネーション、DNAマーカー、萎凋細菌病抵抗性、RAPD、...
要約 6月中旬植の「コシヒカリ」の食味と同程度以上を維持するための登熟温度を食味からみた登熟適温とすると、食味が最も安定して優れる登熟適温は「コシヒカリ」と「ヒノヒカリ」ともに25℃前後である。 キーワ...
ピーマンにおけるPMMoV抵抗性遺伝子(L4)に連鎖したSCARマーカー
要約 トウガラシDNAを20merのプライマーセット(AP-7/8)でPCRをすると、PMMoV抵抗性のL4遺伝子と密に連鎖したDNA断片(WA31-1500S)が増幅される。このDNA断片はL4遺伝子を有するPMMoV抵抗性個体選抜のDNAマーカー...
稲発酵粗飼料に調製した「クサユタカ」の牛用飼料としての栄養価
要約 「クサユタカ」を糊熟期または黄熟期に収穫した稲発酵粗飼料は、チモシー乾草と同等のエネルギー価を有する。また、この稲発酵粗飼料はチモシー乾草と同程度の物理性があるものの、糊熟期に比べ黄熟期で咀嚼...
要約 新品種「甘秋」(カキ安芸津14号)は「新秋」に「18-4(富有×興津16号)」を交雑して育成した早生の完全甘ガキである。果実成熟期は「伊豆」と「松本早生富有」の中間で、食味は良好である。汚損果の発生が多い...
幼苗検定による低硝酸態窒素濃度のイタリアンライグラス系統の作出
要約 幼苗時の硝酸態窒素濃度に基づいて表現型循環選抜を繰り返すことにより、低硝酸態窒素濃度のイタリアンライグラス集団が作出できる。市販イタリアンライグラス品種の硝酸態窒素濃度には品種間差が存在し、作...
ピーマンにおけるPMMoV抵抗性遺伝子(L4)に連鎖したDNAマーカー
要約 塩基配列が5'-AAGGCGCGAACG-3'のプライマーを用いてトウガラシDNAをPCRすると、PMMoV抵抗性のL4遺伝子と連鎖したDNA断片(WA31-1500)が増幅される。このDNA断片はL4遺伝子を有するPMMoV抵抗性個体選抜のDNA...
要約 家計消費・業務用需要の双方において,「赤系」トマトの利用増を中心とするトマト需要の多様化が進展している。これに対する国内対応の遅れが,トマト輸入増大をもたらす一因となっている。 背景・ねらい 野...
要約 センリョウの種子を2・4-D添加のMS培地で培養すると、カルスおよび不定胚が形成される。この不定胚をBAP添加のMS培地で培養すると、植物体が再生する。この植物体は通常の方法で順化すると、開花・結実する...
要約 カキ新品種「早秋」は「伊豆」に「109-27」(「興津2号」×「興津 17 号」)を交雑して育成した早生の完全甘ガキである。果実成熟期は「西村早生」とほぼ同時期で、食味良好である。 背景・ねらい 甘ガキ...
要約 ばれいしょ「北海83号」は、強度のそうか病抵抗性を示し、そうか病発生地帯でも栽培可能な生食用ばれいしょである。いもは楕円体でラセット皮を有し、粒揃いが良い。目が浅く、変色が少ないので一次加工に適...
要約 イチゴ新品種「サンチーゴ」は、炭そ病抵抗性を持ち、大果で収量が多く、果実品質が極めて優れた促成栽培用品種である。果実は、食味が良好で、ビタミンC含量が高く、「女峰」に匹敵する硬度を持ち、整った...
イチゴ果実中のビタミンC含量とその収穫期間を通じた安定性の品種間差異
要約 イチゴ果実中のビタミンC含量の収穫期間を通じた平均値は、品種により22.1~114.4mg/100gの範囲に分布し、収穫期間を通じた安定性には幅広い品種間差がみられる。ビタミンC含量と全糖含量及び全糖中のスクロ...
イチゴ新品種「さちのか」・「さがほのか」の促成栽培における花芽分化特性
要約 イチゴの短日夜冷処理によって新品種「さがほのか」は「とよのか」より花芽分化が早く、安定しており、「さちのか」は「とよのか」より花芽分化が遅い。また、普通育苗における花芽分化期は、「さがほのか」...
イチゴ新品種「さちのか」・「さがほのか」の促成栽培における収量特性
要約 イチゴの促成栽培において、新品種「さがほのか」は「とよのか」よりも、上物率が高く、1果重も重く、2月以降の収量が多い。また、「さちのか」の収量は「とよのか」よりもやや少ないが、果形の乱れは少ない...
要約 葯培養により、大吟醸用酒米新品種候補「広系酒29号」を育成した。「山田錦」よりも5日程度早生で、短稈化して耐倒伏性を強化した。県内の内陸冷涼~温暖地帯に適する。品質・醸造特性は「山田錦」に類似し...
イチゴ新品種「さちのか」、「さがほのか」の促成栽培における果実品質特性
要約 イチゴ果実の果皮色は「さちのか」が濃く、「さがほのか」は「とよのか」と同程度である。糖度は「さちのか」と「さがほのか」は収穫初期に高いが、「さがほのか」は2月に低下し、春期に高くなる。果実硬度...
直播水稲個体群の異なる苗立密度における収量調節機能とその品種比較
要約 直播栽培の苗立密度に対する水稲個体群の収量の調節様式は,品種の草型により異なる.低密度領域における穂数の調節の違いは,低節位の分げつの発生の差に由来する。一穂籾数は穂数に応じて補助的に調節され...